| Name | Dialogue |
| 熱戦!屋台賑わう夏祭り! | |
| | ガヤガヤ── |
| ウッドロウ | 随分賑わっているな。前にこの街の夏祭りに来た時はここまでではなかったと思うが… |
| ウッドロウ | 心なしか屋台の数も多い。何か上手い工夫をしたようだな… |
| 町長 | おお、これはこれはウッドロウ様。このような小さなお祭りにお越しくださるとは光栄です |
| ウッドロウ | 町長か。何、近くに来る用事があってな。視察がてら寄らせてもらった |
| ウッドロウ | かなり盛り上がっているようだが特別な催しでもあるのか? |
| 町長 | いえ、大した事ではありません。実はちょっとしたキャンペーンをやってまして |
| 町長 | お祭りの屋台で獲得した景品の数に応じて、さらに賞品がもらえるキャンペーン… |
| 町長 | その名も「プライズハンター大会」を実施しているのです |
| ウッドロウ | なるほど上手く考え出したものだな |
| ウッドロウ | 客は祭りの屋台を楽しみながら景品を得る事ができさらに本部から賞品がもらえる |
| ウッドロウ | そのため必然的に屋台を回る客が増え収益を見込めると見た経営者も増し屋台が以前より集まったのだな |
| 町長 | さすがウッドロウ様。ご察しの通りです |
| ウッドロウ | 面白そうだ。私も参加して構わないだろうか |
| 町長 | 勿論です!ウッドロウ様がご参加くだされば、大会は盛り上がる事間違いなし! |
| 町長 | そうなればこの祭りの成功は約束されたも同然! |
| ウッドロウ | 大げさだな。だが、期待に応えられるよう頑張るとしよう |
| 町長 | それでは受付にご案内しましょう |
| ウッドロウ | さて…参加したからには成果を上げねばならんな |
| ウッドロウ | 景品をたくさん取れば取るほど大会本部から賞品がもらえるルール… |
| ウッドロウ | 競争でないというのは助かる。ゆっくりと取りかかるとしよう |
| ロンドリーネ | いたいた。噂のウッドロウ!捜したよ |
| ウッドロウ | ロンドリーネ君じゃないか。噂とは、何の事かな? |
| ロンドリーネ | プライズハンター大会に参加するんでしょ?町長がそう宣伝してたよ |
| ウッドロウ | ああ、なるほど。私の参加で盛り上がるというのはただのお世辞ではなかったのか |
| ロンドリーネ | ねぇ、私のチームに入らない? |
| ウッドロウ | チーム? |
| ロンドリーネ | あ、もしかして知らなかった?この大会はチームで参加してもいいの |
| ロンドリーネ | 景品を集めるには人手があった方がいいでしょ? |
| ウッドロウ | 確かにそうだな。チームを組んだ方が有利というわけか |
| ロンドリーネ | もらえる賞品の数は一緒だから山分けって事になるけどね |
| ロンドリーネ | 私は景品をたっくさん集めないともらえない賞品を目指してるから、みんなに手伝ってもらってるわけ |
| ウッドロウ | それは合理的な戦略だね |
| ロンドリーネ | でしょ!他のメンバーは、今は屋台に挑戦してて…あ、戻ってきた |
| ティア | ここにいたのね。景品、取ってきたわよ |
| ミラ | 私も成果は上々だ。この分だとすぐに景品が集まるな |
| カロル | ねぇねぇ、輪投げが今なら安いって。みんなも一緒に──あれ?ウッドロウ? |
| ロンドリーネ | うん。今、チームに勧誘してたとこ |
| ウッドロウ | 全員で四人か。粒揃いのようだな |
| ロンドリーネ | でしょ。ここにウッドロウが入れば鬼に金棒だよ |
| ウッドロウ | はは、ありがたい申し出だが、私はやめておく事にするよ |
| ロンドリーネ | えっ、どうして!? |
| カロル | もしかして、もう他にチームが決まってるの? |
| ウッドロウ | いや、確かにチームに入れば合理的だが、私は一人で挑戦しようと思う |
| ウッドロウ | 君達のような強いチームがいるならそれより早く景品を集める。と挑戦状を叩きつけるとしよう |
| ミラ | ふむ。競い合う方が大会も盛り上がる。…といったところか? |
| ロンドリーネ | なるほど、町長の思惑に乗るってわけだね |
| ウッドロウ | ご明察だ。君達を利用するようで忍びないが… |
| ロンドリーネ | ううん、面白そうだし、いいよ。じゃあ今からは好敵手同士って事で。絶対、負けないから! |
| ウッドロウ | ああ。切磋琢磨するとしよう |
| ??? | お、みんなも参加するのか? |
| ガイ | そうそうたる顔ぶれだな。みんなチームなのか? |
| ロンドリーネ | ガイ!ううん。今、ウッドロウに振られたとこ |
| ミラ | よい好敵手として戦い、大会を盛り上げようと話していたところだ |
| ガイ | なるほどな。どっちにしても俺にとって手ごわい敵かな? |
| カロル | 頼もしい味方になる手もあるよ!ガイもボクらのチームに入らない? |
| ティア | そうね。ガイは器用だし頼りになると思うわ |
| ガイ | 悪いな、ティア。俺は全賞品を狙っててね。チームを組んだらそれは出来ないだろ |
| ロンドリーネ | それはそうだね。私達も、みんなそれぞれほしい物があって参加してるし |
| カロル | 残念。仲間になってくれたら頼もしかったのになぁ |
| ウッドロウ | 私は少し安心したよ。好敵手がさらに手ごわくなるところだったからね |
| ガイ | あれ?好敵手って物の例えじゃなく本当に張り合おうって事なのか? |
| ウッドロウ | ああ。一人で多数と競うのは難しい事だが挑戦は無謀な方が盛り上がるだろう? |
| ガイ | はは、まあ…序盤で大差をつけられなければ勝機はあるかもな |
| ウッドロウ | 確かに、差がつきすぎれば興が冷めてしまう。頑張らなければな |
| ガイ | それじゃあ、俺は失礼するよ。急がねぇと、取りやすい景品が他の奴に取られちまうからな |
| カロル | そっか。大会の賞品は競争じゃないけど取りやすい景品は早い者勝ちなんだ |
| ロンドリーネ | 急ごう!ウッドロウには悪いけど圧倒的な差をつけて見せるよ! |
| ミラ | ああ。手加減は出来ない。私はこの大会を全力で楽しむと決めたからな |
| ティア | そうね。行きましょう |
| ウッドロウ | さて、私ものんびりしていられないな。みなに先を越されないよう急ぐとしよう |