| Name | Dialogue |
| 冗談なのに… | scene1 |
| アニス | えーっと…、あとは、あそこに行って… |
| アニス | これを済ませれば任務完了…だよね |
| アニス | はい、おっしまーい。さっすが、アニスちゃん♪優秀~ |
| アニス | って、あれ?あそこにいるのは… |
| ティア | じぃー… |
| アニス | 何してるの?ティア。こんなところで |
| ティア | !!ア…アニス…!! |
| ティア | な…なんでもないわ! |
| アニス | なにこれ、うさぎのぬいぐるみじゃん |
| アニス | ふーん、ティアってこういうのが好きなんだ |
| ティア | ち…違うわ…!ただ、ちょっと見てただけよ… |
| ティア | ただ、ちょっと… |
| アニス | ふーん、別にいいけど、そんなに欲しければ買えばいいじゃん |
| ティア | べっ!別に私は…欲しいわけじゃ…! |
| アニス | えー、あんなにじぃーっと見てたクセにー? |
| アニス | 照れなくてもいいのにー! |
| ティア | ち、違うったら違うの!私はただ… |
| 街の男 | ま、魔物が襲ってきた!誰か助けてくれ…! |
| ティア | 魔物!?街に入り込む前に倒さないと。アニス、行きましょう! |
| アニス | えっ…、ちょっと!!待ってってばー! |
| 冗談なのに… | scene2 |
| アニス | 楽勝楽勝。アニスちゃんの敵じゃなかったねー |
| ティア | 街には被害がなかったようだし…なによりだわ |
| アニス | 街がつぶれると、ティアの大好きなかわいいぬいぐるみ屋さんもなくなっちゃうもんね |
| ティア | わっ…私はそんなっ…! |
| アニス | そんな、かわいい物好きのティアに、アニスちゃんからのとっておきのプレゼントです~ |
| ティア | え? |
| アニス | じゃじゃーーーん! |
| ティア | こ…これは…あのぬいぐるみ!?でも、どうして… |
| アニス | お店のおじさんが街を守ってくれたお礼だって |
| アニス | いいよねー。私なんかただ働きだもん。アニスちゃんもなんか欲しい~! |
| ティア | ご、ごめんなさい… |
| アニス | あ、そうだ、ねえねえ、ティアの好きなものあげたんだから私にもちょうだい |
| ティア | え、私が!? |
| アニス | もちろん!アニスちゃんが喜ぶもの、いーっぱい! |
| ティア | アニスの喜ぶもの…。例えば…? |
| アニス | そうだね~、例えば… |
| アニス | 玉の輿にぴったりのお金持ちとか貴族とか!はわ~♪♪♪ |
| アニス | あ、お金だけでもいいよ。人はいなくてもいいからね。あとはうーん、宝石とかかな~ |
| ティア | … |
| ティア | 期待にそえるかわからないけど…、努力はしてみるわ… |
| アニス | ほえ?行っちゃった… |
| アニス | 半分くらいは冗談なのに~ |
| アニスちゃん、気になります | scene1 |
| アニス | これで、この街での用事は終わりっと。時間余っちゃったなあ |
| アニス | あれ…あそこにいるのって… |
| ジェイド | おや、アニスじゃないですか。こんな所で会うとは、奇遇ですね |
| アニス | 大佐こそ、一人で何やってるんですか? |
| ジェイド | ここで少し用事がありましてね。そういえば…さっき、この街で |
| ジェイド | アニスと同じようにぬいぐるみを持った少女を見かけましたよ |
| アニス | はぅわ!まさかその子、アニスちゃんと同じ人形士ですか!? |
| ジェイド | さあ、どうでしょう |
| ジェイド | ただ言われて見ればどこかトクナガに似ていたような気もします |
| ジェイド | なんにしても、それはそれはとても大事そうに抱えていましたよ |
| アニス | ふーん…誰なんだろ、ちょっと気になりますね |
| ジェイド | おや、アニスにしては珍しいですね。直接お金にならない事に興味を示すとは |
| アニス | なんですかそれー!私だっていろんな事に興味をしめしますよ!ぶーぶー! |
| ジェイド | そうですか、これは失礼しました。ちなみにその少女は街を出て北に向かったようです |
| ジェイド | 気になるようなら、今ならまだ追いつけるかもしれませんよ? |
| アニス | …なんか大佐の方が追わせたそうなんですけど |
| ジェイド | そうですか?まあ、あなたが行くというなら付き合ってもよいとは思ってますがね |
| アニス | むむむ、なんか怪しいけど… |
| アニス | ちょうど時間もあるし、ここは乗ってあげます! |
| ジェイド | それは結構。道中、魔物が出ないとも限りませんし、二人の方が何かと安全ですよ |
| アニス | もういいです。ほら、行くなら早く行きましょう |
| アニスちゃん、気になります | scene2 |
| ジェイド | ふむ、見当たりませんね、例のぬいぐるみの少女は |
| アニス | さっきから魔物しかいないじゃないですか。ほんとに北に向かったんですか!? |
| ジェイド | ええ、それは間違いありません |
| ジェイド | !! |
| ジェイド | アニス、後ろです!! |
| アニス | …アニスちゃんに不意打ち食らわせようなんてー |
| アニス | 絶対、許さないんだから! |
| アニスちゃん、気になります | scene3 |
| アニス | むー、北へ北へと進んで、次の街まで来ちゃったけど、結局、魔物しかいませんでしたね |
| ジェイド | どこかで追い越したか、それともあちらが行き先を変えたか…まあ、こんな事もあるでしょう |
| ジェイド | さて、それでは私はここで失礼します。この街にも用事があるもので |
| アニス | へ?え?あ!大佐!やっぱり自分の用があったんじゃないですかー! |
| ジェイド | はっはっは、言ったでしょう、二人の方が安全だと。お蔭で助かりましたよ |
| アニス | 結局、ぬいぐるみの女の子は見つからなかったし… |
| アニス | 大佐には一杯食わされるし… |
| アニス | はぁあ~、とんだ一日だっちゅーの! |
| ジェイド | まぁまぁ。いつかそのうちどこかで出会えるかもしれませんよ? |
| アニス | 別にいいですよ、もう。アニスちゃん、疲れました |
| ジェイド | まだ若いのに、いけませんねえ |
| ジェイド | まあお詫びといってはなんですが、後で何か美味しいもの、ご馳走しますよ |
| アニス | え、ご馳走…ですか!? |
| アニス | お仕事頑張ってきてください、大佐!アニスちゃん、ここで待ってますー☆ |
| ジェイド | やれやれ、調子がいいんですから |
| ジェイド | では、待ちくたびれさせないよう、早いところ用事を片付けるとしましょうか |
| アニス | ご馳走、ご馳走~♪ |
| | |
| エリーゼ | …くしゅん!! |
| ティポ | あれー?エリー、風邪ひいたのー? |
| エリーゼ | いえ…でも鼻がむずむずして… |
| ティポ | 誰かに噂をされているのかも…。噂をされるとくしゃみが出る、って言うしー |
| エリーゼ | そうでしょうか…くしゅんっ! |
| ティポ | 間違いな…ぶえっくしょんっ! |
| エリーゼ | もしかしたら、ティポの事も噂にされているのかもしれませんね |