Event | Name | Dialogue |
| 「星のカケラ」編 | |
| オリエ | 早速ですが、星のカケラに選ばれたみなさんにお話を伺いたいと思います |
| オリエ | お聞きした内容は、本の中で「星のカケラ」編という題でまとめさせていただきます! |
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| ミラ | ああ。何でも聞いてくれ |
| ルーク | 俺達の活躍、カッコよく書いてくれよな! |
| オリエ | はい、お任せください♪ |
| オリエ | えっと、では時系列順にお話を伺っていきますね |
| オリエ | 私の調査によると、大きく事件が動き出したのはトーティス村の襲撃からのようです |
| クレス | そうだったのか。…あの時の事は今でも忘れられないよ |
| クレス | 僕とチェスターが狩りに出ている間に村が何者かに襲われて、僕のペンダントを奪われてしまったんだ… |
| クレス | 調べていく内に犯人はウィンドルの騎士サレだとわかったんだ |
| クレス | 僕はエステルやルーティの力を借りてサレを捜して、やっと追い詰めたんだけど… |
| クレス | サレが奪ったペンダントの力で、封印されていたダオスが復活したんだ |
| オリエ | サレさんはダオスさんの封印を解くために村を襲った…という事ですか? |
| クレス | いや、サレはダオスに操られていたと言っていたよ |
| クレス | でも、村の人達に酷い事をしたのはサレの意思だとも言ってたな… |
| オリエ | そんな… |
| クレス | ごめん、嫌な雰囲気になってしまったね |
| クレス | それで、エステルやルーティと一緒にサレやダオスと戦って、勝ったんだけど |
| クレス | そうしたら突然、ペンダントが光り始めて…星のカケラだった事がわかったんだ |
| オリエ | クレスさんが星のカケラに認められた瞬間という事ですね |
| クレス | ああ。僕の話は、こんなところかな |
| ユーリ | エステルはクレスと一緒に行動してたのか… |
| ユーリ | 戦争中に姫さんがいなくなったとなりゃ、騎士団の連中は気が気じゃなかっただろうな |
| オリエ | それは…仰る通りですね |
| オリエ | そういえばユーリさんは、この頃はまだ騎士団にいらっしゃったんですよね |
| ユーリ | ああ。でもちょうど、星のカケラ絡みの話で辞めたけどな |
| オリエ | その話、詳しく教えていただけますか? |
| ユーリ | 構わねぇが、そんな大した話じゃないぜ |
| ユーリ | いつも通りフレンと見回りしてたら森で魔物に襲われてるエルと会ってな |
| ユーリ | イニル街が病気で大変だって言うからフレンは騎士団に報告に戻って、オレは様子を見に行く事にしたんだ |
| ユーリ | それで、イニル街の病気を調べたら国王が設置した魔導器が原因でな |
| ユーリ | 途中で会ったミラと一緒に魔導器をぶっ壊して、それを国王に報告しに行ったんだよ |
| ソフィ | 国王…リチャードの事だよね。その時はまだ…闇に取り込まれてた? |
| ユーリ | ああ。全部わかった上で魔導器を設置したって言っていたからな |
| ユーリ | で、まぁ、国王が設置した兵器をぶっ壊した上に、文句まで言ったんだ騎士なんざ続けられるわけねぇだろ? |
| ユーリ | だからその場で辞めたんだ。お蔭で、お尋ね者にされちまって今度は騎士団から追われる側だ |
| ユーリ | そしたら、フレンの奴がしつこく追ってきやがってなぁ |
| オリエ | それは…逃げきるのに骨が折れそうですね |
| ユーリ | ああ。案の上、すぐ追いつかれて結局戦うハメになっちまった |
| ユーリ | ま、でもあいつと戦った事でオレは騎士団と決別出来たのかもな |
| ユーリ | オレには騎士団は向いてねぇ。後はフレンに任せときゃいいって思えたからな |
| オリエ | フレンさんをとても信頼されているのですね |
| ユーリ | 向き不向きがあるって気付いただけだよ |
| ユーリ | 話を戻すぞ。フレンと戦ってる時、魔導器から抜き取った魔核が急に光り出したんだよ |
| ユーリ | 今思えば、国王はあれだけ探していた星のカケラを、それと気付かず魔導器に組み込んでたんだな |
| ミラ | 私や四大がその魔核を見ても何もわからなかったのだ。気付かないのも無理はないだろう |
| オリエ | そういえば、ミラさんはその時は一緒ではなかったのですか? |
| ミラ | ああ。私は魔導器を破壊した後、ユーリと別れて、ア・ジュールへ向かったんだ |
| ミラ | 旅の途中でア・ジュールはさらに大規模な魔導兵器を作っていると聞いてな |
| ミラ | だが兵器工場に行っても兵器はない。そこで王であるガイアスに直接話を聞きに行ったのだ |
| ミラ | そうしたら、魔導兵器はまだ工場にあり、使う予定はないと説明を受けた |
| オリエ | えっと…つまりガイアスさんの知らないところで、誰かが兵器を動かしていたと…? |
| ミラ | ああ。…結論から言うとその誰かは、兵器開発の提唱者であるミュゼだった |
| ミラ | ウィンドルと戦っている最前線に魔導兵器を配備し、使用準備を進めていたのだ |
| ミラ | ガイアスに必要とされるためにな |
| オリエ | ですが…先程のお話だとガイアスさんはそれを望んでいなかったようですが… |
| ミラ | ああ、その通りだ。ミュゼが思い詰めた末に独断でやっていた事だった |
| ミラ | もっとも…彼女が思い詰めた原因は私にもあったんだがな… |
| ミラ | そして、私は使命を果たし、ガイアスがミュゼを説得する事で、その場は丸く収まった |
| オリエ | 使命…魔導兵器の破壊、ですね |
| ミラ | ああ。全ての魔導兵器を破壊する。…その決意を改めた時、魔導兵器から取り出したクリスタルが光り始めてな |
| ミラ | 星のカケラが魔導兵器の核として使われているのなら他のカケラも集めるべきだと考えた |
| ミラ | それで星のカケラの情報を得るために光の神殿へ向かう事にしたのだ |
| オリエ | そうだったんですね |
| オリエ | 同じイニル街の奇病を解決した二人が全く違う経緯で星のカケラに選ばれるなんて、すごい偶然ですね |
| ロイド | 実は、イニル街の話が関わってるのはユーリとミラだけじゃないんだぜ |
| オリエ | えっ、そうなんですか? |
| ロイド | ああ。実はゼロスの妹がイニル街で奇病にかかっちまってな |
| ロイド | 治療するためには、星のカケラを持って来いって国王に言われて一人で探してたらしいんだ |
| ロイド | 俺は俺で、コレットやリタと一緒に遺跡巡りをして星のカケラを探してたんだけど… |
| ロイド | ゼロスが遺跡の封印を解かせるためにコレットを連れ去っちまったんだ |
| ロイド | 二人を見つけて、話し合いで何とかしようとしたんだけど、話を聞いてくれるような状況じゃなくてさ |
| ロイド | ゼロスの目を覚まさせるために、俺はゼロスと本気で戦ったんだ。勿論、俺が勝ったけどな |
| ロイド | その後、理由を聞いたら妹のためを想ってやった事だって判明したわけだ |
| ロイド | それで、星のカケラを譲ろうと思ったら今度は星のカケラが光り出したもんだから、びっくりしたぜ |
| ユーリ | おいおい。さらっと言ってるが、波乱万丈だな |
| ロイド | そうか?遺跡を冒険してたら、困ってる友達を助けられたってだけだぞ |
| ソフィ | …みんな、ごめんね |
| ロイド | ど、どうしたんだ、ソフィ?何で謝ってるんだ? |
| ソフィ | ゼロスに星のカケラを持ってくるように言ったのはリチャード… |
| ソフィ | イニル街の魔導器も…サレのいた独立騎士団も…リチャードが命令したから |
| ソフィ | わたしの使命はリチャードを止める事だったのに… |
| ユーリ | ソフィの使命が何であれもう気に病む事はねぇよ |
| ミラ | うむ。最終的には使命を果たしたではないか |
| ミラ | 今やリチャードは世界を代表する賢王になった。それはソフィがいたからこそだ |
| ソフィ | そうかな…でも、私が記憶をなくしてなければもっと早くリチャードを止められた… |
| オリエ | 確か、未来から来た時の事故で記憶をなくしていたんでしたっけ? |
| ソフィ | うん。でも、パスカルが記憶を取り戻せるように手伝ってくれたの |
| ソフィ | お蔭で、リチャードのところまで行けてカイル達とも再会出来たの |
| ソフィ | 他にもパスカルが調べてリチャードは星のカケラの邪念に憑りつかれてるって教えてくれたんだ |
| ソフィ | リチャードとは戦う事になっちゃったけど… |
| ソフィ | 星のカケラを渡してもらって正気に戻ったの |
| オリエ | そして、その星のカケラにソフィさんが選ばれたというわけですね |
| ソフィ | うん |
| ミラ | ア・ジュールとウィンドルが戦っている前線…私とミュゼが戦った場所もそうだった |
| ミラ | もしかするとその時、私達は同じ場所にいたのかもしれないな |
| ソフィ | そうかな?だったら、すごい偶然だね |
| オリエ | 何だか、みなさんの話を聞いていると点と点が繋がっていくような感覚になりますね |
| ルーク | 感動するのはまだ早いぜ。点と点を繋ぐといえば、俺だ! |
| ルーク | 何たって俺は、親善大使として国と国を繋いでまわってたんだ |
| ルーク | …まぁ、最初は俺が勝手に非公式で始めた事だったけどな |
| ユーリ | 非公式って…下手すりゃ余計にややこしい事になるじゃねぇか |
| ルーク | 今思えば、無茶だったと思うけどよ、まぁ結果よければってやつだろ |
| ルーク | とりあえず隣のシルヴァラントに話付けようと思って、メルトキオまで行ったんだけど… |
| ルーク | 王様は病気で伏せてるって言うし、同じぐらい偉い神子は留守だしでいきなり困っちまったんだよな |
| ロイド | そっか。神子のコレットもゼロスも俺と一緒にいたもんな |
| ルーク | で、何とか話せる司祭のフィリアと話して、和平の約束を取り付けたんだ |
| クレス | 非公式って言ってたけどちゃんと和平の約束まで出来たんだね |
| ルーク | まあな!俺の人望も、大したもんだろ!? |
| ルーク | それで次はア・ジュールだ |
| ルーク | 運よくガイアスに会えたんだけどよ、やっぱ非公式だったから話聞いてもらえなくてさ |
| ルーク | 今なら仕方ねぇってわかるけどその時は俺、頭に血昇っちまってさ |
| ルーク | 絶対ガイアスに話つけてやる!って追いかけたんだ |
| ルーク | そしたらその途中、メルディの住んでるリンネル村がハスタの軍隊に襲撃されててよ |
| オリエ | …!ハスタさんが!? |
| ユーリ | ハスタか…俺が騎士団にいた頃も、いい噂を聞かなかったな |
| ルーク | 俺がハスタ達を追っ払ったらそれを見てたア・ジュール軍の大佐ってやつが出て来て |
| ルーク | ガイアスに会わせてくれたんだけど…あの眼鏡野郎、俺が持ってた星のカケラを狙ってやがったんだ |
| オリエ | 眼鏡のア・ジュール軍の大佐…もしかしてジェイドさんですか? |
| ルーク | そうだけど、あいつの名前なんて本に書かなくていいからな |
| オリエ | そうは行きませんよ。ガイアスさんと会わせてくれたなら和平交渉の立役者じゃないですか |
| オリエ | …ところで、今、さりげなく最初から星のカケラを持っていたと仰いませんでした? |
| ルーク | ああ。俺の家に古くからあった勲章が実は星のカケラだったんだ |
| ルーク | まあ、ジェイドのやつが取る前に俺が星のカケラに選ばれたんだけどな! |
| オリエ | ふむふむ…。こうしてみなさんが光の神殿に集まりました…と |
| ルーク | ああ。それから先は、みんなと一緒だ |
| ユーリ | このみんなで光の神殿に入っていったんだよな |
| ミラ | ああ。道中、意見の食い違いもあったが助け合う内に結束力が芽生えたな |
| クレス | みんな、世界を平和にしたいっていう気持ちは一緒だったからね |
| ソフィ | 魔物とか、罠とかあったけど力を合わせて、頑張ったよ |
| ロイド | 最後には何となく、みんなの願い事がまとまってたりもしたよな |
| オリエ | 試練の果てに生まれた掛け替えのない絆…!素敵です! |
| オリエ | そして力を合わせて、闇に取り込まれたティルグさんと戦ったわけですね |
| ユーリ | ああ。力を合わせても、かなり強敵だったけどな |
| ロイド | すげぇ力で殴ってくるし、みんなを毒にしてくるし、戦い辛くてさ |
| ルーク | ま、俺は余裕だったけどな |
| ミラ | そうか?大慌てでパナシーアボトルを使っていたと記憶しているが |
| ルーク | う、うるせぇ!手早い回復は重要だろ! |
| ソフィ | ルークは、アップルグミをわたしに使ってくれた |
| クレス | そうだね。あれがなければ、勝ててなかったかも知れないな |
| ルーク | へへ。そうだろ?俺もソフィがいねぇとヤバいって思ってたんだよ |
| オリエ | みなさんのうち、誰が欠けても勝てなかった…そのぐらいの戦いだったんですね |
| ミラ | ああ。それは間違いないな |
| クレス | 僕もそう思うよ |
| ソフィ | わたしも |
| ロイド | 6人いてこそだったよな |
| ユーリ | まぁな |
| ルーク | ああ。俺も異論はねぇよ |
| オリエ | ありがとうございます。これで「星のカケラ」編を書く事が出来そうです |
| ミラ | もういいのか?この後、願いを叶えてからまた事件が起こるのだが… |
| オリエ | はい。その件については、別の章に分けて書く予定です |
| オリエ | そちらのお話も改めてお伺いしますのでご協力、よろしくお願いします! |
| ミラ | ああ、わかった |