| Name | Dialogue |
| 隙あり? | scene1 |
| ロイド | クラトス、今日は何を教えてくれるんだ? |
| クラトス | うむ。今日は、相手の隙をつく攻撃の方法だ |
| クラトス | まずは集中して、相手の動きをよく観察するのだ |
| ロイド | 集中して、動きをよく観察する…むむ…クラトス、全然隙がないぞ… |
| クラトス | …そこだ! |
| ロイド | わあっ!? |
| クラトス | 考え込んで立ち止まっていると自分に隙ができる。動きながら考えるのだ |
| ロイド | 動き…なが…ら…考…え…隙を…見て… |
| クラトス | …隙あり! |
| ロイド | うわっ!?考えながら動けって言うから… |
| クラトス | 考えている事が口に出ている。それでは相手に読まれてしまうだろう |
| クラトス | 隙を読めないなら、あえて隙を作らせるという方法もあるが… |
| ロイド | 隙を作らせる、か… |
| ロイド | あっ、向こうに魔物が!見ろよ、クラトス! |
| クラトス | ふむ… |
| 隙あり? | scene2 |
| クラトス | 魔物は何とか片付けたな |
| ロイド | (よし、今だ!) |
| ロイド | 隙あり! |
| クラトス | そうはいかん! |
| ロイド | いてっ!やっぱりだめか…クラトスのようには、うまくいかないもんだな… |
| ロイド | でも俺はあきらめないぞ。また稽古をつけてくれよ、クラトス! |
| クラトス | 私でよければいつでも相手をしてやる。隙を見てかかってくるがいい |
| ロイド | (そういいながらも隙が全くない… クラトス…いつか必ず お前を越えてみせるからなっ) |
| 負けず嫌い | scene1 |
| ロイド | せいっ!やあっ!たああっ! |
| ロイド | どうだった、クラトス?今の俺の動きは |
| クラトス | 駄目だ。身体の開きがまだ早い。そんな事では敵に動きを読まれてしまうぞ |
| ロイド | 身体の開き…じゃあこれならどうだ。たあああっ! |
| クラトス | まだ駄目だ。相変わらず開きが早い |
| ロイド | うう…クラトスは厳しいな… |
| クラトス | 剣の道ははてしなく遠い。そう簡単に極められると思うな |
| 街の男 | あ、あんた達、助けてくれ!村が魔物に襲われてるんだ! |
| ロイド | 何だって…!クラトス、助けにいこう! |
| クラトス | うむ。ロイド、今まで私が教えた技で見事に魔物を倒してみろ! |
| ロイド | わかった! |
| 負けず嫌い | scene2 |
| ロイド | はあ…はあ…よし、勝ったぞ! |
| ロイド | 俺の戦いぶり、どうだった?教えられた通り、できただろ? |
| クラトス | 駄目だ。全身に無駄な力が入りすぎている。そんな事だから、簡単に息が上がってしまうのだ |
| ロイド | こんなに頑張ってるのに…これ以上どうすればいいんだよ… |
| クラトス | 生活の全てが修行と心得ろ。剣の修行というものは、剣を手にしていない時も重要だ |
| ロイド | クラトスはそうしているのか? |
| クラトス | 無論だ |
| ロイド | そうか。じゃあこのトマト、食ってみてくれよ |
| クラトス | …なぜそうなる |
| ロイド | 苦手な物を食べるのも、修行になるんじゃないのか?さすがのクラトスもそれは無理か? |
| クラトス | … |
| | ぱく… |
| ロイド | あっ、本当に食べた! |
| | もぐ…もぐ… |
| ロイド | …どうだ? |
| クラトス | … |
| クラトス | べ…別に…どうという事はない |
| ロイド | 無理すんなよ |
| クラトス | 無理など…して…いない |
| ロイド | まさか本当に食うなんて…負けず嫌いだなあ、クラトスは |
| クラトス | お前に言われるのは心外だな |