| Name | Dialogue |
| 頼れる仲間 | scene1 |
| アルヴィン | 街に買い物に来たはいいが…いろいろ目移りしちまうもんだな |
| エリーゼ | はい、面白いものがたくさんあってとても楽しいです |
| ティポ | どれにしようか迷っちゃうよねー。ぜーんぶ欲しくなっちゃうー |
| ミラ | ああ、どれも魅力的な料理ばかりだ |
| ミラ | おっ… |
| アルヴィン | んん?どうしたんだ、ミラ?何か気になるものでもあったか? |
| ミラ | そこの店に、非常に興味深い食べ物がたくさんあるのだが…。じゅるる… |
| アルヴィン | さすがの食欲だな…。好きなだけ食ってくればいいさ |
| アルヴィン | 俺達は他に見たいものがあるから別行動で1時間後に街の入り口で合流だ。いいな? |
| ミラ | ああ、わかった |
| ティポ | じゃあ、あとでねー!ミラくーん |
| アルヴィン | さて、俺達は買い物の続きをするか |
| アルヴィン | しっかし、人が多いな。はぐれないよう、しっかり付いてくるんだぞ、エリーゼ |
| エリーゼ | はい、気をつけます |
| 店の主人 | 毎度あり! |
| ティポ | アルヴィン君、たーっくさん買ったねー |
| アルヴィン | よし、あとは… |
| 街の女性 | きゃあーっ! |
| 街の男性 | ぐわぁー!魔物だー! |
| アルヴィン | おいおい、こんな街中に魔物かよ! |
| アルヴィン | エリーゼ、いくぞ! |
| エリーゼ | あ、待ってください! |
| ティポ | アルヴィン君!待ってー! |
| アルヴィン | くっ…!!こ、こいつは手強そうだ |
| アルヴィン | 何でこんな奴が街中に… |
| アルヴィン | 場所が悪すぎるな。このままだと街の人達を巻き込んじまう |
| アルヴィン | よし…一旦、街の外まであいつを引きつけよう |
| エリーゼ | わかりました! |
| | |
| アルヴィン | おーい、こっちだ!追いついてみろよ! |
| アルヴィン | はぁ…はぁ… |
| アルヴィン | よし、この辺りまでくれば何とかなるだろ |
| アルヴィン | 俺に会った事を後悔させてやる。たまにはエリーゼにも、カッコイイところを見せねぇと、だしな |
| アルヴィン | よし!ここは俺に任せてお前達はひとまず安全なところに… |
| アルヴィン | って、あ、あれ? |
| アルヴィン | いない… |
| | グアアアア! |
| アルヴィン | うぉっ!危ねぇ! |
| アルヴィン | おいおい、この魔物…本当に俺一人で相手するのかよ… |
| 頼れる仲間 | scene2 |
| アルヴィン | はぁ…はぁ…。こいつ…やっぱ強ぇぜ |
| アルヴィン | だが…こっちも逃げるわけにはいかないんでね |
| | ガルルルル! |
| | ガギィーン! |
| アルヴィン | くっ…!! |
| アルヴィン | ったく、何てパワーしてやがるんだ! |
| ミラ | スプリームエレメンツ! |
| | ギャアアアア! |
| アルヴィン | 今のは!! |
| ミラ | 大丈夫か?アルヴィン |
| アルヴィン | ミラ! |
| ティポ | ボク達もいるよー |
| アルヴィン | エリーゼ、ティポ…お、お前達今までどこ── |
| ミラ | 話は後だ。その魔物を倒すぞ |
| 頼れる仲間 | scene3 |
| アルヴィン | ふぅ、何とか倒せたな。一時はマジでヤバいと思ったぜ |
| ティポ | アルヴィン君、無事で何よりー |
| アルヴィン | ところで…どこ行ってたんだよ。お二人さん |
| エリーゼ | アルヴィンだけだと不安だったのでミラを呼びに行ってたんです |
| エリーゼ | 一応声を掛けて行ったんですけど… |
| ティポ | あんな状況だったからねー聞こえてなかったのかもー |
| アルヴィン | そ、そうだったのか…俺、別に置き去りにされたわけじゃなかったんだな… |
| アルヴィン | エリーゼがそんな事するはずねーよな |
| アルヴィン | 悪いな、疑って |
| エリーゼ | 気にしないでください。勘違いは誰にでもありますから… |
| エリーゼ | ドンマイです |
| ティポ | 気にしなくていいよー。あんまり自分を責めないでねー |
| アルヴィン | くっ… |
| アルヴィン | じ、じゃあ街に戻りますか… |
| アルヴィン | …んん?ちょっと待てよ |
| アルヴィン | さっきエリーゼ… |
| アルヴィン | 「アルヴィンだけだと不安だったので」って… |
| アルヴィン | 俺ってそんなに頼りないのかよー! |
| 大切な仲間達 | scene1 |
| アルヴィン | いつも魔物と戦ってあっと言う間に一日が過ぎちまうが…逆にこう暇だと何していいかわからねぇな |
| アルヴィン | 仲間達といる時は騒がしいと思ってたけど、いないと寂しく感じるもんだ |
| アルヴィン | ま、せっかくだしその辺の店にでも… |
| アルヴィン | ん?あれはジュードじゃねぇか |
| | |
| アルヴィン | よっ、ジュード! |
| アルヴィン | んん?どうした?えらく元気がないじゃないの |
| アルヴィン | 暗い顔してると幸せが逃げちまうぜ |
| ジュード | あ、アルヴィン… |
| ジュード | うん、ちょっとね… |
| アルヴィン | 何かあったのか?俺でよければ、相談に乗るぜ |
| ジュード | …この前、薬草の調達でレイアと森へ出かけたんだけど、帰り道、魔物に襲われたんだ |
| ジュード | レイアを守ろうと戦ってたんだけど、ちょっとピンチになっちゃって…結局、レイアに助けられたんだよね… |
| アルヴィン | ほう、そりゃよかったじゃねぇか |
| アルヴィン | 確かに、レイアの棍術はなかなかのもんだからな |
| ジュード | そうなんだけど… |
| ジュード | 僕は守る側にならなきゃいけないのに… |
| アルヴィン | そうか?助けられるってのは別に恥じる事じゃないぜ |
| アルヴィン | お互いを助け合うのが仲間ってもんだろ |
| ジュード | うん… |
| アルヴィン | んー、こりゃ重症だな… |
| アルヴィン | しょうがない。ジュード、ちょっと付き合え |
| ジュード | え? |
| アルヴィン | 悩んでる時は、体動かしたほうがいいんだよ |
| アルヴィン | ほら、行くぞ! |
| ジュード | ああ、ちょっと…!腕を引っ張らないでよ |
| 大切な仲間達 | scene2 |
| アルヴィン | ふっ!はぁっ! |
| ジュード | アルヴィンは一体何を… |
| ジュード | 突然、魔物討伐に連れてこられたけど… |
| アルヴィン | ほらほら、こっちだ!お前らごとき、俺一人で十分! |
| ジュード | !! |
| ジュード | アルヴィン!後ろに別の魔物が! |
| アルヴィン | 何っ! |
| ジュード | はぁ! |
| | ギャァァァァ! |
| ジュード | アルヴィン!大丈夫?! |
| アルヴィン | 話は後だ!魔物は待っちゃくれないぜ。行くぞ! |
| 大切な仲間達 | scene3 |
| アルヴィン | よーし、全部倒したなジュード、ナイスフォローだったぜ |
| ジュード | そんな…僕はただ、アルヴィンが危ないって思ったらとっさに… |
| アルヴィン | 助けたいって気持ちがお前をそうさせたんだろ? |
| アルヴィン | レイアも今のお前と同じだったんじゃないか? |
| ジュード | え? |
| アルヴィン | お前がレイアを助けたいと思うのと一緒で、レイアもまたそう思ってる。だからお前を助けた |
| アルヴィン | シンプルな話だろ? |
| ジュード | でも… |
| アルヴィン | 優等生は難しく考えすぎなんだよ |
| アルヴィン | 仲間を助けたいって気持ちは悪い事じゃないだろ |
| アルヴィン | それとも、ジュード君はレイアは仲間だと思ってないわけ? |
| ジュード | …そうだね |
| ジュード | 僕、自分の事ばかり考えていて仲間の気持ちを考えてなかったよ |
| アルヴィン | そーそー、それでいいんだよ |
| ジュード | でも、アルヴィンに仲間の事で諭されるとは思わなかったよ |
| アルヴィン | ちょっ!どういう意味だよ! |
| アルヴィン | 俺だって、仲間の事ちゃーんと考えてるぜ! |
| ジュード | ははは、冗談だよ |
| ジュード | …アルヴィン、ありがとう。お蔭でスッキリしたよ |
| ジュード | そのお礼というのも何だけど… |
| ジュード | はい、これ。食べてよ |
| アルヴィン | ああ… |
| アルヴィン | ん!?おいおい、これはピーチパイじゃねぇか! |
| アルヴィン | しかもこんなたくさん…。せっかくだからジュードも食うか? |
| ジュード | ごめん、僕はこれからちょっと用があって出なきゃいけないんだ |
| アルヴィン | そうか。ま、ありがたくいただいておくぜ |
| アルヴィン | とはいえ、一人でこんなに食べられないしな…ほかの連中にも声を掛けてみるか… |
| | |
| エリーゼ | ごめんなさい |
| エリーゼ | これからピンキストとしてやらないといけない事が… |
| アルヴィン | そ、そうか。仕方ねぇよな |
| | |
| レイア | ごめん! |
| アルヴィン | お…おう、まぁ、気にすんな! |
| | |
| ミラ | すまない。今はそれどころではない |
| アルヴィン | ぐっ… |
| | |
| ローエン | 申し訳ございません |
| アルヴィン | … |
| | |
| アルヴィン | くっ…。誰もつかまらなかった… |
| アルヴィン | 仲間って…時には残酷だな… |