| Name | Dialogue |
| 話してるうちに… | scene1 |
| ヴェイグ | クレアァァァ! |
| ティトレイ | おっ、出たな!やっぱりこれを聞かねえと、お前って感じがしねえよな |
| ヴェイグ | オレはクレアを探しているだけだ |
| ティトレイ | クレアさんは買い物に出てるだけだろ?心配し過ぎだぜ、まったく… |
| ヴェイグ | …しかし、出かけた先でまた連れ去られてしまうかもしれない |
| ヴェイグ | そうしたら、オレは…! |
| ティトレイ | その気持ち、わからなくないぜ |
| ティトレイ | お前にとってのクレアさんは、おれにとっての姉貴みたいなもんだからな |
| ヴェイグ | お前の姉…セレーナさんだったな。そういえばクレアとセレーナさんは一緒に出掛けると言っていたような… |
| ティトレイ | ああ、だから大丈夫だ。クレアさんと姉貴なら、無事に… |
| ティトレイ | 無事に…帰ってくるよな? |
| ヴェイグ&ティトレイ | … |
| ティトレイ | なんだよおい、話してるうちに心配になって来たじゃねえか… |
| ティトレイ | こうしている間にも、姉貴は魔物に襲われちまってるかもしれねえ |
| ヴェイグ | …クレア…!! |
| ティトレイ | …こうしちゃいられねえ!おい、ヴェイグ!姉貴達を追うぞ! |
| 話してるうちに… | scene2 |
| ティトレイ | くそ、魔物が邪魔しやがる!姉貴ッ!クレアさんっ! |
| ヴェイグ | 待て、ティトレイ! |
| ティトレイ | 止めるな、ヴェイグ!こうしている間にも、姉貴は…!! |
| ヴェイグ | いや、もう帰ってきている |
| ティトレイ | へ? |
| ヴェイグ | 帰ってきている、と言ったんだ。…魔物にも会わなかったそうだ |
| ティトレイ | は、ははははは!そうだよな!いつも買い物に行ってるもんな!無事に決まってるよな! |
| ティトレイ | あ、あはははははは! |
| ヴェイグ | …… |
| カンが足りない | scene1 |
| ヴェイグ | … |
| ティトレイ | 今日はヴェイグが食事当番か。何を作ってるんだ? |
| ヴェイグ | 新しいレシピを手に入れたから、試しに作っているんだが…今一つ自信がない |
| ティトレイ | じゃあおれが味見してやるよ。どれどれ… |
| ティトレイ | あー、こりゃ駄目だ。全然味がしねえ。星一つだぜ |
| ヴェイグ | ふむ…ならこれでどうだ? |
| ティトレイ | うーん…今度は塩辛くなったな。こいつは星二つ半だ |
| ヴェイグ | だったら…これは? |
| ティトレイ | 味がごちゃごちゃして、何だかわからなくなっちまったぞ。星二つだな |
| ティトレイ | こう言っちゃ何だが、ヴェイグにはカンってヤツが足りないのかもな |
| ヴェイグ | カン… |
| ティトレイ | 何だよ、駄目出しされたのが不満か? |
| ヴェイグ | そうではないが…オレではなく、ティトレイの味覚に問題があるとは考えられないか? |
| ティトレイ | おれが味覚オンチだってのか?おれは料理が得意なんだぜ?そんなワケあるかよ |
| ティトレイ | このおれの料理魂が本物だって事、この拳で証明してやるぜ! |
| ヴェイグ | …? |
| ティトレイ | …どうかしたか、ヴェイグ。まだ味付けで悩んでるのか? |
| ヴェイグ | そうじゃない。魔物の気配を…感じないか? |
| ティトレイ | 魔物だ?そんなの… |
| | ガルルルル! |
| ティトレイ | うお、本当に出やがった! |
| カンが足りない | scene2 |
| ティトレイ | はあ…はあ…結構骨のある魔物だったな。汗びっしょりだぜ |
| ティトレイ | こう、魔物ばっかだと料理でもめるのなんかバカらしくなるな |
| ヴェイグ | …そうだな |
| ティトレイ | はあ。何だか腹が減っちまったよ。何か食う物持ってねえか? |
| ヴェイグ | あいにく、さっきの練習で、食材をほとんど使ってしまった |
| ヴェイグ | 今作れるのはおにぎりくらいしか… |
| ティトレイ | それでいいぜ!作ってくれるか? |
| ヴェイグ | …ああ |
| | ぎゅっ、ぎゅっ |
| ヴェイグ | …できた |
| ティトレイ | おっ!いただきまーす! |
| | もぐ…もぐ… |
| ティトレイ | うん、うまい!塩加減が絶妙だな!こういうのを食いたかったんだよ! |
| ティトレイ | さっきのカンの話は訂正するぜ。ヴェイグは料理のセンスがある! |
| ティトレイ | これなら星四つだぜ! |
| ヴェイグ | …そうか。それはよかった |