| Name | Dialogue |
| 可愛いって罪ですよね♪ | scene1 |
| アニス | えへへ~、買っちゃった~♪このコスチュームでハロウィンはバッチリだもんね |
| アニス | どうしよう、こんなの着たら、アニスちゃんのかわいさがさらにアップしちゃうな |
| アニス | それでもって、このかわいさに魅せられたお金持ちから熱烈ラブコールとか、うへへ… |
| アニス | って、あ、大佐だ。あんなとこで何してんだろ |
| アニス | 大佐~! |
| ジェイド | おや、アニス。随分とご機嫌のようですね。どうしたんですか |
| アニス | えへへ、それはですね、この―― |
| アニス | …あれ?ティアじゃん。何でここに? |
| ティア | こんにちは、アニス。ちょっと公務でカン・バルクに用があって来ていたの |
| アニス | ふ~ん。そうなんだ…。あ、そんな事より大佐!見てください、これ! |
| ジェイド | これは…何かの衣装ですか? |
| アニス | ハロウィンですよ、ハロウィン!これを着てハロウィン中の視線を釘付けなのです! |
| ジェイド | なるほど。生憎、私はこの種の衣装のことは疎いものでして |
| ジェイド | やはりここは同じ女性のティアに聞いてみては? |
| ティア | えっ?わ、私…ですか? |
| ティア | 私もその…あまり詳しいわけではないけど、かわいいと思うわ、アニス |
| ジェイド | だ、そうですよ、アニス |
| ジェイド | まあ私の基準では少々、品に欠けるという気がしないでもないですが |
| アニス | 品に欠けるって、それどういう意味ですかー! |
| ティア | そう言われると確かに…少しやり過ぎというか、大胆すぎるかもしれないわね |
| アニス | いいの、かわいいんだから!これを着ればお菓子だってもらい放題なんだから! |
| ティア | お菓子をもらうって…それ確か子どものための風習よね? |
| アニス | むー、子ども扱いしないで欲しいな!ぶーぶー! |
| ティア | ご、ごめんなさい、そういう意味じゃ… |
| ティア | 何ていうか、個性的な衣装だし、似合うと思うわ、アニス |
| アニス | な~んか褒められてるように聞こえないんですけどー |
| アニス | いいもんね。大佐とティアが分かってくれなくたって、街の人達はきっと分かってくれるし |
| ジェイド | なるほど。ではそれならいっそ、ハロウィンコスプレ大会に出場してみてはどうですか? |
| アニス | ほえ?大会ですか? |
| ジェイド | ちょうどこの近くの会場で開催されるみたいですし、先ほどの言葉を実証するいい機会ですよ? |
| アニス | むむむ… |
| ジェイド | おや、どうしました?怖気づいたのですか? |
| アニス | そ、そんな事はないですけど |
| ジェイド | ああ、この際ですからティア、あなたも出場してはどうですか |
| ジェイド | もう公務は終わったのでしょう? |
| ティア | わ、私は、そういうのは結構です |
| ティア | それに、いくら任務が終わったからといって遊びに来たわけではないですし… |
| ジェイド | それは残念 |
| ジェイド | ではその分、アニスの頑張りに期待するとしましょうか |
| ジェイド | ハロウィンの目玉イベントですから、もしかしたらどこぞの貴族やお金持ちも見ているかもしれませんし |
| ジェイド | そうそう、それに優勝者には賞金も出たと思いますよ |
| アニス | はぅあ!賞金!玉の輿… |
| アニス | うー、しょ、しょうがないな。そんなに言うなら出てあげますよ |
| ジェイド | さすがアニスです。楽しみにしていますよ |
| ティア | 大佐、どうしてそんなに詳しいのかしら… |
| 可愛いって罪ですよね♪ | scene2 |
| アニス | ほらほら~アニスちゃん、かわいすぎるでしょ?みんな見て見て~♪ |
| 観衆 | キャー!カワイイー!こっち見てー! |
| アニス | はいはい♪見てあげますよー☆次はどっちかな~? |
| アニス | やー、すっごい熱気だったよ!立ってるだけで、みんながキャーキャー言うんだもん |
| ティア | お疲れ様、アニス。衣装もとても似合ってたと思うわ |
| アニス | みんなのハートをがっちりだもんね |
| アニス | これはひょっとしてひょっとするとホントに優勝しちゃうかもですよ? |
| ティア | そうね、すごく盛り上がっていたし、私もその可能性はあると思うわ |
| アニス | えへへ、もっと言って、もっと言ってー♪ |
| ジェイド | そろそろ結果発表のようです。行ってみましょうか |
| 大会司会者 | ──優勝は…アニス・タトリンさん! |
| ティア | すごいわ、アニス!優勝よ! |
| アニス | はわわ!ホント?どうですか、大佐!やっぱり分かる人が分かるんですよ |
| ジェイド | さすがにこれは文句の付けようがありませんね |
| ジェイド | お見事です |
| アニス | えへへ、ティアは出なくて正解だったかもだねー |
| アニス | もし出てたらちょっと申し訳ない事になってたかもしれないし |
| アニス | あ、でも、来年があるし、そんな気にしなくても── |
| 大会司会者 | 子どもの部の優勝者はアニス・タトリンさんでした!続いて大人の部の優勝者の発表です! |
| アニス | へ?…子どもの…部!?ちょ、ちょっと何それー! |
| ジェイド | ああ、この大会は大人と子どもで参加枠が分かれているんですよ。申し込みの時に聞かれませんでしたか |
| ジェイド | 賞金も確か子どもの部はお菓子だったはずですね |
| ティア | アニス…ひょっとしてよく確かめなかったの? |
| アニス | えええ、そんなー…! |
| ジェイド | まあよかったじゃありませんか。少なくとも歳相応の魅力がある事は認められたわけですし |
| アニス | ぶーぶー!そんなの、玉の輿の役に立たないですよ! |
| ティア | 来年もあるんだし、気を落とさないで、アニス |
| アニス | ふーんだ!いいもんね。今回だってアニスちゃんの魅力に心を射抜かれたお金持ちがいるかもだし! |
| ジェイド | やれやれ、その調子じゃ玉の輿どころか、大人の部での優勝も遠そうですね |
| アニスちゃんの実力 | scene1 |
| 子ども達 | トリックオアトリート!おかしをくれなきゃイタズラするぞ♪ |
| アニス | 盛り上がってるね~ハロウィンだね~ |
| アニス | 子ども達もお菓子たくさんもらってすっごくうれしそうだよ。いいなあ |
| ルーク | たかだかお菓子くらいでみんな面倒くせー事してんだな |
| ルーク | 城じゃ、何も言わなくてもお菓子や果物が出てきたぞ |
| ティア | ルーク、それはあなただけよ… |
| ティア | それに、ハロウィンは特別なお祭り。手間は問題じゃないわ |
| ルーク | ふーん、そういうもんかね |
| ルーク | まあ、俺はどっちにしろそんな面倒くせぇ事は勘弁だけどな |
| アニス | そんな事言わないでください、ルーク様~ |
| アニス | あ、でもそのお城のお菓子食べさせてくれるならいいかも |
| ルーク | 何で俺が城のものをお前に食わせてやんなきゃなんねーんだよ |
| ルーク | アニスもあいつらみたいに仮装してお菓子をもらいに行けばいいじゃねーか |
| ティア | そういえばアニス、この間のコスプレ大会で着た衣装どうしたの? |
| ティア | あれを着れば、みんなお菓子をくれるんじゃないかしら |
| アニス | あれ着ちゃったら、アニスちゃん、他の子のお菓子まで全部独占しちゃうもん。どうしよっかなー |
| ルーク | その自信はどっからくんだよ… |
| アニス | ええ~?ルーク様知らないんですか?アニスちゃん、ナンバーワンなのにぃ |
| ルーク | 何だそりゃ。わけわかんねーっつーの |
| ティア | さっき話したハロウィンのコスプレ大会でアニスが優勝したの |
| アニス | えへへー、大人気だったのです。ルーク様にも見て欲しかったな |
| ルーク | ふーん。その大会ってそんなにすごいもんなのか?よくわかんねーや |
| ティア | ルーク、あなたもう少し言い方ってものを… |
| アニス | いいってば、ティア。それじゃアニスちゃんのナンバーワンの実力、特別にルーク様にも見せてあげます! |
| ルーク | あ?いや別に俺は… |
| アニスちゃんの実力 | scene2 |
| アニス | ジャーン!小悪魔アニスちゃん登場! |
| アニス | これで、いーっぱいお菓子とか色々もらっちゃうもんね♪ |
| アニス | トリックオアトリート!イタズラされたくなきゃお菓子をちょーだいな♪ |
| 街の女性 | あら、かわいい悪魔さんだこと。はい、お菓子をどうぞ |
| アニス | わーい!ありがとうございますー |
| アニス | トリックオアトリート!お菓子をくれなきゃイタズラするぞ♪ |
| 街の男性 | こんなかわいい子に言われちゃああげないわけにはいかないなぁ。ほら、持ってけ |
| アニス | やったー!こんなにたくさんもらっちゃった♪ |
| アニス | よーし、これだけあれば絶対、ルーク様もびっくりだよね |
| アニス | ルーク様!ほら見てください。これ、すごいでしょ! |
| ルーク | おわ!?何だ、このお菓子の山は? |
| アニス | 小悪魔アニスちゃんの戦利品でーす! |
| アニス | この姿で街を一回りしだだけでこんなにもらっちゃいました! |
| ティア | すごい量…さすがだわ、アニス |
| ルーク | へえ。何でみんなこんなにお菓子くれんだ?わけわかんねー… |
| アニス | だから、これがアニスちゃんの実力なんですってば |
| アニス | ハロウィンコスプレ大会優勝者の実力ですよ! |
| ミュウ | ご主人様~!これ見てくださいですの~! |
| ルーク | 何だ、ブタザルじゃねーか。何やってんだ、こんなとこで。って、何運んでんだ? |
| ミュウ | お菓子ですの!たくさんたくさんもらったですの! |
| ルーク | これ全部お菓子!?マジかよ、すげー量じゃねえか |
| ミュウ | はいですの。みんなで一緒に食べるですの |
| アニス | ミ、ミュウ、そのお菓子、どうしたのかな… |
| ミュウ | トリックオアトリート!ですの!ハロウィンですの! |
| アニス | わ、私より多い… |
| アニス | ハロウィンの格好もしてないミュウに負けた…! |
| ティア | ア、アニス、元気出して… |
| ルーク | 何だかよくわかんねーけど、菓子がたくさん手に入ったんだから別にそれでいいんじゃねーの? |
| アニス | よくないですよ!もー、何で私が負けちゃうのー!? |