| Name | Dialogue |
| ヘアカット | scene1 |
| ルーク | ちっ…イライラする… |
| ルーク | なんだかしらねえけど、ムシャクシャして仕方がねえ! |
| ガイ | 落ち着けよ、ルーク。そういう時はたいがい、つまらない事が原因だったりするもんさ |
| ガイ | 例えば…やたら伸びっぱなしの前髪がうっとうしい、とか |
| ルーク | よ、余計なお世話だっつーの |
| ルーク | 別に好きで伸ばしてんだ。切ったりしないからな! |
| ガイ | そうか?意外とさっぱりして気持ちいいかもしれないぞ |
| ガイ | ほら、切ってやるから、こっちに来いよ |
| ルーク | じょ、冗談じゃねえって!素人に触らせて変な髪形にされてたまるかよ! |
| ガイ | おい、ルーク、待てって!そっちには確か魔物の群れが…! |
| ルーク | マジかよ! |
| ルーク | って、髪を切られるより、魔物のほうがまだましだっつーの! |
| ヘアカット | scene2 |
| ガイ | どうやら魔物は退けたようだな |
| ガイ | ルーク、さあ髪を… |
| ルーク | しつこいぞ、ガイ!嫌なもんは嫌だっつーの! |
| ガイ | そう言うなって。本当は結構気になっているんだろ? |
| ルーク | …いいって。髪くらい、どうって事ねーよ |
| ガイ | 本当か? |
| ガイ | 俺はお前に、イライラの原因をなくしてもらいたいんだがな |
| ルーク | な、何だよ、それ。ガキ扱いするな! |
| ガイ | 別にそういうつもりで言った訳じゃないんだが… |
| ルーク | だー、あったま来た!こうなったらガイ、俺がお前の髪を切ってやる! |
| ガイ | 意味分からないぞ、それ |
| ガイ | 落ち着けって…ってダメか |
| ガイ | それじゃ退散退散 |
| ルーク | このっ、待ちやがれ!虎刈りにしてやるっ…! |
| ガイ | ははは。頭冷やさなきゃ俺を捕まえる事はできないぜ? |
| ルーク | くおのおおおおッ! |
| 大魔王再び | scene1 |
| ガイ | やれやれ。じゃんけんに負けて、俺達が買い物当番になるなんてな |
| ティア | ぼやいても仕方ないわ。早く済ませて、戻りましょう |
| ガイ | …へえ。ここの市場は、随分賑わってるんだな。店も多いし… |
| ティア | そうね。これだけ品物が充実していると、人出が多いのも頷けるわ |
| ガイ | ええと、何を買うんだったかな。野菜は確かピーマンにトマト、それからホウレンソウ、ニンジン… |
| ティア | それと豚肉と鶏肉と…魚は…何にすればいいかしら |
| 街の男 | 大変だ!市場の近くに、魔物が出たぞ! |
| ガイ | 魔物だって!?穏やかじゃないな |
| ティア | 魔物が市場に乱入したら、大変な事になるわ。そうなる前に撃退しましょう |
| ガイ | そうだな、急ごう! |
| 大魔王再び | scene2 |
| ガイ | とんだ邪魔が入ったな。それじゃ、買い物を再開するか |
| ティア | そうね |
| | |
| ガイ | …それにしても、さっき戦っている時、やけにまわりに見物人が多かったな |
| ティア | ガイは女の子から、随分歓声を浴びていたわね |
| ガイ | 近付いてさえ来なければ、声くらい、いくらかけてくれてもいいけどな |
| 女の子 | あ、さっき魔物を倒した人ですね!すごくかっこよかったです!握手してください! |
| ガイ | うおっ!? |
| ティア | …! |
| | ドガシャーン! |
| ガイ | いてて…いつもの癖で、つい反射的に飛び退いたら、ティアにぶつかっちまった… |
| ガイ | ティア、すまなかった。怪我はないか…? |
| | ふにっ |
| ガイ | ん…この手応えは… |
| ティア | ちょっと、ガイ |
| ガイ | …って、まさか! |
| ティア | … |
| ガイ | わああっ!?す、すまない、ティア!わざとじゃないんだ! |
| ティア | 信じるわ。でもだからといって許される訳じゃないから |
| ガイ | ま、待ってくれティア!本当にわざとじゃないんだ! |
| ガイ | 頼む!!待ってくれ~~!! |