| Name | Dialogue |
| 心配しちゃったよ | scene1 |
| | ジュード、人気投票3位入賞おめでとう!!! |
| ジュード | ありがとう!僕のためにわざわざこんな会を開いてくれて… |
| ミラ | 皆、本当に嬉しいのだ。ジュードは我々の誇りだぞ |
| ジュード | いやあ…そんな事…。ミラだって15位に入ってたじゃないか |
| ジュード | 女性だけでみると2位だ。これってすごい快挙だよ |
| ミラ | そ…そうか…? |
| ミラ | それを言うなら、レイアとエリーゼもランクインしていたぞ |
| レイア | あれはビックリしたけど嬉しかったよねー! |
| エリーゼ | はい!レイアが22位で、わたしが…なんと29位に… |
| レイア | わたし達を応援してくれてる人がこんなにいるなんて…ちょっと感動だよね |
| エリーゼ | はい!! |
| エリーゼ | でも、今回もアルヴィンには負けちゃいましたね |
| ジュード | あ、そうだね! |
| ジュード | アルヴィン、16位おめでとう!! |
| アルヴィン | いやあ…でも前回の5位からだいぶ落ちちまったな |
| ジュード | それでもすごいよ!! |
| ミラ | 本当に、我々はとても優秀だな! |
| ローエン | … |
| ローエン | … |
| ローエン | … |
| ローエン | ふぅ… |
| ジュード | ロ、ローエン…? |
| ジュード | ど、どうしちゃったの?もしかしてランキングのこと気にして… |
| ローエン | いいんですよジジイのことなど放っておいていただいて… |
| ジュード | ごめん…僕達だけで盛り上がっちゃって… |
| アルヴィン | 人気投票にランクインしていなくてもローエンは俺達の大事な仲間だ!! |
| レイア | なんか…アルヴィンが言うと説得力がないような… |
| エリーゼ | わたし達、みんなローエンが大好きです…!! |
| ローエン | 皆さん… |
| ローエン | 皆さんにここまで気を遣わせるとは… |
| ローエン | この老いぼれ、一生の不覚…! |
| ジュード | あ!ちょっと待ってよ!ローエン!! |
| 心配しちゃったよ | scene2 |
| ジュード | ローエン、どこに行っちゃったのかな… |
| ミラ | むっ…、魔物の気配だ…!この辺りの魔物はその凶暴さで有名だというが… |
| エリーゼ | そんな…ローエンは今一人なのに… |
| レイア | ローエンの事だから大丈夫だとは思うけど…。でも、やっぱり心配だな… |
| ジュード | とりあえず、一刻も早くローエンを捜しだそう!! |
| 心配しちゃったよ | scene3 |
| ジュード | はぁ…、はぁ…、なんとか魔物は一掃できたけど… |
| ミラ | ん?あれは…? |
| ジュード | ローエン!! |
| ローエン | ジュードさん。どうしたんですか?そんなに息を切らして… |
| ジュード | この辺りの魔物は凶暴だと聞いて、一人で先に行ったローエンを心配して追いかけたんだ… |
| ローエン | それは…ご心配をおかけいたしました |
| ローエン | しかし、大丈夫ですよ |
| レイア | その…さっきのこと、ごめんなさい! |
| ローエン | レイアさん… |
| ローエン | ほっほっほ、私は大丈夫ですよ。いらぬ心配をかけてしまいましたね |
| ローエン | 見てください、足元に咲くこの花達を―― |
| エリーゼ | あ、小さいお花がたくさん咲いてます! |
| ローエン | 小さい花もあれば、大きい花もある。赤い花もあれば、黄色い花もある |
| ローエン | それぞれ、見た目は異なりますが、一つ一つが個性を持っています |
| ローエン | …なので、いろんな人間がいていいんです |
| ローエン | ジュードさんのような人気者や… |
| ローエン | この老いぼれのような人気投票にランクインもしない人間がいても… |
| ジュード | ロ…ローエン…。やっぱり気にしてる…? |
| ローエン | …実は |
| ローエン | 調子にのってしまいました |
| ローエン | 皆さんが私を心配してくれているのが、なんだかとてもおもしろくなってしまいまして… |
| ローエン | いやはや…すいません。ジジイのお遊びに付き合っていただいて… |
| レイア | …本当…?本当に気にしてない…? |
| ローエン | はい、全く。お詫びに皆さんにケーキをご用意いたしました |
| ローエン | といっても、本当は皆さんのランキング入りをお祝いするために用意したのですが |
| エリーゼ | 本当ですか!?ありがとうございます、ローエン |
| ミラ | ではいただくとしよう |
| ミラ | うん、うまい!ジュードも早く食べるといい |
| ジュード | ははは… |
| ジュード | でも、ローエンがいつもの調子に戻ってくれてよかったよ |
| ローエン | ご心配おかけしました。私も来年は人気上位を狙っていきますよ! |
| アルヴィン | お、その意気だ! |
| ローエン | ええ。「ダンディで渋い男性」ランキングができれば、上位に入ること間違いなしです! |
| ローエン | 運営の方に菓子折りをお送りして、いまから根回しを… |
| レイア | え!?ロ、ローエン? |
| ローエン | というのは冗談です |
| ローエン | でも、来年は私もランキングに入れるように努力しますよ。ジジイでもまだまだ頑張ります! |
| ジュード | ははは。やっぱり、ローエンはこうでなくっちゃね |
| 男だらけの薬草探し | scene1 |
| ジュード | はい、出来たよ。冷めないうちに食べてね |
| アルヴィン | おー!うまそー! |
| ローエン | ジュードさんの作る料理はいつも美味しいですね |
| ジュード | そんなことないよ。ルドガーに比べたら全然だし…今回のも口に合えばいいけど |
| アルヴィン | そういや、こないだの人気投票で3位になったのってなんか副賞とかなかったのか? |
| アルヴィン | 例えば、賞金100万ガルド!…とかさ |
| ジュード | 残念だけど、特にそんなのはなかったよ |
| ローエン | ふむ…。それは残念ですね。代わりに私が何か買ってきて差し上げましょうか? |
| アルヴィン | そうだな。いつもジュードには料理を作ってもらってるから |
| アルヴィン | たまには俺達がなんか礼をしないとな |
| ジュード | そんな、気持ちだけで十分だよ |
| ローエン | いえいえ、遠慮などせずに。何か欲しい物などありませんか? |
| ジュード | 欲しい物… |
| ジュード | うーん… |
| ジュード | それじゃあ、この先の森にある薬草を一緒に摘みに行ってくれる? |
| ジュード | 怪我の傷や、疲労によく効く薬がその草から作れるんだ |
| アルヴィン | さすが医者の息子なだけあるねー |
| ローエン | では、その薬草を摘みに行くとしましょうか |
| ジュード | ありがとう! |
| 男だらけの薬草探し | scene2 |
| アルヴィン | これだけたくさんの草が生えているが… |
| アルヴィン | ジュード、お前が探している薬草ってのはどれなんだ? |
| ジュード | こういった大きな木のふもとに生えていて… |
| ジュード | 先に小さな花がついている… |
| ジュード | 見つけた!これだよ。この薬草が欲しいんだ |
| ローエン | ふむ…。では私達も探すといたしますか |
| アルヴィン | お、見つけた! |
| アルヴィン | ジュード、これか? |
| ジュード | 見せてみて。うーん、これは違う薬草だね… |
| ジュード | よく見て。こんな風に葉の淵がギザギザで…艶がある物だよ |
| アルヴィン | うーん…薬草探しもなかなか難しいんだな |
| ローエン | では、改めて手分けして探しましょうか |
| | ガサガサ… |
| ジュード | 待って!何か近づいてくる…!まさか魔物か!? |
| ジュード | いったん薬草探しは中断して戦おう! |
| ローエン | わかりました! |
| 男だらけの薬草探し | scene3 |
| ジュード | いきなり魔物が出てきてびっくりしたね |
| アルヴィン | あぁ、でも悪い事ばかりじゃないぜ? |
| アルヴィン | ほら、見てみろよ、ここ |
| ローエン | なんと…!ジュードさんが探していた薬草がたくさん生えていますね |
| アルヴィン | さっきの魔物を追いかけ回している時に見つけたんだ |
| ジュード | ありがとう!これだけあれば十分だよ! |
| ジュード | さっそく、みんなで摘もう! |
| | |
| ジュード | 夢中になって摘んでたらこんなに遅くなっちゃったね… |
| アルヴィン | 今日は疲れたしもうこの小屋に泊まろうぜ… |
| ローエン | 夜は魔物が活発になって危険ですからね |
| ジュード | そうだね。今日はここで休ませてもらうか |
| | |
| アルヴィン | はぁ~、疲れたな。ところでその薬草、どうやって使うんだ? |
| ジュード | えっと…これはこうやって… |
| ジュード | こんな風にすりつぶすと怪我によく効く薬草になるんだ |
| ジュード | 肉体疲労にも効能があるんだよ |
| アルヴィン | なるほど…。それじゃ、そこに横になってみようかジュード君 |
| ジュード | え?? |
| アルヴィン | いつもお世話になってる代わりに今日は俺がマッサージしてやるよ |
| ローエン | なるほど。この薬草を使うのですね |
| アルヴィン | そういう事。さぁさぁ、早く横になれって! |
| ジュード | え…!?え…!? |
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| ジュード | うわああああ!! |
| | |
| アルヴィン | よし…。なになに…?胃痛に効くツボはここか… |
| | メキ… |
| ジュード | うわぁあああああ!! |
| アルヴィン | こ…ここじゃなかったか…。悪い、悪い |
| アルヴィン | じゃあ次は疲労に効くツボを… |
| | ミシッ… |
| ジュード | ひぃいいいいいい!! |
| アルヴィン | あ…あれ…?違ったか… |
| ローエン | 仕方ありませんねぇ。ここはアルヴィンさんに代わってこの私が… |
| | バキバキ… |
| ジュード | ぎゃあああああああああ!! |
| アルヴィン | うーん…、なんだかどれも違うみたいだな… |
| ローエン | 素人がうかつに手を出すのは危険なようですね… |
| ジュード | ももももういいよ! |
| ジュード | ありがとう!気持ちだけ受け取っておくよ! |
| アルヴィン | あ…!ジュード!! |
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| ジュード | あー…もうダメかと思った… |
| ジュード | でも、気持ちは嬉しかったな。僕のために…。薬草もこれだけ集まったし… |
| ジュード | …そうだ!この薬草を使って、みんなのために薬を作ろうかな。恩返しにもなるし…! |
| ジュード | そうと決まれば、さっそく作業にとりかかろう!今晩は徹夜だぞー! |