| Name | Dialogue |
| みんなで踊ろう!夏祭り! | |
| ビエンフー | 姐さん~!マギルゥ姐さん~! |
| マギルゥ | そう大声で呼ばずとも、ちゃんと聞こえておるわい。一体何事じゃ |
| ビエンフー | これを見てほしいでフよー! |
| ライフィセット | それって、街中に貼ってあるチラシだよね |
| ビエンフー | そうでフよ!この街でやる夏祭りのお知らせでフ! |
| ロクロウ | ほう、夏祭りか。この時期の風物詩だな。で、それがどうかしたのか? |
| ビエンフー | ただの夏祭りじゃないんでフ!何と、ノルミン族を祀る大規模なお祭りなんでフよ~! |
| アイゼン | なるほどな。お前も祀られる対象という事か |
| ビエンフー | そういう事でフ!いや~、何だか照れるでフね~ |
| ベルベット | 祀るほどの存在なの? |
| アイゼン | ああ見えて人々に有益な加護を与える存在だ。崇められても不思議はない |
| エレノア | 騎士の任務でお祭りの警備をするので関係者の方々とお話ししましたが、ノルミン族への敬意を強く感じました |
| エレノア | 想定される参加人数も多くて…屋台もたくさん出店するので例年とても盛り上がるのだとか |
| ライフィセット | 屋台か…面白そう!お祭りの屋台って、美味しい食べ物や楽しい遊びがいっぱいなんだよね |
| マギルゥ | 坊は興味津々のようじゃのー |
| ベルベット | …どうしてあたしの方を見て言うのよ |
| マギルゥ | エレノアよ。坊ぐらいの少年が一人でお祭りに来ていれば、どうなるかのう? |
| エレノア | お祭りは夜ですから…声をかけて保護する事になっていますね |
| ベルベット | …そんなに煽らなくてもあたしも行くわよ。それでいいんでしょ |
| ライフィセット | ありがとう、ベルベット!一緒にお祭りに行けて嬉しいよ |
| ベルベット | 別に…あたしも興味があっただけよ |
| マギルゥ | ふふん、相変わらず、坊に甘々じゃな~♪ |
| ベルベット | 何か言った? |
| マギルゥ | な~んも言っておらんわい。面白そうじゃ、儂も行くとするかの |
| ロクロウ | 俺も行こう。祭りなら美味い心水が呑めるだろうからな |
| アイゼン | ああ、地心水も気になる |
| エレノア | みんな行くんですね。私は警備なので一緒に行けませんが存分に楽しんできてください |
| マギルゥ | 任せよ。この儂がお主の分まで飲めや歌えやドンチキドンチキから騒ぎで存分に楽しんで見せよう |
| エレノア | …ほどほどに楽しんできてください! |
| ライフィセット | …ねえ、エレノア。このチラシに書いてある「太鼓の打ち手募集」って何? |
| エレノア | それは、お祭りの目玉で、太鼓演奏があるんです。その演奏者の募集という事ですね |
| ベルベット | 太鼓演奏が目玉なの? |
| エレノア | 演奏だけでなく、太鼓のリズムに合わせて、参加者が円を描くように踊るんです |
| エレノア | そうやってノルミン族の丸さを称えているのだとか |
| ベルベット | …随分変わった風習ね。そんな伝統の太鼓の打ち手を公募で決めていいの? |
| エレノア | 主な奏者は達人の方が担います。募集しているのは、横で小さな太鼓を叩いて盛り上げる役割なんです |
| ライフィセット | それなら、僕でも出来るかな? |
| エレノア | ええ、勿論。練習すれば誰でも出来るそうですよ。定員もまだまだ空いてるようですし… |
| エレノア | 後で係の人に話して練習用の資料をもらってきますね。太鼓も借りられないか聞いてみます |
| ライフィセット | ありがとう!僕、頑張るよ! |
| アイゼン | 祭りの楽しみが増えたな |
| ビエンフー | ノルミン族を称える太鼓という事はボクを称える太鼓という事!嬉しいでフよ~~! |
| マギルゥ | ふむ、儂も楽しみじゃわい |
| ライフィセット | たくさん練習するね! |
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| マギルゥ | 次はどこの屋台にしようかのー。こっち──やっぱり、あっちじゃ! |
| ビエンフー | ビエ~~ン!姐さん、これ以上は持てないでフよ~~! |
| ライフィセット | あはは。マギルゥ、楽しんでるみたいだね |
| ベルベット | お祭りより、振り回す事を楽しんでるんでしょ |
| ライフィセット | ふふ、そうかも。お蔭でちょっと気が紛れたかな |
| ベルベット | …緊張してるの? |
| ライフィセット | うん、いよいよ本番だなって思うとちょっとだけ… |
| ベルベット | 心配しなくても大丈夫よ。あんなに練習したんだから |
| ビエンフー | そうでフ!練習に付き合ったボクが保証するでフ! |
| ビエンフー | ノルミン族を称える立派な太鼓演奏が出来るでフよ! |
| マギルゥ | もし練習通りにならんでもノリと勢いで押し通せば何とかなるもんじゃわ |
| ベルベット | 相変わらず適当ね |
| ライフィセット | でも、いい感じに肩の力は抜けたよ。ありがとう! |
| ライフィセット | そろそろ時間かな。じゃあ、行ってくるね! |
| ベルベット | ええ、行ってらっしゃい |
| マギルゥ | どれ、坊の演奏に合わせて儂らも踊るとするかのー |
| ビエンフー | 「儂ら」…って、何でフか… |
| マギルゥ | 決まっておるじゃろ。ビエンフーもベルベットも一緒に踊るんじゃよー! |
| ビエンフー | ボ、ボクもでフか!? |
| ベルベット | ちょっと、急に言われても振り付けもわからないわよ |
| マギルゥ | ノリと勢いで押し通せば何とかなるもんじゃと言ったじゃろ |
| ベルベット | 最初からノリと勢いしかないのは問題だって言ってるのよ… |
| マギルゥ | ふふふ、儂を甘く見とるな。振り付けは完璧じゃ! |
| ビエンフー | エレノア様がもらってきた資料に曲の詳細や振り付けの説明もあったでフからね~ |
| ビエンフー | 練習に付き合う内に覚えたんでフ。人前で踊るとは思わなかったでフよ… |
| マギルゥ | ええい、何を躊躇っておる! |
| マギルゥ | ノルミン族を祀る祭りでノルミン・ブレイブが勇気を出さんでどうするんじゃ |
| ビエンフー | それを言われてしまったらやるしかないでフね…! |
| マギルゥ | ほれ、ベルベット。儂らの見よう見まねでよいぞ |
| ベルベット | 遠慮しておくわ。そういうの、柄じゃないから |
| マギルゥ | 坊の太鼓演奏をお主が盛り上げんでどうするのじゃ? |
| ベルベット | あたしはビエンフーみたいに乗せられたりしないわよ |
| ベルベット | 何を言われようと、踊るつもりはないわ |
| マギルゥ | つまらん奴じゃのー。ならば儂らの華麗な舞に見惚れとれぃ! |
| マギルゥ | ゆくぞ、ビエンフー! |
| ビエンフー | あっ、姐さん!待ってくださいでフ~! |
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| ライフィセット | やぁっ! |
| | ドンドンドドン! |
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| ベルベット | ………… |
| ベルベット | …あたしが盛り上げなくてどうする…か |
| ベルベット | あんな言葉に乗せられるわけじゃないけど…手拍子ぐらいなら…ね |
| | パン、パパン… |
| ベルベット | (練習してる音を 何度も聞いていたお蔭ね。 リズムが自然と出てくるわ) |
| | パンパン、パパン… |
| ベルベット | …?今、あたし以外にも誰か… |
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| ライフィセット | えいっ! |
| | ドンドン、ドドン! |
| | パンパン、パパン! |
| ライフィセット | …手拍子? |
| ライフィセット | ──!あれは…! |
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| | パンパンパン! |
| ベルベット | 観客みんなが手拍子を… |
| ベルベット | 踊りに参加しなくても、会場全体で祭りを盛り上げる…悪くないわね |
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| ライフィセット | はぁっ! |
| | ドンドン、カッカッ、ドンドンッ! |
| | パンパン、パパン、パンパン! |
| ライフィセット | あはは、何だか会場と一体になったみたいで、すごく楽しい! |
| ライフィセット | よぉし!僕も頑張って、もっともっと盛り上げるぞ! |