| Name | Dialogue |
| おなかぽっこり | scene1 |
| エリーゼ | ぱくっ、もぐもぐ… |
| エリーゼ | ん…ごちそうさま… |
| エリーゼ | ふう…今日の分のおやつ…もうなくなっちゃいました… |
| ティポ | ほんとだー。少なすぎーこれじゃあまるでチュンチュンのエサだよー |
| エリーゼ | おやつを食べ過ぎると、ご飯が食べられなくなるから…がまん…しないと… |
| ティポ | そんな事言って。本当はもっと食べたいって思ってるくせにー |
| エリーゼ | そ、そんな…わたし、そんな事思ってません… |
| ティポ | 最近お腹も出てきたしねーこれはエリーもダイエットしなくちゃかなー |
| エリーゼ | で、出てません!お腹が出てるのはティポの方じゃないですか! |
| ティポ | ぼくはいいんだよーこれがチャームポイントなんだから |
| ティポ | エリーはたくさん食べまくってお腹がぽっこりでかわいいぼくみたいになりたいんだよねー |
| エリーゼ | ち、違います。そんな事…ありません… |
| エリーゼ | …決めました。わたし、ダイエットします |
| ティポ | どうやって? |
| エリーゼ | やっぱり身体を動かすのが一番ですよね |
| エリーゼ | だったら魔物とたくさん戦えば…! |
| ティポ | 魔物と戦うの!?怖ー! |
| エリーゼ | それでも行くんです!ダイエットのためですから! |
| おなかぽっこり | scene2 |
| エリーゼ | だいぶ身体を動かしましたけど…効果は出たでしょうか |
| ティポ | まだまだ、やせるためには時間がかかりそうだねー |
| エリーゼ | だったらわたし、明日からおやつもやめます |
| エリーゼ | それで…ご飯も少しだけにして… |
| ティポ | いいの?さっきからお腹がぐーぐーなってるよー? |
| エリーゼ | うう…でも、ここはがまん、です…… |
| ティポ | あー、おなかすいたなー |
| ティポ | おやつもいいけど晩御飯はまだかなー |
| ティポ | 今日はミートソースだってジュード君言ってたっけなー |
| ティポ | エリーはダイエットするからぼくが全部食べちゃうねー |
| エリーゼ | だ、だめ…!全部はだめっ |
| エリーゼ | せめて…半分こ…! |
| ティポ | オッケー!じゃあ仲よく半分こだねー。さーご飯ご飯♪ |
| エリーゼ | はい、晩御飯楽しみですね! |
| ピンキストへの道 | scene1 |
| エリーゼ | ジュード。お願いがあります |
| ジュード | 何?僕にできる事なら、力になるよ |
| エリーゼ | わたし…ピンキスト道を、究めたいんです |
| ジュード | ピ、ピンキスト道? |
| エリーゼ | ピンク好きの者が、最後に到達するといわれる境地です |
| ジュード | そ、そうなんだ…それで僕は、何をすればいいの? |
| エリーゼ | 実は数日前に、この近くの山で全身をピンクにまとった女の人を見たという情報があって… |
| ジュード | 全身ピンク… |
| エリーゼ | はい!ピンキストを志す者の中では「ピンクの精霊」という通称で、とても有名な人なんです |
| エリーゼ | 人一倍ピンクが似合っていて、何より、その合わせ方がとっても素敵らしいんです |
| ジュード | へえ…そうなんだ |
| エリーゼ | わたし、まだ会ったことがないので、ぜひ会ってみたくて…一緒に探してくれますか? |
| ジュード | この近くの山か…あそこは魔物が多いって話だけど… |
| エリーゼ | 危険なのはわかっています…そもそも既に山を下りられてもういないかもしれないんですが… |
| エリーゼ | でも…会いたいんです! |
| ジュード | うーん…… |
| ジュード | わかったよ。力になるって約束したしね。それじゃ、さっそく出発しようか |
| エリーゼ | はい!ありがとうございます。さっそく、行きましょう |
| ピンキストへの道 | scene2 |
| エリーゼ | ピンクの精霊…結局いませんでしたね… |
| ジュード | うん…結局いたのは、魔物ばかりだったね |
| エリーゼ | もうこの山を下りてどこかへ行かれたのでしょうか… |
| ジュード | どうだろうね…あの山は魔物も多いし、安全な場所に移動したんじゃないかな |
| ジュード | ん?こんなところに、新聞が落ちてるよ |
| ジュード | … |
| ジュード | 「ウィンドル王国の姫君 エステリーゼ・シデス・ ヒュラッセイン…」 |
| ジュード | へえ…このお姫様、髪も着ている服も、ピンクなんだってさ |
| エリーゼ | 本当ですか…? |
| ジュード | もしかして、ピンクの精霊はこのお姫様の事だったりしてね |
| エリーゼ | そうかもしれません…いえ、きっとそうです。こんなにも、ピンクが似合うなんて… |
| エリーゼ | エステリーゼさん…。一度、会ってみたいです! |
| ジュード | 縁があれば、そのうちに、会えるかもしれないね |
| エリーゼ | はい!それまでにお会いしても恥ずかしくないようなピンキストを目指さないと…! |
| ジュード | が…頑張ってね… |