| Name | Dialogue |
| 最恐!お化け屋敷決定戦 | |
| アスベル | ふぅ…こんなものかな |
| ジュディス | お客さんを驚かせそうな仕掛けは出来たかしら? |
| アスベル | ああ。昔、ヒューバートに仕掛けたイタズラを参考にしたんだ |
| アスベル | 首筋に垂れる水滴に、突然出て来る怪物の顔…どれも上手く出来たと思う |
| ジュディス | 『最恐!お化け屋敷決定戦』で優勝出来るわね |
| アスベル | ああ!…と言いたいところだけど手強そうな参加者も大勢いるしそう簡単にはいかないかもな |
| アスベル | お化け屋敷は今回のハロウィンの目玉だから、みんな気合いが入ってるんだ |
| ジュディス | あら、このメンバーなら勝てると思っているわよ? |
| アスベル | 勿論、俺も信じてるよ。だけど時間が許す限り最善を尽くそうと思うんだ |
| ジュディス | ふふ、なるほどね |
| アルフェン | アスベルの言う通りだな。俺ももう少し調整しよう |
| すず | いえ、あのぐらいでいいかと… |
| アスベル | アルフェンに、すず。二人共お疲れ様。仕掛け作りは上手くいったか? |
| アルフェン | ああ。俺はゆらゆらと燃える火の玉を作ったんだ |
| アルフェン | 少し作りすぎてお化け屋敷にしては明るくなってしまったかもしれないが |
| すず | たくさんの人魂が浮いているみたいでいいと思います |
| アルフェン | ありがとう。アスベルとジュディスもよかったら一度見てくれないか |
| アスベル | ああ。後で、みんなで一通り見て回ろう |
| アスベル | すずは、どんな仕掛けを作ったんだ? |
| すず | ありきたりな仕掛けですが… |
| すず | 隠し扉に回転床、落とし穴に、矢の降る通路… |
| すず | 勿論、怪我をしないよう、柔らかい矢を使用しています |
| ジュディス | 忍者ならではという感じね |
| すず | 家屋内の仕掛けで来訪者を驚かせるといえばこれだと思ったのですが… |
| すず | 今思うと、お化けという主題には沿っていないかもしれません… |
| アスベル | それはそれで楽しそうだしいいんじゃないかな |
| アスベル | …そういえば、ジュディスはどんな仕掛けを作ったんだ? |
| ジュディス | うふふ、私のは単純な仕掛けよ |
| ジュディス | 一見、何もなさそうな空間だけどよく見ると顔が浮かび上がっていたりどこからか苦しそうな声が聞こえたり |
| アスベル | それは… |
| アルフェン | 確かに怖いな |
| すず | 背筋がぞっとしますね |
| アスベル | …みんなの仕掛けを組み合わせたらもっと面白い仕掛けが作れそうだな。まだ時間もあるし、作ってみないか? |
| アスベル | うめき声が聞こえると思ったら隠し扉があって、火の玉が飛び出してくるとか |
| アルフェン | 派手な上に、不気味さもあっていいな。やってみよう! |
| すず | でしたら、今ある仕掛けに意見を出しあってもう一工夫するのはいかがでしょう |
| すず | 私の仕掛けもお化け屋敷らしくなるかもしれません |
| ジュディス | いいわね。やる価値はあると思うわ |
| アスベル | それじゃあ、みんなで見て回りながらお互いに改造案を出し合おう |
| アスベル | よし!お化け屋敷完成だ! |
| すず | みなさんの案が上手く混ざっていい仕掛けが出来ましたね |
| アルフェン | これならきっと優勝を狙えるぞ |
| ジュディス | そうね。楽しみだわ |
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| アルフェン | いよいよ本番だな。お化け屋敷の準備は万端だ。みんな、衣装も問題ないか? |
| ジュディス | ええ。準備の時から着ていたからすっかり着慣れたわ |
| すず | そうして自然に振舞えるようにすれば本番で緊張しなくて済むという作戦でしたね |
| アスベル | かっこいい服だから着ていたかったっていうのも本音だけどな |
| ジュディス | 確かに、本番だけしか着ないのはもったいない素敵な服だものね |
| すず | この衣装を用意してくださったアルフェンさんのお知り合いの方…ただ者ではありませんね |
| アルフェン | ああ、衣服のこだわりがすごいんだ。今日は近くの『仮装作り大会』に参加してる |
| アスベル | そうなのか、みんなでお礼を言いに行かないとな |
| アルフェン | そうしてくれると、きっと喜ぶよ。ところで、そろそろお客さんが来始める時間じゃないか |
| ジュディス | お客さんが来たら、私達が順に案内役として一緒に入るのよね |
| アスベル | ああ。一組につき一人がついて入って、誰か一人は入口に残るように頼む |
| アルフェン | 確かこの大会は、お客さんにアンケートで採点してもらうんだったな |
| ジュディス | それじゃあ、案内役はお客さんに楽しんでもらえるよう頑張らなくちゃいけないわね |
| ??? | あっ、アスベル! |
| カノンノ | みんなも!もしかして、お化け屋敷作ったの? |
| アスベル | いらっしゃい、カノンノ。それと… |
| リタ | ちょ、ちょっと、カノンノ。待ちなさいって |
| ジュディス | あら。珍しいお客さんね |
| リタ | 別に来たくて来たんじゃないわよ。カノンノがハロウィンのお祭りに行くって言うからついて来ただけ |
| リタ | まさか、こんなお化け屋敷大会をやってるなんて知らなかったわ |
| アルフェン | 二人共、入って行かないか?みんなで作った自信作なんだ。是非、感想を聞かせてほしい |
| カノンノ | 面白そう! |
| リタ | えっ。あんた入りたいの? |
| カノンノ | うん!リタは入らないの? |
| リタ | あたしは…ちょっと疲れちゃったし?ここで休んで待ってる事にするわ |
| カノンノ | 疲れたって…今来たばかりで、ほとんど歩いてないよ? |
| ジュディス | ふふ、お化けが怖いって恥ずかしくて言えないのよね |
| リタ | はぁ?べ、別に怖くなんてないわよ!あんた達が作った仕掛けがあるだけでしょ! |
| リタ | どんな仕掛けだろうと、全部見破れるんだから! |
| すず | それは…ある意味、忍者への挑戦ですね。私がご案内します |
| リタ | いや、別に入るとは言ってないけど… |
| カノンノ | ねぇ、お願い!せっかく一緒に来たんだし、リタと楽しい思い出を作りたいな |
| リタ | うぅ…しょうがないわね。わかったわよ、行けばいいんでしょ |
| カノンノ | やったぁ!リタ、ありがとう! |
| リタ | 何か口車に乗せられた気もするけど…元々怖くも何ともないし、平気よ!さぁ、そうと決まれば案内しなさい! |
| すず | では、こちらにどうぞ |
| アスベル | 何だかんだで初めてのお客さんだ。俺までドキドキしてきたよ |
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| リタ | ひぃぃっ、冷たっ!なになになになに!? |
| カノンノ | びっくりした!水滴だね |
| すず | タオルを用意してあります。どうぞ |
| リタ | 次は火の玉!?青とか緑とか…こ、こんなのただの炎色反応よ!? |
| カノンノ | すごい、火の玉たくさんで綺麗! |
| すず | 触れると危険ですので気を付けてください |
| リタ | うわぁっ!何!?か、隠し扉…!?悔しい、こんな単純な仕掛けで…! |
| すず | 単純な仕掛けを巧妙に隠し、驚かせるのも忍者の技術ですから |
| カノンノ | 全然気付かなかったよ!こんな風に隠してるんだね。面白ーい! |
| リタ | って、か、顔!よく見たら扉の向こうに顔が浮かんでるー! |
| カノンノ | きゃっ、本当だ!びっくりした! |
| すず | ふふ、驚かれましたか?仕掛けはまだまだありますよ |
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| リタ | はぁ、はぁ…やっと出口…? |
| リタ | ま、まぁまぁだったわね! |
| カノンノ | あー、ドキドキして面白かった! |
| すず | 楽しんでいただけたようで、よかったです |
| アスベル | みたいだな。よかった |
| ジュディス | お客さんもどんどん来始めたわね |
| アルフェン | よし、次は俺が案内してこよう |
| カノンノ | ねぇ、リタ。私達も次のお化け屋敷に行こう!採点するなら、見比べないと! |
| リタ | それはそうかもしれないけど…ううっ…ちょっと休憩させなさいよ… |
| ジュディス | ふふ、あの子の苦難はまだ続きそうね |
| アルフェン | ふぅ…これで何組目だ?休む間もないくらい盛況だな |
| アスベル | 好評なのは嬉しいけどここまでとは思わなかったな |
| ジュディス | 評価が高い証拠…だといいのだけれど |
| すず | みなさん。アンケートの途中結果が出ました。私達、1位だそうです |
| アスベル | 本当か!? |
| ジュディス | それを聞くと、頑張り甲斐が出て来るわね |
| すず | ただ、2位との差は僅差だそうです。まだ気は抜けません |
| アルフェン | そうか。これはますます気合いを入れないとな! |
| アスベル | ああ。このまま首位を守り抜こう! |