| Name | Dialogue |
| 【TOF】お互いの実力 | scene1 |
| リオン | 相変わらずすごい熱気だな…ここは |
| リオン | よくもまぁ、こんなに毎年毎年人が集まるものだな… |
| リオン | ん…? |
| | ドン!!! |
| リオン | …っ! |
| ??? | 悪ぃ、よそ見してた!大丈夫か!? |
| ??? | …って、お前は確か… |
| ??? | …リオン・マグナスか? |
| リオン | お前…なぜ僕の名を知っている…! |
| ??? | なんでって…まあ時々、噂は耳に入ってくるからな。ルイニス街のリオンの事は |
| ??? | 若くして、えらく腕が立つ「人気者」の剣士様がいるってな |
| ??? | 会場の連中もやたらとお前の話をしてたぜ、そういや |
| リオン | … |
| リオン | ふん。僕とてお前の名など以前から知っている。ユーリ・ローウェル、だな |
| ユーリ | …へえ、そちらもご存知か。オレも有名になったもんだ |
| リオン | 騎士団に所属していたが、国王と対立し、今はお尋ね者として追われる身… |
| ユーリ | 他人の口から聞かされるとずいぶんに聞こえるな。ま、だいたい間違っちゃいねえが |
| リオン | …という一方で、他人に冷たいと見せかけ、 |
| リオン | 信義に厚い、という話も聞いた事があるな |
| リオン | 僕の方も会場のいたる所でお前の話を耳にしたぞ |
| ユーリ | よせよ、噂話に食いつくような奴には見えないぜ。さっさと本題に入っちゃどうだ? |
| リオン | …そうさせてもらおう。僕はお前に聞いてみたい事がある。お前がお尋ね者になる前の話だ |
| リオン | 騎士団に所属していたからには相当の使い手なのだろう。ユーリ。なぜ騎士団を辞めた? |
| リオン | まさかとは思うが、国や騎士団に対して反乱を起こしたのではあるまいな |
| ユーリ | おいおい、勘弁しろよ。そんな面倒、願い下げだっての |
| リオン | …お前がお尋ね者ならば僕がお前を捕えても問題はあるまい。…捕まりたくなければ、正直に答えろ |
| ユーリ | …どっちもお断りだって言ったらどうすんだ? |
| リオン | その時は… |
| | |
| 会場にいる男 | たっ…大変だ…!会場の外に魔物が…! |
| リオン | なにっ!? |
| ユーリ | どうやら問答はお預けのようだな。いくぜっ! |
| リオン | ふん、言われるまでもない。僕に指図するな! |
| 【TOF】お互いの実力 | scene2 |
| ユーリ | 今ので最後か |
| ユーリ | にしても天才剣士様の噂はまんざら嘘でもなかったみたいだな |
| リオン | ふん、賛辞などいらん |
| リオン | それよりもそれだけの力を持ちながらなぜお前がお尋ね者になったのか、その理由が気になるところだ |
| リオン | 真に反乱なのであれば、お前を見過ごす事はできん |
| ユーリ | まだ言ってんのかよ。言ったろ、そんな面倒な事、オレには関係ねえって |
| ユーリ | 大して面白くもねえ話だけどな、そんなに聞きたけりゃ教えてやるよ。オレが騎士団を抜けたのは… |
| リオン | …いい。理由は聞かないでおく |
| ユーリ | あん? |
| リオン | お前の行動が理由だ。もし反乱や謀反を考える男ならば、この会場の魔物になど目もくれんだろう |
| ユーリ | ふーん。意外とお前… |
| ??? | どいた、どいたー!! |
| ??? | お前ら、こんなところにいたのか! |
| ゼロス | 昨年までは勝利を譲ったが、今年こそはこのゼロス様が人気投票でお前らに勝利するぜ!! |
| リオン | … |
| ユーリ | ふぅ… |
| ゼロス | え…なんだよ、お前ら… |
| リオン | …勝手にしろ |
| ゼロス | え…リオン… |
| ゼロス | じゃあ、そこのお前ー!! |
| ユーリ | へいへい、頑張れよ |
| ゼロス | おい…二人とも… |
| ゼロス | … |
| ゼロス | 俺さまを一人にするなよー!! |
| 【TOF】遠路は縁路? | scene1 |
| リオン | テイフェス会場までの道は… |
| リオン | … |
| リオン | …これであっているようだな |
| リオン | 毎年毎年イベントだからと言って人を呼びつけるとは、いい迷惑だ |
| リオン | …とはいえ、毎年あれだけの人間が集まるのだからな。参加者それぞれに何がしかの目的があるのだろう |
| リオン | … |
| リオン | …ふん、最初はもうウンザリだ、と思っていたのにな |
| | ガサガサ |
| リオン | !!魔物か!? |
| ファン | ねぇ、あそこに見えるのって… |
| リオン | … |
| ファン | うん、間違いないわ!あれってやっぱり… |
| ファン | キャー!!!本物よー!!待ってー!! |
| リオン | なっ!?なんだ、お前達は!ま、待て!道を塞ぐな!! |
| リオン | どけ!どけと言っている!くっ…! |
| リオン | このままでは時間に間に合わん。どうすれば…! |
| ??? | 君!そこの君!こっちだ!! |
| ??? | 僕について来るんだ!! |
| リオン | …誰だ!?お前は… |
| ??? | いいから、早く!君もあの会場に用があるんだろう? |
| リオン | …会場の関係者か? |
| リオン | 素性の知れない奴についていくのは不本意だが、この際仕方あるまい。…遅れるわけには、いかないからな |
| 【TOF】遠路は縁路? | scene2 |
| リオン | …はぁ、はぁ |
| リオン | 確かに、追いかけてきた奴らはまいたようだが… |
| リオン | 魔物だらけの道じゃないか!どうなってるんだ! |
| ??? | あ…あれ…!?おかしいな… |
| ??? | でも、いいじゃないか!魔物を倒す事によってこの辺りも安全になったし |
| ??? | 何より、いい修行になっただろう? |
| リオン | …そういう問題じゃない! |
| リオン | いいか、お前。これ以上余計な手間をかけさせるな。急いで会場まで案内しろ |
| ??? | そ…それが… |
| ??? | 実は、道に迷っちゃって… |
| リオン | 何だと!? |
| ??? | あら、クレスじゃない。こんなところで何やってるの? |
| ??? | あ!ルーティ! |
| クレス | 実は、テイフェスの会場まで行きたいんだけど…どうやら道に迷ったみたいで… |
| ルーティ | なーんだ、そんな事なの。じゃ、あたしについて来なさい |
| ルーティ | とっておきの抜け道で案内してあげるわ。案内料はもらうけどね♪ |
| クレス | 本当かい!?それは助かるよ。ありがとう、ルーティ |
| クレス | これで僕達も無事に会場まで辿り着けるぞ!やったな! |
| リオン | … |
| 【TOF】遠路は縁路? | scene3 |
| クレス | …はぁ、はぁ… |
| クレス | ついにテイフェス会場が見えたぞ! |
| クレス | 道案内ありがとう!助かったよ、ルーティ |
| リオン | …ふん、どこが抜け道だ |
| リオン | 結局こいつと同じ、魔物だらけで遠回りの道だったじゃないか |
| ルーティ | でもそのお蔭でたくさんのガルド…じゃなかった… |
| ルーティ | たくさんの魔物も倒せていい運動になったでしょ? |
| クレス | あぁ!とってもいい修行になったよ! |
| リオン | …バカか、こいつらは |
| クレス | あ!!君にはちゃんと名乗ってなかったね |
| クレス | 僕は、クレス。クレス・アルベインだ |
| クレス | 色々あったものの、無事辿り着けてよかった!君とは何か縁があるのかもしれないな |
| ルーティ | 縁があるのは当然でしょ?あたしもこの場所に用があるんだもの |
| クレス | ところで、君の名前は…? |
| リオン | … |
| リオン | お前らは本当に図々しくて、脳天気で馴れ馴れしくて… |
| リオン | あいつにそっくりだ |
| クレス | ん?あいつって…? |
| リオン | …何でもない。独り言だ |
| リオン | 僕は、リオン。リオン・マグナスだ |
| リオン | …無駄話をしている暇はないぞ。僕は先に行くからな |
| ルーティ | あっ…ちょっと!何なのあいつ!可愛げのないヤツね! |
| クレス | 待ってくれよ!リオーン!! |