| Name | Dialogue |
| 絶世の美女には敵わない | scene1 |
| ミラ | アルヴィン、ここはもういいだろう |
| ミラ | 偶然居合わせただけだったのに手伝わせてしまって悪かったな |
| アルヴィン | いや…まだだ。まだすごいのが残ってる… |
| アルヴィン | これは勝てそうにないねえ。完全にお手上げだ |
| ミラ | そうなのか?敵はどこだ、アルヴィン |
| アルヴィン | 敵…っていうか…敵わない相手って言った方がいいな |
| アルヴィン | ほら、俺の目の前にいるのがわかるだろう…? |
| ミラ | …ここには私とお前しかいないようだが… |
| アルヴィン | だからだよ。絶世の美女にはさすがの俺も敵わないって事さ |
| ミラ | なん…だと… |
| ミラ | そんな強い敵…しかも、見えない敵が潜んでいたなんて… |
| ミラ | よし、そいつを捜し出して、戦いを挑むぞ!続け、アルヴィン! |
| アルヴィン | おい、ミラ! |
| アルヴィン | …やれやれ、余計な事を、言っちまったか |
| 絶世の美女には敵わない | scene2 |
| アルヴィン | もうこの辺でいいだろ。いい加減疲れたぜ |
| ミラ | 何を言っている。まだ肝心の見えない敵を見つけていないだろう |
| ミラ | しかし、一体どこにいる…? |
| アルヴィン | あ、あのな、ミラ… |
| ミラ | 卑怯だぞ、絶世の美女とやら!姿を現せ! |
| ミラ | 出て来い!絶世の美女っ…!アルヴィンの代わりに私が相手になろう! |
| アルヴィン | こりゃだめだ… |
| アルヴィン | 気づいてさえいないなら絶対勝てっこねえな… |
| 修行はつらいよ | scene1 |
| ミラ | うむ…だいぶ剣の扱いには慣れてきたが、これからの戦いを考えるとより腕を磨く必要があるな… |
| ミラ | アルヴィン。少し聞きたいのだが、傭兵というのは、普段から剣の訓練をしたりするのか? |
| アルヴィン | なんだよ、藪から棒に。まあ、俺くらいの腕になるとあまり訓練はしないな |
| ミラ | ほう。ずいぶん自信があるのだな |
| アルヴィン | まあな。ああ、だがイメージトレーニングは普段からしてるぜ |
| ミラ | イメージトレーニング? |
| アルヴィン | ああ。いわゆるイメトレって奴だ。 |
| アルヴィン | 信用第一の傭兵家業だからな。いろんな状況を想定しておく必要があるだろ? |
| ミラ | 待て、アルヴィン。いめとれ、とは何だ? |
| アルヴィン | おっと、ミラ様。イメトレをご存じない? |
| ミラ | ああ。だが、名前から察するに、妄想の訓練のことなのだろうか? |
| アルヴィン | 妄想の訓練って…あながち間違っちゃいないが色々誤解を生みそうな言い方だな |
| アルヴィン | イメトレって言うのは… |
| | ガルルルル… |
| アルヴィン | おっと、魔物だ!先にあいつを何とかしないと! |
| ミラ | わかった。行くぞ、アルヴィン! |
| 修行はつらいよ | scene2 |
| アルヴィン | 勝ったな。まあ、こんなものか |
| ミラ | アルヴィン、今の戦いぶりはなかなかだったぞ。例のいめとれの効果か? |
| アルヴィン | まあ、そんな感じかな |
| ミラ | どうやら、いめとれ、というのは戦いの腕を磨くのに有効のようだな |
| ミラ | アルヴィン、悪いが私にいめとれ、とやらを教えてはもらえないか? |
| アルヴィン | …わかった。教えてやってもいいが、その代わり修行は厳しいぜ |
| ミラ | うむ。望むところだ |
| アルヴィン | じゃあさっそく始めよう。まずはそこに座って、目を閉じろ |
| ミラ | 座って、目を閉じる…こうか? |
| アルヴィン | お次は、頭の中で今食べたいものを思い浮かべるんだ |
| ミラ | 食べたいものを… |
| ミラ | マーボーカレーにクリーム牛丼、あとチキン南蛮巻き…いや、プリンパンも捨てがたい… |
| ミラ | … |
| ミラ | じゅるるる… |
| ミラ | …アルヴィン。お腹が減ったのだが… |
| アルヴィン | 言ったろ?修行は厳しいって |
| ミラ | くっ…よもや、これほどのものとは…じゅるるる… |