| Name | Dialogue |
| 頼れるキャプテン | scene1 |
| ジェイ | ふぅ… |
| ジェイ | 目的の情報も無事手に入りましたし |
| ジェイ | あとはこれを手紙に書いて、みんなに届けてもらえば完了、と |
| ジェイ | 今回の報酬は、なかなか高額だしみんなにお土産でも買っていこうかな |
| ジェイ | このあたりだと…確か、港が近かったですね |
| ジェイ | みんなが好きなホタテがあるといいけど… |
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| ジェイ | 随分と活気のない魚市場ですね… |
| 漁師 | ん?坊主、おつかいか? |
| ジェイ | 坊主でも、おつかいでもありません。子ども扱いしないでください |
| 漁師 | はっはっは!わりぃわりぃ! |
| ジェイ | ここは随分と静かな港なんですね |
| 漁師 | それがな…。ここ最近シケ続きでよ。魚も貝も全然獲れねぇんだ。まったく、商売あがったりだぜ! |
| ジェイ | 貝も獲れない… |
| ジェイ | じゃあ、ホタテもないんですか? |
| 漁師 | あー。ホタテも前に売り切れてそれっきりだな |
| 漁師 | もう少ししたらシケも収まるだろうし、それまでは勘弁な! |
| ジェイ | そうですか…。わかりました |
| ジェイ | 残念ですが、またその時にでも来ます |
| 漁師 | おう、よろしくな! |
| ジェイ | 獲れないんじゃ仕方ないか…。ホタテの代わりに、何か別のものを… |
| ??? | ふふふ、お困りのようですね! |
| ジェイ | チャットさん?あなたも港に来ていたんですね |
| チャット | ボクだって港に立ち寄りますよ。ところでジェイさん。目的のものが買えなかったようですが… |
| ジェイ | ええ、シケで漁に支障が出ているみたいなんです |
| チャット | ふむ…。ここ数日の海は荒れ気味ですからね |
| チャット | 普通の船なら漁に出るなんてまず無理でしょうね。「普通の船」なら! |
| ジェイ | そうなんですか。さすがチャットさん。海の情報には詳しいですね |
| チャット | 当然です。大海賊アイフリードの子孫ですからね!海の事など何でもお見通しですよ! |
| チャット | それに漁師が使っている船は運用するのに、天候にかなり左右されますが… |
| チャット | ボクのバンエルティア号であれば、少しくらいのシケなんてまったく問題ありませんから! |
| ジェイ | はぁ… |
| ジェイ | 何だかそわそわしてるとは思いましたが… |
| ジェイ | バンエルティア号のすごさを自慢したかったんですね |
| チャット | そ、そうは言ってません! |
| チャット | ですが、今回は特別にボクがホタテが獲れる場所まで連れて行って差し上げます! |
| ジェイ | え?いいんですか? |
| チャット | もちろんです。ジェイさんはホタテが必要なんですよね? |
| ジェイ | ええ、まぁ |
| チャット | 困っている人を助けるのも大海賊としての大事な役目です! |
| チャット | それに、ジェイさんはボクにとって大事な子分の一人ですからね! |
| ジェイ | ちょっと待ってください!いつぼくが子分になったんですか |
| チャット | それでは、さっそく行きましょうか!ボクの事はきちんとキャプテン、と呼ぶようにお願いしますね! |
| ジェイ | き、聞いていない… |
| ジェイ | まぁ、ありがたくご好意に甘えるとしようかな |
| 頼れるキャプテン | scene2 |
| ジェイ | ふぅ…これだけたくさんあったらみんなよろこんでくれるかな? |
| チャット | ずいぶん獲れたみたいですね |
| ジェイ | ええ、助かりました。ありがとうございます、チャットさん |
| チャット | いえ。キャプテンとして当然の事をしたまでです |
| チャット | ジェイさんはボクの子分ですから! |
| ジェイ | まだ言ってるんですか… |
| チャット | では帰りましょうか。家の近くまでお送りしますよ |
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| ジェイ | 色々ありがとうございました。助かりましたよ |
| チャット | いえいえ。また何かあったら── |
| ??? | あっ!ジェイだキュ! |
| チャット | ひっ…! |
| キュッポ | おかえりなさいだキュ! |
| キュッポ | 怪我はないキュ? |
| ポッポ | お腹すいてないキュ? |
| ジェイ | ただいま、みんな。何事もなく調査も終わったよ |
| ジェイ | それにほら、お土産もあるんだ。このホタテを獲るのを、チャットさんが手伝ってくれたんだよ |
| キュッポ | キュ!ありがとうだキュ! |
| ピッポ | チャットさんはいい人だキュ! |
| ポッポ | お礼に、おもてなしをするキュ!モフモフダンスも踊っちゃうキュ~♪ |
| チャット | いいいい、いいです!お気遣いなく!あなた方が動いたらボクの服に毛がつきますから! |
| ピッポ | 村を案内するキュ! |
| チャット | 本当にいいですってば!遠慮しますって言ってるじゃないですかぁ! |
| チャット | やめ…やめてくださ…う… |
| チャット | う…うわぁぁぁああん!! |
| キュッポ | あっ!待って欲しいキュ! |
| チャット | こ、来ないでくださいーー!!ボクは毛一本たりとも船に持ち込みたくないんですっ! |
| ジェイ | …ああ、そういえば毛の生えた動物が苦手なんでしたっけ… |
| ジェイ | しかしここまでとは…。なかなか興味深いですね |
| チャット | こ、来ないでってばぁ!うわーん、だから、ボクの目の前で踊らないでぇええーーー!! |
| ジェイ | …せっかくだから、もう少し観察しておこうかな |
| ジェイ | もしかしたら、いい情報が手に入るかもしれないしね |
| 負けませんよ | scene1 |
| ??? | オゥ!勝負じゃあ!! |
| ジェイ | …あの無駄に大きくてイラッと来る声は… |
| セネル | だから、やらないって言ってるだろ |
| モーゼス | なんじゃ、ワイに負けるのが怖くて逃げるんか? |
| セネル | …そうじゃない。これから── |
| ジェイ | うるさいですよ、モーゼスさん。遠くまで下品な声が響いてます |
| ジェイ | このあたりに住む人達の迷惑を考えてください |
| モーゼス | オゥ!ジェー坊!今からセの字と勝負しようと思っての! |
| ジェイ | 聞こえてたので知ってます |
| ジェイ | ただでさえ野蛮な格好で怪しいんですから、少しは大人しく出来ないんですか? |
| モーゼス | 人の一張羅に文句をつけるとはいい度胸じゃの、ジェー坊! |
| モーゼス | …ああ、ほーか。ワイらの勝負に混ぜて欲しいんじゃな!? |
| ジェイ | は? |
| モーゼス | わざわざここまで来て話しかけてきたんじゃ。混ざりたいっちゅう意味じゃろ? |
| セネル | ん、そうなのか?ジェイ |
| ジェイ | 違います!自分の都合のいいように解釈しないでください |
| モーゼス | まぁ、ジェー坊じゃワイらには勝てんじゃろうしな~ |
| モーゼス | 受けん方が賢明じゃな! |
| ジェイ | モーゼスさんにそこまで言い切られるとさすがに腹が立ちますね… |
| ジェイ | ぼくがお二人に負けるわけがないでしょう |
| ジェイ | …いいでしょう。受けて立ちますよ |
| モーゼス | よーし!よぉ言った! |
| セネル | …やっぱり俺も参加決定なのか… |
| モーゼス | さて、何で勝負するかの? |
| セネル | …そうだ! |
| セネル | 最近、この近くで田畑を荒らしたり人を襲ったりする魔物の群れが出没するそうだ |
| セネル | 俺が討伐を頼まれて、今から向かうところだったんだが… |
| セネル | そいつらを一番多く倒した奴が勝ち、でどうだ? |
| モーゼス | おっ!ちょうどええのぉ! |
| ジェイ | ええ、問題ありません |
| セネル | 決まりだな。それじゃ、行くぞ |
| モーゼス | ヒョォォオオオ!! |
| 負けませんよ | scene2 |
| ジェイ | せぃっ!12匹目! |
| ジェイ | !! |
| ジェイ | 最後の1匹!逃がしませんよ! |
| ジェイ | はぁっ! |
| セネル | くらえ! |
| モーゼス | そりゃあっ! |
| | ギャァァァアアア!!! |
| ジェイ | …終わりましたね |
| モーゼス | 歯ごたえのない奴らじゃったの~ |
| モーゼス | 最後の奴なんぞ、ワイの一撃で一発じゃ! |
| ジェイ | モーゼスさんの目は節穴ですか。最後の魔物を倒したのはぼくです |
| モーゼス | いんや、トドメを刺したのはワイじゃ! |
| セネル | 二人には悪いが、俺だったと思うぞ |
| ジェイ | ぼくです |
| モーゼス | ワイじゃ! |
| セネル | …お前ら、最後の奴を除いたら何匹倒した? |
| ジェイ | 12匹です |
| モーゼス | 12じゃ |
| セネル | 俺も12だ |
| モーゼス | むむむ…やっぱり最後のはワイが── |
| ジェイ | ぼくですね |
| セネル | …らちがあかないな |
| セネル | とりあえず、街へ報告に行こう |
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| 街の人 | こんなに早く退治してもらえるとは思いませんでした! |
| 街の人 | これで安心して生活できます…! |
| 街の人 | ありがとうございます、ありがとうございます! |
| セネル | また何かあったら言ってくれ。出来る限り力になる |
| 街の人 | はい!よろしくお願いします…! |
| モーゼス | …エライ感謝っぷりじゃったのぅ |
| ジェイ | それだけあの魔物達に困っていたんでしょうね |
| モーゼス | …あー…。今回は誰が勝ちとかはやめとくかの |
| セネル | そうだな |
| ジェイ | そうですね |
| モーゼス | じゃが、次は負けんからな! |
| ジェイ | ふふっ…それはこっちの台詞です! |