| Name | Dialogue |
| ひと言多い! | scene1 |
| レイア | ジュード!早く早く!先に行っちゃうよ? |
| ジュード | ごめん!準備に手間取っちゃって |
| レイア | もう、しっかりしてよね!これから魔物討伐に行くのにそんな事でホントに大丈夫? |
| ジュード | だ、大丈夫だよ |
| レイア | よし!じゃあ行くよ!しゅっぱーつ! |
| | |
| レイア | うう… |
| レイア | 何だか今にも魔物が出てきそうなところだよね… |
| ジュード | その魔物を討伐しに来たんだから当然と言えば当然なんだけどね |
| レイア | 魔物と戦うのはいいんだけどさ、急に出て来られるのが嫌なの |
| レイア | ビクッ!ってなるでしょ |
| ジュード | 気にするのそっちなんだ… |
| ジュード | じゃあ戦うのは大丈夫なんだね。さすが棍術マスターだ |
| レイア | あったりまえでしょ!ジュードもがんばって── |
| | ガアアアア! |
| ジュード | 魔物!?行くよ!レイア! |
| | ザシュッ! |
| ジュード | うわっ! |
| レイア | ジュード! |
| ジュード | 大丈夫…、かすり傷だよ! |
| レイア | ファーストエイド! |
| レイア | ジュードは戦いに集中して!回復は任せて! |
| ジュード | ありがとう! |
| ジュード | はあぁーっ! |
| | ギャアアア! |
| レイア | ふぅ…。傷が浅くてよかったね |
| レイア | それにしても、あれだけの数を相手にやっつけちゃうなんて…さすがジュードだね! |
| ジュード | そんな事ないよ。レイアの回復術のお蔭でいつも助かってるよ |
| レイア | な、何よ、改まって… |
| ジュード | まあ、時々棍で殴られて、逆に怪我させられちゃう事もあるけどね |
| レイア | そうだね…って、 |
| レイア | ちょっと!ジュード!ひと言多い! |
| レイア | ジュードも回復術は使えるけど、わたしも負けないよ! |
| レイア | しっかりサポートするから、大船に乗ったつもりでいてよね。このレイアに任せなさい! |
| ジュード | はは…頼もしいね。じゃあ先に進もうか |
| ひと言多い! | scene2 |
| | グオオオオ! |
| レイア | きゃっ! |
| ジュード | レイア!危ないっ! |
| | ドカッ! |
| ジュード | ぐわぁっ! |
| レイア | ジュード!! |
| レイア | このぉ!瞬迅爪ー! |
| | ギャウウウ! |
| レイア | よし、今のうちにジュードを…! |
| ジュード | うう… |
| レイア | あ、気が付いたんだね、ジュード。よかった~、心配したんだよ |
| ジュード | …レイア…。僕は…ああ、魔物に吹っ飛ばされたんだっけ |
| レイア | そうだ、話はあと!先にあいつをやっつけなきゃ! |
| レイア | ジュードはここで休んでて! |
| | … |
| レイア | これで決めるよ!兎迅衝ー!! |
| | ギャアアア! |
| レイア | やった! |
| レイア | 具合はどう?ジュード。まだぼーっとしてる? |
| レイア | ファーストエイドだとちょっと効果が弱かったかな… |
| ジュード | そんなことないよ。ありがとう、レイア。でもごめんね…一人で戦わせちゃって… |
| レイア | ううん、わたしの方こそごめんね。わたしをかばってくれたせいでこんな事になっちゃって… |
| ジュード | ううん。レイアは無事だったし、魔物もレイアが倒してくれたから助かったよ |
| レイア | ジュード…わたし、もっと強くなりたい! |
| ジュード | そうだね、僕も強くならないと… |
| ジュード | でも、なかなかだったよ、レイアの棍捌き |
| レイア | そ、そう?何が何だか、無我夢中で… |
| ジュード | レイアに棍は鬼に金棒だね。レイアが棍を振り回す姿はまさに鬼のようだったよ |
| レイア | え…?鬼!? |
| レイア | ちょっと!わたしが鬼みたいって一体どういう事!? |
| ジュード | え…あ、いや、褒めたつもりなんだけど… |
| レイア | わかりました-!なら、その鬼の金棒で、もう一回眠ってもらおうかなー? |
| ジュード | な、何言ってるんだよ!レイア! |
| レイア | 大丈夫!怪我しちゃっても、わたしの回復術で治してあげるから |
| レイア | じゃあ、心の準備はいい? |
| ジュード | ちょっと待ってよ!いい意味で!いい意味でだってば! |
| 大切な用事 | scene1 |
| レイア | おかしいなぁ。ジュード、一体どこに行っちゃったんだろ? |
| レイア | ジュードの事だから、このあたりをうろうろしてるかと思ったんだけど… |
| レイア | とりあえず街を一回りしてみよ。見つかるといいんだけど… |
| レイア | 見当たらないなぁ…。一体どこに行っちゃったんだろう |
| ??? | どうしたんだ?そんな困った顔して |
| レイア | あ、アルヴィン!いいところにいた! |
| レイア | ねぇ、アルヴィン。ジュード見なかった? |
| アルヴィン | ジュードか?いや、見てないな。ジュードに何か用があるのか? |
| レイア | うん、そうなんだ。大切な用事があるんだけどどこへ行ったかわからなくて |
| アルヴィン | あー、そういえば今朝会った時、今日は街から出るような事を言ってたな |
| アルヴィン | 時間までは聞いてなかったがもしかしたら、もう街を出ちゃったんじゃね? |
| レイア | え?そうなの!?な~んだ… |
| レイア | じゃあ街の外を捜してみようかな。ありがとう、アルヴィン |
| アルヴィン | よっぽどな用事なんだな。まぁ、魔物に気をつけるんだぞ |
| | |
| レイア | 勢いよく街の外に来たものの…どこに向かえばいいのかな |
| ??? | おや、レイアさん。こんなところで何をなさっているのです? |
| レイア | ローエン!ローエンこそ、こんなところで何やってるの? |
| ローエン | 隣街に大変美味しいお茶菓子があると聞きまして |
| ローエン | いても立ってもいられず、買ってきたというわけです。いやぁ、なかなかの行列でした |
| レイア | ええ!?何それ!ローエンもそういうものに興味あるんだね |
| ローエン | ほっほっ、それよりレイアさん、何か用があって、こんなところへいらしてたのではないですか? |
| レイア | ああ、そうだった!ねえ、ジュードを捜してるんだけど見なかった? |
| ローエン | いいえ、見てませんね。お菓子の行列にもいらっしゃらなかったと思いますが… |
| レイア | さすがにそこにはいないと思うけど… |
| ローエン | そういえば、時々この先の森へ出かけているようですよ。行ってみてはいかがですか? |
| レイア | 森に?森で何やってるんだろう |
| ローエン | さぁ…。魔物退治にでも── |
| | ガサガサ |
| レイア | ん?何か今物音が… |
| | グオオオオ! |
| レイア | 魔物!?もう!急いでるのに! |
| 大切な用事 | scene2 |
| レイア | ふぅ~、何とか倒せたね。ありがとう、ローエン、助かったよ |
| ローエン | いえいえ、よい運動になりました。これでお菓子が一層美味しくいただけそうです |
| レイア | よ、よかったね。じゃあ、わたしは森へ行ってみるよ |
| ローエン | ジュードさんに会えるといいですね。くれぐれも、お気をつけて |
| | |
| レイア | …って、森へ来たけど、どっちに行けばいいの? |
| レイア | ジュードー!ジュードーー! |
| レイア | …はぁ、ジュードがここにいる保証があるわけじゃないんだよね… |
| レイア | えーい!ここまで来たら絶対に見つける!前進あるのみ! |
| | |
| レイア | 別れ道か~。う~ん、どっちだろ?えーっと… |
| レイア | …右だね。うん、右だ!絶対右! |
| | |
| レイア | んん?急に開けたところに出たけど…って、あれ?ここって、最初に入ったところじゃあ…? |
| レイア | いつの間にか戻ってきちゃったよ…。おっかしいな~ |
| レイア | しかも結局ジュードはいなかったし… |
| ??? | あれ?レイア?こんなところで何してるの? |
| レイア | ジュード!やっと見つけた! |
| レイア | ずーっと捜してたんだよ!森で何してたの? |
| ジュード | さっきまで森でトレーニングしてたんだ。最近、時々来てるんだよ |
| レイア | トレーニング?そんな事してたんだ |
| ジュード | うん。でも、僕がここにいる事がよくわかったね |
| レイア | え?あ、うん…。何だかよくわからないけど…女の勘ってやつ? |
| ジュード | 何それ…。それでたどり着くなんて、すごいね… |
| ジュード | で、僕を捜してたって、何か用だったの? |
| レイア | そうそう!えーっとね… |
| レイア | あれ?何だっけ? |
| ジュード | …まさか、忘れちゃったの? |
| レイア | う、うん…。そうだ!もう1回森に入って同じ道をたどれば思い出すかも! |
| ジュード | 忘れちゃうくらいなんだからもともと大した用事じゃなかったんじゃないの |
| レイア | そ、そんなことないよ!さぁジュード!もう1回森へ行くよ! |
| ジュード | ちょっ…!レイア、本当にもう一度森に行くの?! |