| Name | Dialogue |
| 足下に注意! | scene1 |
| しいな | 最近暴れまわってる盗賊団のアジトを突き止めて欲しい、ねぇ… |
| しいな | 大所帯で、目撃情報もあるっていうのにこれだけ見つからないってのは |
| しいな | 随分とかくれんぼが上手な連中らしいねぇ |
| ??? | あれっ?しいな…? |
| コレット | わぁ~!ホントにしいなだ! |
| しいな | あんた達…!?なにやってんだいこんなところで! |
| ジーニアス | しいなこそ、この辺りは盗賊団のアジトがあるから危ないんだよ? |
| しいな | あたしはその盗賊団のアジトを探しに来たんだよ |
| ロイド | しいなもか!? |
| しいな | しいなも…って、それじゃあんた達もかい? |
| コレット | うん、手がかりを探していろんな人にお話聞いたんだけどね…ほんとにひどいんだよ |
| ジーニアス | いろんな街に出没し始めていて被害がどんどん拡大してるっていうし… |
| ロイド | 子どもやお年寄りからも物を奪ってるんだぜ。許せねえよ! |
| しいな | ほんとだね。よし、早いとことっちめてやろう! |
| しいな | とはいえ、さっきから人っ子ひとり見かけやしないんだ… |
| しいな | 何か手がかりはあるかい? |
| ジーニアス | この先に洞窟があるんだ。隠れるとしたらそこくらいだと思うんだ |
| しいな | 洞窟…?じゃあ、そこまで案内しておくれよ |
| 足下に注意! | scene2 |
| ロイド | …うーん、何にもないな…お、行き止まりだ |
| ジーニアス | こんな洞窟に何人も隠れられるとは考えにくいし…ここじゃないのかな? |
| しいな | 引き返すしかないね… |
| しいな | ん、みんな、この辺りは石や岩がゴロゴロ転がってて足場が悪いね |
| しいな | 転んだ時に岩にぶつかって大怪我…なんてことになったら大変だ。注意して歩くんだよ |
| ジーニアス | そうそう、特にコレット。気を付けてよ? |
| コレット | うん、そだね |
| コレット | …って、…きゃっ! |
| | ずでんっ!! |
| ロイド | コレット! |
| ジーニアス | もう、言ったそばから…!怪我してない!? |
| コレット | う、うん。だいじょぶ! |
| しいな | ははは、相変わらずコレットはドジだねぇ |
| ロイド | ん…?なあ、何か変な音がしないか…? |
| ジーニアス | ああっ!見て!あそこの岩壁!! |
| | …ズズゥン…!! |
| ロイド | うわ、何か開いた! |
| ロイド | 扉…か? |
| コレット | ほんとだ…。これ、作り物の岩なんだね… |
| ジーニアス | コレットが転んだ拍子に開くスイッチを押しちゃったのかな?さすがコレット… |
| しいな | しっ…!静かに! |
| しいな | …人の声がするね |
| しいな | こんなところに隠れてたのかい…。道理で見つからないわけだよ |
| ロイド | よし、それじゃ盗賊を捕まえに行こうぜ! |
| ジーニアス | うん! |
| しいな | これだけの仕掛けを作る連中だ。油断するんじゃないよ! |
| | |
| 盗賊 | くっそ…!こいつら強ぇえ! |
| ジーニアス | 盗品らしい物もいくつか見つけたよ! |
| コレット | これで盗られた人達に返してあげられるね! |
| ロイド | ああ!それじゃ、あとは奥に逃げ込んだ最後の一人を捕まえれば終わりだな! |
| しいな | あ、あんなところに隠れてるじゃないか! |
| 盗賊 | く、くそっ…!来るんじゃねえ…! |
| しいな | さあ、今からそっちに行くから、観念して大人しく捕まりな! |
| しいな | くっ、足が滑るね…おっと! |
| | |
| | カチッ |
| しいな | …カチ? |
| しいな | わっわああああっ!!! |
| | |
| | どっすーん! |
| ロイド | し、しいなー!! |
| コレット | しいなが落とし穴に落ちちゃった! |
| ジーニアス | ま、また落ちた…しいな、ホントに忍者なの!? |
| ロイド | あっ!いっけねえ!あいつ逃げちまうぞ! |
| ジーニアス | あいつが頭領かもしれない!絶対に逃がしちゃ駄目だ! |
| ロイド | しいな!悪いけど、後で助けに来るから! |
| しいな | えっ?えっ?おおーい! |
| しいな | ちょ、ちょっと〜!助けておくれよ〜! |
| 忍の仕事 | scene1 |
| しいな | ええと、次の任務は…貴族から採掘作業員護衛の依頼だね |
| しいな | 「採掘作業を妨害する輩を排除し、 作業員の安全を確保せよ」 |
| しいな | 何だい、邪魔して来るのは魔物じゃなくて人間かい |
| しいな | ん…?追記があるね |
| しいな | 「作業はすでに開始していますので すぐに来てください」? |
| しいな | なんだい、随分せっかちな貴族様だねぇ… |
| しいな | ま、そういう事ならさっさと行くかね |
| | |
| しいな | ここが採掘現場か…。採掘作業なんか妨害して得する奴でもいるのかね… |
| しいな | …とりあえず早く作業員って人と合流しないと |
| しいな | ん…?誰かいるね |
| しいな | 覗き見をしてるみたいな…。いかにも怪しい… |
| しいな | もしかしたら、あいつらが採掘の妨害を目論む輩… |
| しいな | って、あれは… |
| リーガル | プレセア、様子はどうだ? |
| プレセア | はい…。こちらには気付いてないようです |
| しいな | プレセアと…リーガルじゃないか! |
| リーガル | …しいな? |
| リーガル | このようなところで出会うとは… |
| しいな | あ、ああ。任務でここに呼ばれて来たんだけど…二人はどうしたんだい? |
| リーガル | この洞窟を含め、ここ一体は私の会社が所有している土地なのだが… |
| リーガル | 近頃、とある貴族に雇われた作業員が不法侵入し、勝手に採掘をしているという話を聞いたのだ |
| しいな | ええっ…!? |
| プレセア | 私はアクセサリーの材料になる天然石があるとリーガルさんに聞いて採取しに来ました |
| プレセア | リーガルさんは侵入者がいるから危険だと言って付いてきてくれて… |
| リーガル | 私の土地で、万が一プレセアに何かあっては申し訳がないのでな |
| リーガル | 現場調査もかねて付き添っていたのだが… |
| プレセア | まさにその不法侵入者と思わしき人がいたのでこうして様子をうかがっていました |
| しいな | … |
| リーガル | しいな…?どうかしたのか? |
| しいな | 貴族に雇われた、採掘現場の作業員… |
| しいな | …それってあたしが護衛する予定の作業員の事じゃないか! |
| リーガル | それは、一体どういう事だ?しいなが、あそこにいる奴を護衛? |
| しいな | つまりこの依頼は、あたしにリーガルの土地を荒らす悪党に荷担しろって事かい! |
| プレセア | しいなさん…。侵入者に聞こえますよ |
| しいな | こんな…リーガル達に迷惑をかけるような依頼を寄越すなんて…!許せないね! |
| しいな | リーガル、プレセア!ちょっと待ってておくれ! |
| リーガル | しいな!? |
| 忍の仕事 | scene2 |
| 作業員 | う、うわあっ!な、何だお前!? |
| 作業員 | あ、ああ。もしかして例の、護衛してくれるっていう忍か? |
| しいな | 誰がお前の護衛なんかするか!大人しく捕まりな! |
| | |
| リーガル | あの男は騎士団に突き出してきた。ひとまずは安心だ |
| リーガル | プレセア、もう採掘しても大丈夫だぞ |
| プレセア | ありがとうございます |
| しいな | 本当に、その…任務とはいえ、何て謝ったらいいか…迷惑をかけてすまなかったね |
| リーガル | しいなが謝る事ではない |
| リーガル | 自分の忍としての任務を全うしようとしただけだろう? |
| リーガル | 今回の一件はその依頼主の貴族が黒幕で間違いないだろうが、しいなは知らなかっただけだ |
| リーガル | それに、こうして不法侵入者の確保にも協力してくれたのだ |
| リーガル | とても助かった。感謝している |
| しいな | リーガル… |
| プレセア | 依頼人は選べないから仕方ないと思います。元気を出してください |
| リーガル | そうだ。こんな事で落ち込んでてはキリがないぞ |
| しいな | …そうだね |
| しいな | うん、あたしは忍としての誇りを持って仕事を頑張るよ! |
| プレセア | 私も…しいなさんの様に自分の仕事を頑張ります |
| しいな | 二人とも、励ましてくれてありがとう |
| しいな | でも、今回の事は、依頼主を見抜けなかったあたしにも落ち度はある |
| しいな | リーガル、貴族の処分に関しては、あたしに任せてくれるかい? |
| リーガル | ああ、構わないが… |
| しいな | よぉし!そうと決まれば依頼主の貴族のところへ行って… |
| しいな | 二度と悪さ出来ないように忍の恐ろしさを徹底的に叩き込んでやるよ! |
| プレセア | … |
| プレセア | 元気が出たみたいですね |
| リーガル | …忍というのは恐ろしいものだな |