| Name | Dialogue |
| そこにいるだけで | scene1 |
| ヴェイグ | …今日は客で騒がしかったな |
| ヴェイグ | オレはもう休む。…それじゃあ |
| クレア | … |
| クレア | ちょっと待って、ヴェイグ |
| ヴェイグ | どうした? |
| クレア | ええ、実はお願いしたい事があって… |
| クレア | 近くの山まで一緒に来てもらえない?あそこに生っているリンゴを採りに行きたいの |
| ヴェイグ | …わかった |
| クレア | ありがとう、ヴェイグ |
| そこにいるだけで | scene2 |
| クレア | あ、あれだわ。あの木に生っているリンゴなの |
| クレア | 高いところにあるのね |
| ヴェイグ | ならオレが採…! |
| ヴェイグ | クレア!危険だ、下がれ! |
| ヴェイグ | このリンゴは魔物の餌にもなっているのか…? |
| | ガルルルル! |
| ヴェイグ | …魔物に気付かれたか。クレアは下がっていてくれ。魔物を倒したら、オレが採る |
| そこにいるだけで | scene3 |
| ヴェイグ | …クレア。これぐらいでいいか? |
| クレア | ありがとう。たくさん採ってくれたのね。ちょうどいい量だわ |
| ヴェイグ | …このリンゴを…何に使うんだ? |
| クレア | あなたのお友達によ、ヴェイグ。みなさんにお茶と一緒に食べてもらいたいと思って… |
| クレア | でも、一人で行ったら、ヴェイグは心配するでしょう?…ねえ、ヴェイグも一緒にどう? |
| ヴェイグ | オレは…いい。もうみんなとは話したつもりだ |
| クレア | もちろん無理はしないで欲しいけれどお茶の席にヴェイグがいなかったらみんなが寂しいんじゃないかしら |
| ヴェイグ | …楽しい話をするのは、得意じゃないんだ |
| クレア | ふふ、自分から話さなければならないものでもないわ。こういうものは、その場にいてくれるだけでいいのよ |
| ヴェイグ | …そう…なのか? |
| クレア | ヴェイグが突然ティトレイさんみたいにたくさん話すようになったら |
| クレア | みんなびっくりするでしょう? |
| ヴェイグ | オレが…ティトレイのように…? |
| クレア | だからヴェイグはそのままでいいし、無理をしなくてもいいの。いてくれるだけでみんなが喜ぶわ |
| ヴェイグ | …わかった。行こう |
| クレア | よかった。じゃあ、村に戻っておいしいお茶を淹れないとね |
| クレア | ヴェイグはみなさんにこれからお茶を準備するからって、伝えて |
| ヴェイグ | ああ |
| 2人の共通点 | scene1 |
| ロイド | よう、ヴェイグ! |
| ヴェイグ | お前は確か…前にヴィズリー遺跡の事を聞いてきた… |
| ロイド | 覚えててくれたか。俺、ロイド・アーヴィング。よろしくな! |
| ヴェイグ | オレにまだ何か用か? |
| ロイド | ちょっとお前と話がしてみたいと思ってさ |
| ロイド | 本当はコレット…俺の幼なじみも一緒だったらよかったんだけど… |
| ヴェイグ | …気にするな。それで、話というのは? |
| ロイド | ああ、ヴェイグにも幼なじみがいるのか? |
| ロイド | 前に話をした時に、幼なじみって言ったら、途端に態度が柔らかくなったから気になってさ |
| ヴェイグ | …ああ、いる |
| ロイド | やっぱりそうか。いいよな、幼なじみ! |
| ロイド | 俺の幼なじみのコレットは、小さい頃からの仲間っていうか、なーんか、ほっとけないんだよな |
| ロイド | ヴェイグの幼なじみは、どういう人なんだ? |
| ヴェイグ | オレの幼なじみは… |
| | …! |
| ロイド | 魔物の気配!? |
| ヴェイグ | …感じるか、お前も |
| ロイド | ああ。村に被害が出る前に片付けよう |
| 2人の共通点 | scene2 |
| ロイド | よし、勝ったぞ!ヴェイグ、お前強いな! |
| ヴェイグ | お前の実力もかなりのものだ |
| ロイド | へへ、てれるじゃねぇか幼なじみの話がよかったのかな |
| ヴェイグ | …そうかもしれないな |
| ロイド | …っと、いけねえ、俺、そろそろ行かなきゃ! |
| ロイド | じゃあな、ヴェイグ。また会おう! |
| ヴェイグ | ああ |
| ヴェイグ | …いいよな、幼なじみ、か |
| ヴェイグ | クレアがいるだけでオレはどれぐらい救われたか…。そう考えると、わかる気がする |
| ヴェイグ | …ロイドの言う通りだな。『幼なじみ』は、大事にするべきだ |