| Name | Dialogue |
| 結果オーライ | scene1 |
| リッド | おい、ファラ…。いくら買い出しだって言っても、こんなに買う必要あったのかよ |
| ファラ | だって、せっかく大きな街まで買い物に来たんだもん。買えるだけ買っておかないと |
| リッド | そんなモンかぁ?まあ、いいか。さっさと帰ろうぜ。こっちは荷物持ちで疲── |
| 子ども | うわあああああんっ!!だれか、たすけて~っ!! |
| ファラ | 泣き声!? |
| リッド | 今の声…森の方からか… |
| リッド | …って、おいファラ!? |
| ファラ | わたし、見てくる! |
| リッド | 行っちまった…まったく、子どもを使った強盗だったらどうすんだよ… |
| | |
| ファラ | 大丈夫!? |
| | グオオオオッ! |
| 子ども | うわああああんっ!!助けて、おねえちゃああんっ!! |
| ファラ | 魔物だったんだ…!任せて!すぐに助けるからね! |
| リッド | ファラ! |
| リッド | 何だよ…!子どもが魔物に囲まれちまってんのか |
| ファラ | リッド!あの子を助けたいの!手伝って! |
| リッド | 助けたいの…って、お前、この状況わかってんのか!?下手すりゃオレ達まで囲まれるぞ! |
| ファラ | そうかもしれないけど… |
| ファラ | あの子を放ってなんておけない!行くよ…!はああっ! |
| リッド | おいっ、聞けよ! |
| ファラ | 双撞掌底破っ! |
| | ギャウウウウッ! |
| ファラ | 無事!?怪我はない!? |
| 子ども | うわあああんっ、怖かったよーっ!! |
| ファラ | 頑張ったね。もう大丈夫だから |
| リッド | おいおい…ファラの奴、自分から魔物に囲まれに行きやがって… |
| | グオオオオッ! |
| リッド | …仕方ねぇなあ。ったく… |
| 子ども | お姉ちゃん、魔物が近づいてきてるよ… |
| ファラ | 大丈夫!わたしが守るから |
| ファラ | でも、ちょっとピンチかな。囲まれるなんて思ってなかったし… |
| リッド | 魔神剣! |
| | グオオオオッ! |
| リッド | また考えなしに突っ込みやがって。お前一人でどうするつもりだったんだよ |
| ファラ | リッド!? |
| ファラ | うん…ごめん |
| リッド | …ファラ。こいつらはオレが引きつけておく。その間に子どもを安全なところに連れてけ。いいな? |
| ファラ | ありがとう、リッド!!すぐ戻るから!! |
| ファラ | さ、行こう! |
| 子ども | うん!! |
| | グァオオオオ |
| リッド | ったく、またファラの後始末か。…ほら、かかってこいよ! |
| 結果オーライ | scene2 |
| ファラ | 飛燕連脚! |
| | ギャウウウウッ! |
| ファラ | はあ、はあ…ごめん、リッド。間に合った…かな |
| リッド | まあ、セーフってとこだ。よし…これで終わりだな |
| リッド | さっさと子どもを送って、コルテア街に帰ろうぜ |
| ファラ | うん! |
| | |
| 母親 | 息子を助けていただきありがとうございます! |
| ファラ | いいえ、どういたしまして! |
| 母親 | まったく…いつも、一人で街の外へ出歩いちゃ駄目って言ってるのに |
| 子ども | ごめんなさい… |
| ファラ | あの子を送り届けられてよかったね、リッド! |
| リッド | どこが「よかった」んだよ。また無茶しやがって |
| ファラ | そう?大丈夫だよ。リッドが助けてくれたからあの子も無事で済んだんだし |
| リッド | はあ…そういう意味じゃなくてだな |
| ファラ | それに、いい事した後って気持ちいいじゃない!ね? |
| ファラ | さ、日が暮れる前に帰ろう!リッド、荷物持ちお願いね |
| リッド | …やっぱり子どもの事しか考えてねえ、か。無事だった奴に自分も入れろよ… |
| リッド | ま、それがファラ、か。あいつから無鉄砲を取り上げたらファラじゃなくなっちまう |
| 一緒に運動しよう | scene1 |
| ファラ | …98…99っ!! |
| ファラ | 100っ!! |
| ファラ | ふぅ。ちょうどワンセット終わったし、休憩しようかな |
| キール | やぁ、ファラ。自主稽古か? |
| ファラ | キール!この時間に外にいるなんて珍しいね! |
| キール | あ、ああ。ちょっと肩と背中が痛むから休憩をしようと思ったんだ |
| ファラ | あーっ!キール、またずぅっと本を読んでたんでしょ! |
| ファラ | ちゃんと休憩しないと駄目じゃない! |
| キール | そ…それは…!論文がいい具合に進んでたんだ。途中でペースを崩したくないだろう? |
| キール | ま…まあ、同じ姿勢を取り続けて身体を痛めたのは事実だ。少しは運動する事にするよ |
| ファラ | うん!それがいいよ。身体を痛めたら研究も何もできなくなっちゃうもんね |
| キール | ああ、その通りだ |
| キール | …ファラはいつもこうやって自主稽古をしてるのか? |
| ファラ | 毎日ってわけじゃないけど…時間が空いた時とかにやってるよ! |
| ファラ | 魔物が襲って来る時もあるしいざという時の為にもちゃんと動けるようにしなくちゃって |
| キール | そうか…すごいな |
| ファラ | ううん。わたしだって昔から稽古してたわけじゃないし |
| ファラ | キールも、毎日ちょっとずつ運動すれば、きっと、今よりもっと動けるようになるよ! |
| キール | 毎日ちょっとずつ、か |
| キール | …ファラ、ぼくにもできる、短くて、軽い運動はないか? |
| ファラ | もちろんあるよ!じゃあ、さっそく一緒にやってみない? |
| キール | え?いや、その…教えてくれるだけで… |
| ファラ | 一人でやるよりは、一緒にやった方が楽しいでしょ? |
| キール | それは確かに一理ある…が… |
| キール | …嫌な予感がする… |
| ファラ | 大丈夫!イケるイケる!! |
| キール | やれやれ…。…ファラは言い出したら聞かないからな… |
| キール | …わかった、よろしく頼むよ |
| ファラ | うん!任せて! |
| 一緒に運動しよう | scene2 |
| ファラ | ふー!はい、終わり!ね?いい汗かいたでしょ? |
| ファラ | …あれ?キール? |
| キール | ぜえ…はあ… |
| キール | はあ、はあ…げほっ!げほ、ごほっ!げほっ!げほ、ごほっ! |
| ファラ | あれ?キール、大丈夫? |
| キール | こ、これが大丈夫に見えるか…? |
| キール | ファラ…!どこが軽い運動なんだ!思いっきりハードだったぞ…!! |
| ファラ | そう? |
| ファラ | 運動時間も短いし、研究で忙しいキールにはちょうどいいと思ったんだけど… |
| キール | じ、時間が短くてもその時間の運動量が過剰では意味がないだろう! |
| キール | うう…も、もう限界…だ… |
| ファラ | キ、キール!大丈夫!? |
| キール | う… |
| ファラ | …キール…? |
| キール | … |
| ファラ | き、気絶しちゃった…! |
| ファラ | キール!しっかりして!キールってばー!! |