| Name | Dialogue |
| 守り神への贈りもの | |
| カイル | あ、ここだよ!オレ達の事を招待してくれた村! |
| リアラ | のどかな村ね。ここでお祭りがあるの? |
| カイル | うん!村の守り神に感謝を捧げるお祭りなんだって |
| ハロルド | さっき石碑があったわよ。飢饉に陥った時に祈りを捧げたら豊作になって救われた、って |
| ナナリー | それにちなんだ祭りって事だね。でも、なんでカイルが招待されたんだい? |
| カイル | 前にこの村が魔物に襲われてた時に助けた事があって、そのお礼に招待してくれたんだ |
| ロニ | あー、そういやそんな事言ってたよな! |
| ロニ | けど、俺達も一緒でよかったのか? |
| カイル | うん。そのほうが盛り上がるからって |
| ナナリー | そういう事だったらあんたは真っ先に選ばれるメンバーになるだろうね |
| ロニ | おう!盛り上げるのは任せとけ! |
| ナナリー | 褒めてないっての! |
| ロニ | ん?そうだったのか? |
| ジューダス | 騒がしくはなるだろうな |
| 村長 | カイルさーん! |
| カイル | あ、村長さん! |
| 村長 | こんな山奥までご足労いただいて本当にありがとうございます。皆様、よくお越しくださいました |
| リアラ | いえ。こちらこそ、ご招待ありがとうございます |
| ナナリー | あたし達も楽しみにしてたんだ。もう盛り上がってるみたいだね |
| ハロルド | みんな似たテイストの衣装を着てるのね。もしかして儀式に使うもの? |
| 村長 | はい、その通りです。皆様の分もご用意いたしましたのでぜひお召しいただきたく… |
| ロニ | え、いいのか? |
| 村長 | もちろんです!さあどうぞ、皆様こちらへ |
| カイル | ありがとう、村長さん!みんな、着替えよう! |
| リアラ | ええ!どんな衣装なのかしら。楽しみね! |
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| カイル | みんな、着替えは終わった? |
| ジューダス | ああ。…ずいぶん凝った衣装だな |
| ハロルド | うんうん、見た目のわりに動きやすいし悪くないわ |
| ナナリー | 着慣れなくてちょっと落ち着かないけどね |
| ロニ | まあ、お前は自分で選ばない服だろうなぁ |
| ナナリー | それはあんただって一緒だろ! |
| カイル | でもよく似合ってるよ!みんなでおそろいの服を着るなんてお祭りって感じするね! |
| リアラ | ふふっ、本当ね。あとは、はじまるのを待つだけだけど… |
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| 村長 | な、なんだって!? |
| ジューダス | どうした?何かあったのか |
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| 村長 | そ、それが、この後の儀式で使う事になっていた供物が事故で届かなくなってしまったと… |
| カイル | えっ?それが届かなくなっちゃうとどうなるんですか? |
| ハロルド | 供物がないんだもの儀式が出来なくなるんじゃない? |
| 村長 | はい…儀式だけでなく、その後にはパーティーでも使う予定で… |
| ロニ | えっ!?じゃあそっちも出来なくなっちまうって事じゃねえか! |
| ナナリー | ここまで準備をしたのにそれじゃみんな困っちまうね |
| リアラ | どうにか出来ないかしら…その供物ってどんなものなんですか? |
| 村長 | 供物は、近くの山に生息している魔物の肉なのですがなにぶん危険な場所で… |
| 村長 | ですので、せっかくお越しいただいたところ大変申し訳ないのですが今回の祭りは中止に── |
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| カイル | ちょっと待ってください!その魔物、近くにいるんですよね? |
| 村長 | はい、そうですが… |
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| カイル | だったら、オレ達がその魔物を狩りに行ってきます! |
| リアラ | いいわね!わたし達6人で行けば魔物がいても大丈夫でしょうし |
| 村長 | いや!お客様にそこまでしていただくわけには… |
| ナナリー | 遠慮する事ないよ。魔物と戦うのは慣れてるからね! |
| ロニ | ああ!せっかく準備した儀式や祭りが無駄になっちまうのはもったいねえ |
| カイル | このままになっちゃうなんてオレ達も嫌だから場所を教えてください、村長さん |
| 村長 | 皆さん… |
| ジューダス | 放っておいても行くと言い出すようなやつらだ。気にする必要はない |
| ハロルド | そういう事 |
| 村長 | ありがとうございます。本当に、どれだけお礼を言ったらいいか… |
| カイル | それは、帰って来てからですよ!まずは無事に儀式が出来るように狩りに行ってきます! |
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| ナナリー | う~ん、いい空気だね! |
| カイル | 本当だね!風景も綺麗だし、ちょっとワクワクするなぁ |
| ジューダス | だが、魔物の気配がある。油断はするなよ |
| リアラ | ええ。それに、神聖な気配も感じるわ。きっと村の人達の言う「守り神」じゃないかしら |
| ハロルド | ふむふむ、つまり実際に守られた事があるのね。だからこその儀式なんだわ |
| ロニ | こりゃあ、気合い入れて狩りをしねえとな! |
| カイル | うん!村の人達に喜んでもらいたいしね! |
| ジューダス | …無駄話をしていられるのはここまでのようだな |
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| 魔物 | グルルルル… |
| ハロルド | あら、気合いの入った魔物じゃない |
| ロニ | へへ、気合いが入ってるのはこっちだって同じだぜ! |
| ナナリー | ああ、儀式のためにも狩らせてもらうよ |
| リアラ | ええ。待っている人達がいるんだもの。精一杯やらなくちゃ! |
| カイル | よし、みんな頑張ろう! |