| Name | Dialogue |
| 俺はXXXねえ!! | scene1 |
| ルーク | まったく、ガイのやつ、こんな森の中へ呼び出しやがって…何の用だ? |
| ルーク | 待ち合わせの時間もとっくに過ぎてるっていうのによ。一体何をして… |
| ガイ | おーい、ルーク!! |
| ルーク | ったく、おせーよ!!今まで何やってたんだ! |
| ガイ | 悪い、悪い!少し準備に時間とられてしまってな |
| ルーク | 準備? |
| ガイ | おっと、なんでもない。さぁ、急ごう、こっちだ |
| | |
| ルーク | 一体どこへつれて行くつもりだ!?何かあるのか!? |
| ガイ | まぁまぁ、それは着いてからのお楽しみって事で |
| ガイ | ルークの奴、人気投票2位のお祝いパーティーだって知ったら驚くだろうな…。ははは |
| ルーク | ん?ガイ、今なんか言ったか? |
| ガイ | いや、なんでもないさ。さて着いた。この建物なんだが、悪いな、一旦、外で待っててくれ |
| ルーク | あ!おい、ガイ!! |
| | |
| ティア | ガイ、ルークはちゃんとついてきたの? |
| ガイ | あぁ、今外で待ってもらっている。どうやら準備万端みたいだな。それじゃルークを呼んでくる |
| ティア | 待って、私も行くわ |
| アニス | でもまさかあのルークが人気投票で2位とはねぇ~ |
| ミュウ | ご主人様、すごいですのー! |
| アニス | でも、ルークと言えばあれだよね。定番の、あのセリフ… |
| アニス | これはぜひとも生で聞きたいよねぇ~ |
| アニス | あ!アニスちゃん名案を思いついちゃった♪ |
| アニス | ひそひそひそ… |
| ミュウ | みゅみゅ!?…そんな事をして、ご主人様は怒らないですの…? |
| アニス | 大丈夫だよ、大丈夫♪お祝いなんだから、怒るわけないってば。ね? |
| ミュウ | …そうなんですの…? |
| ミュウ | じゃあ、ミュウも頑張りますのー! |
| | |
| ルーク | んだよ、ついて来いって言うから入ったら、家の中、真っ暗じゃねーか |
| | |
| ガイ | ルーク!!人気投票2位おめでとう!! |
| ティア | おめでとう、ルーク |
| ルーク | お、お前ら… |
| ルーク | まさか、俺を祝うためにこんな用意を…? |
| アニス | さぁさぁ、ルーク!お祝いのぶどうジュースを… |
| | ガシャン!!! |
| アニス | あー!もー!ルーク、何してんのー!ぶーぶー! |
| ルーク | はあ…!?今のはアニスが… |
| アニス | ルークがしっかりとグラスを受けとらないからだよ! |
| ガイ | おいおい、ルーク、大丈夫か?しっかりしろよ |
| ルーク | いやだってよ、今のは…っつーか、俺は… |
| アニス | (お、早速来ましたよ…?) |
| ルーク | 俺は… |
| アニス | (来い、来ーい!) |
| ルーク | 俺はちゃんと受取ったっつーの!! |
| ルーク | …ったく。人のせいにしねえで気をつけろよ、アニス |
| アニス | あは、ごめんごめーん… |
| アニス | って、そーじゃなくてぇ!ルーク、どうしちゃったわけぇ? |
| ルーク | あ?どうしたってなにがだよ |
| アニス | あ、ううん、こっちの話 |
| アニス | …ちっ、意外としぶといなあ。こうなったら次の手ですよ |
| ミュウ | 皆さん、大変ですのー! |
| ミュウ | 外に用意していた料理を狙って魔物が集まってきてますのー!! |
| ルーク | なんで外に料理が置いてあるんだよ! |
| ルーク | くそっ、せっかくの料理を魔物なんかに食われてたまるかっつーの! |
| 俺はXXXねえ!! | scene2 |
| ルーク | きりがねえな、こいつら!ったく、料理を外なんかに置くから。ブタザル、お前の仕業か!? |
| ミュウ | ご…ごめんなさいですの~! |
| ティア | ミュウを怒らないであげて。ルークが楽しんでくれるように一生懸命考えていたの |
| ガイ | そういや、昨日からずっと考えてたよな。これだったのか… |
| アニス | そーだよ!ミュウすっごく悩んでたんだよ! |
| アニス | そんな事言うなんて、ひどいよ! |
| ルーク | お、俺が悪いってのかよ!? |
| ルーク | 俺は… |
| アニス | (出る…!?出る…!?) |
| ルーク | 俺は別に怒ってねえ!! |
| アニス | あー!なんか惜しい!! |
| 俺はXXXねえ!! | scene3 |
| ガイ | はぁ…、はぁ…。こいつらで最後か… |
| アニス | 魔物を倒せたのはいいんだけど、結局、出なかったなあ…。あの言葉… |
| ティア | ルーク、今日はどうしたの?いつものあなたならもっと怒鳴り散らしていたはずなのに |
| ルーク | わ、悪かったな! |
| ルーク | …いや、さっきのはどー考えてもアニスとブタザルが悪いんだけど… |
| ルーク | なんつーか…こんな風にわざわざ俺のために準備して集まってくれたの見てたら、 |
| ルーク | ちったぁお前らも気が利く…じゃなくて、その…あ、ありがてーな…って思って… |
| ルーク | そしたらなんか文句とか言い訳とかそんなのどうでもよくなってきてよ… |
| ミュウ | ご主人様…感激したですの! |
| ティア | そうね、そんな風に言ってもらえるなんて、お祝いした甲斐があったわね |
| アニス | うう、目論み外れたけど、そういう事なら納得するしかないね |
| ガイ | じゃあ、気を取り直してルークの2位おめでとうパーティーを再開するとしますか |
| | ガシャーーン! |
| ティア | ガ…、ガイ…。あなたテーブルの上の料理を… |
| ガイ | え…俺か…!? |
| アニス | うわ!さいってー!全部床に落ちちゃったじゃん!もう食べれないよ! |
| ミュウ | ご主人様のために用意したご飯が…。みゅうう… |
| ガイ | あ、いや、俺は、その… |
| | じぃー… |
| ガイ | 俺は… |
| ガイ | 俺は、悪くねぇー!!! |
| アニス | あんたが言うんかい!!! |
| ルーク | …? |
| 俺は人気者 | scene1 |
| ルーク | へへっ!悪くない気分だぜ。なんたって、キムラスカの親善大使ってだけでなく |
| ルーク | 人気投票で2位まで獲っちまったからな! |
| ルーク | ティアの奴もちったぁ俺の事、見直しただろ! |
| ルーク | 教育係だからってもうあいつに今までみたいにでかい顔させねーぞ! |
| | |
| ルーク | お、いやがった。おい、ティア!!お前に話が… |
| ティア | あ!ルーク!ちょうどいいところへ来たわ! |
| ティア | 南の森に魔物が出たの!警備が手薄になっているところを狙われたみたいなの |
| ティア | このままだと街にも被害が出るわ。急いで救援に向かって! |
| ルーク | んだよそれ、かったりぃ |
| ルーク | だいたいキムラスカでもないのになんで俺が行かなくちゃなんねーんだよ |
| ティア | ルーク…あなたは王族なのよ?たとえどこの国にいようと民衆を守るのはあなたの義務だわ |
| ティア | 人気投票で2位になったのでしょう?あなたにはそれだけ大勢の人が期待を寄せているの。それを忘れないで |
| ルーク | 大勢の…人の期待…… |
| ルーク | …わーったよ、行ってやる。場所はどこなんだ? |
| ティア | 地図を渡すわ。私もできるだけ早く追いかけるから、お願い、急いで |
| ルーク | っせえな、分かってるっつーの!行けばいいんだろ、行けば! |
| 俺は人気者 | scene2 |
| ルーク | これで魔物は全部倒したか |
| ルーク | ったく、ティアの奴、人をコキ使いやがって… |
| ジェイド | おや、ルークではありませんか |
| ルーク | …ん?ジェイドじゃねえか |
| ジェイド | キムラスカのあなたがなぜここに?まさか魔物を退治しに来たとか? |
| ルーク | んだよ、俺が魔物退治しちゃいけねーのかよ |
| ジェイド | いいえ。他国の街を守るために危険な魔物相手に身を晒すなどという真似は中々できる事ではありません |
| ジェイド | さすがは人と人、国と国の間を取り持つ親善大使、といったところですか |
| ジェイド | それとも、人気投票で2位を獲得するだけの事はある、というべきでしょうかね |
| ルーク | けっ、相変わらず嫌味な奴だな。てめえだって14位だったじゃねーか |
| アニス | あ、いたいた、大佐!別の魔物の群れが街に逃げ込んじゃいましたー! |
| アニス | 部隊は全部出払っちゃってるし、もー最悪! |
| ジェイド | ふむ、それは困りましたね。でも幸い、ちょうどいいところに素敵な助っ人がいますよ |
| アニス | へ?助っ人ですか? |
| アニス | …って、はぅあ、ルーク!?あれ、なんでここにいるの? |
| ルーク | いたら悪いのかよ… |
| ジェイド | まあまあ、それはともかくアニス、その魔物の相手はルークが力を貸してくれますよ |
| ルーク | なっ!ちょっと待て!なんで俺が…! |
| ジェイド | なにせ人気投票2位の声望の持ち主ですからねえ。この事態を見過ごすわけがないでしょう |
| アニス | え、ホントに!? |
| アニス | ルーク…じゃなかった、「人気投票2位のルーク様」! |
| ルーク | なんで言い直すんだよ!だいたいそれってお前らの仕事だろ! |
| アニス | えーひどーい! |
| アニス | 困ってる人がいるんだよ?人気者なのに放っておくの!? |
| ルーク | う…ティアみたいな事を… |
| ルーク | ちっ…わーったよ! |
| ルーク | 仕方ねーから行ってやる!早く案内しろ!! |
| ジェイド | いやあさすが人気投票2位、人気者はつらいですねえ。はっはっは |
| アニス | …ひょっとして大佐、妬んでたりします? |
| 俺は人気者 | scene3 |
| ルーク | はぁ、はぁ…。これで終わりだよな…? |
| ルーク | まったく人の事コキ使いやがって… |
| ガイ | あれ?ルークじゃないか。なんだってところにいるんだ? |
| ルーク | いや…なんか街が襲われてそれでよく分かんねーうちに魔物退治手伝うはめになっちまってよ |
| ルーク | ガイこそこんなとこで何やってんだ?まだ帰ってこれないのか? |
| ルーク | もうティアの説教にはうんざりだぜ |
| ガイ | はは、悪いな。相変わらず国王陛下の用事で飛び回ってるんだ |
| ガイ | それにしても他国の防衛に協力か。ルークがそんな事をするようになったとはな |
| ガイ | 陛下もお喜びになるだろうな。やっぱりあの人気投票の結果で少しは考えるようになったのか? |
| ルーク | あのなあ、お前まで… |
| ジェイド | ええ、それはもう快く自ら進んで魔物の討伐に協力してくれましたよ |
| アニス | そうそうルーク…じゃなかった、「人気投票2位のルーク様」がねー♪ |
| ルーク | だー!いい加減にしろよ、おめーら! |
| アニス | でもさ、助かったのはホントだよ?駆けつけるのがもう少し遅かったらすごい被害が出てたかもだもん |
| アニス | さすが、人気者で…親善大使で…それに2位だよね! |
| ジェイド | ええ、さすがの2位です |
| ルーク | もうなんの2位だかわけ分かんなくなっちまったつーの… |
| | |
| ルーク | はぁ…。あいつらと一緒にいると疲れる… |
| ルーク | … |
| ルーク | けどなんつーか、こういう風に誰かに頼られるのって悪くねーかも |
| ルーク | 「人気者」ってのもうぜーだけかと思ってたけど案外、いいかもな |
| ルーク | …なんてな! |
| ミュウ | あー!見つけたですのー!ご主人様~! |
| ミュウ | ご主人様にニンキモノって言うと何でも言う事聞いてもらえるってみんな噂してるですの |
| ミュウ | 本当ですの!? |
| ルーク | 前言撤回… |
| ルーク | やっぱり… |
| ルーク | 納得いかねえええ!!!! |
| ミュウ | みゅううううううう!!!ひどいですのぉおおお!!! |