| Name | Dialogue |
| 将来の夢 | scene1 |
| ジュード | レイアは将来の事って、ちゃんと考えてる? |
| レイア | え?しょ、将来の事って? |
| ジュード | レイアは今、僕の実家で看護師見習いをしてるけど… |
| ジュード | このまま看護師を続けるつもりなのかなって |
| レイア | え?えーと… |
| レイア | できればそうなればいいかなーって、思ってるけど… |
| ジュード | 身近で見てきたけど、看護師って大変だよ? |
| レイア | 大変な仕事なのはわかってる。それでもわたしは看護師になりたいの |
| レイア | わたしが看護師になれば、ジュードが怪我した時にもちゃんと看てあげられるでしょ? |
| ジュード | その気持ちは嬉しいけど… |
| | ガウウッ! |
| レイア | こんなところに魔物!? |
| ジュード | レイア、危ない! |
| | ドカッ! |
| ジュード | うっ…! |
| | ガルル…! |
| レイア | ジュード、しっかりして! |
| 将来の夢 | scene2 |
| ジュード | いたた…打ちどころが悪かったかな… |
| レイア | ジュード、大丈夫?すぐ治療するからね |
| レイア | …はい、できた。念のため、包帯も巻いておくね |
| ジュード | ありがとう。助かったよ |
| ジュード | 随分手慣れてるね。包帯もきれいに巻けてるし |
| レイア | これでも一人前の、看護師見習いですから |
| レイア | なーんて、初めは全然、うまくできなかったんだけどね |
| レイア | あんまり下手だと患者さんに申し訳ないから、必死に練習したの。そうしたら、うまくなったみたい |
| ジュード | へぇー。レイアって、いつもいつも頑張っているしね |
| ジュード | レイアだったら、すぐに看護師になれるかもしれないね。楽しみにしているよ |
| レイア | た、楽しみって…やだもう、ジュードったら |
| | ぶんっ! |
| ジュード | ちょ、レイア、棍を振り回すのはやめ… |
| | ドカッ! |
| ジュード | あぐっ! |
| レイア | はっ!ジュード!しっかりして、ジュード! |
| 弟子 | scene1 |
| レイア | はあ… |
| ローエン | どうしたのです、レイアさん。ため息などついて |
| レイア | さっきの戦いを反省していたの。わたし、駄目だったなって |
| ローエン | そんな事はなかったと思いますが |
| レイア | ううん。ローエンに比べたら、全然だよ。武器の使い方も、術を出すタイミングも… |
| ローエン | まあ私の場合は、レイアさんよりほんの少しだけ、年季が入っていますからね |
| レイア | ローエン、お願い!わたしに戦い方を教えて!ローエンみたいになりたいの! |
| ローエン | さてさて…私のようなジジイが、どこまでお役に立てるものか、わかりませんが… |
| ローエン | それほどおっしゃるのであれば、教えてさしあげてもいいですよ |
| レイア | やった!ありがとう! |
| ローエン | それではさっそく、特訓開始といきますかな? |
| レイア | うん!よろしくお願いします、ローエン師匠! |
| 弟子 | scene2 |
| レイア | …ふう。どうかな?わたしの戦いぶり |
| ローエン | ふむ。武器の使い方に関しては、文句のつけようがないですね |
| レイア | やっぱり?わたしもそう思ってたんだ |
| レイア | でも問題は術の方だよね…どうすればローエンみたいにうまくできるようになるかな |
| ローエン | そう焦らずとも大丈夫です。ちょっと練習すれば、できるようになりますよ |
| レイア | ほんとに!? |
| ローエン | はい、ほんの2、30年ほどで |
| レイア | もー、ローエンのいじわるー! |
| ローエン | ほっほっほ。冗談ですよ |
| ローエン | ちょっとはちょっと。あとほんの少しです |
| レイア | そうなの? |
| ローエン | ええ |
| レイア | 良かった…おばちゃんになるまでやらないと、駄目なのかと思ったよ |
| ローエン | もちろん、早く習得するためには、本人の努力も必要になりますが |
| ローエン | それでは、特訓を続けますか? |
| レイア | うん! |