| Name | Dialogue |
| どうしようかな | scene1 |
| エミル | やっと休憩時間だ…! |
| エミル | 今朝から騎士団の仕事が忙しくて、休憩時間が待ち遠しかったよ |
| エミル | 疲れたし、昼ご飯は一人でのんびりと食べようかな…? |
| ??? | ん…?エミルじゃねぇか |
| ミュウ | エミルさん、こんにちはですの! |
| ルーク | 何やってんだ、こんなトコで? |
| エミル | こんにちは。騎士団の仕事が一段落したので、お昼を食べに行こうと思って |
| ミュウ | エミルさん、一人でお昼ご飯ですの? |
| エミル | うん、今日はゆっくりと一人で食べ── |
| ルーク | ちょうどいいや。俺も昼メシまだだし一緒に食おうぜ |
| エミル | え、でも、あの…今日は一人で── |
| ルーク | ほら、早く行こうぜ |
| ミュウ | 出発ですの! |
| エミル | ちょ、ちょっと…待って! |
| どうしようかな | scene2 |
| ミュウ | みゅみゅっ!美味しそうなお店がいっぱいですの! |
| ルーク | で、エミルはどこの店がいいんだ? |
| ルーク | 俺は特に希望とかねえしお前が決めていいぜ |
| エミル | え、僕が?えっと…どうしよう |
| エミル | こっちの店はどのメニューも美味しそうだけど高そうだし… |
| エミル | あっちの店は値段が安いけど、メニューの種類が少なそう… |
| エミル | やっぱり、ルークが好きそうな店がいいかな?それとも… |
| ルーク | おい、まだ決まんねーのかよ!さっさと決めろよ |
| エミル | ご、ごめん…!いっぱい店があるから、なかなか決められなくて… |
| ルーク | ったく、しゃーねえな…。だったら、そこの店でいいだろ |
| エミル | あ、うん、いいよ |
| ルーク | そんじゃ、さっさと入ろうぜ |
| | |
| ルーク | へえ、結構メニューのバリエーションがあるんだな |
| エミル | 本当だ。どれも美味しそうだね |
| ルーク | 俺は…チキングリルのランチセットにすっか |
| ミュウ | ボクは野菜サラダが食べたいですの! |
| ルーク | よくそんな腹にたまらないもんで満足出来るよな。で、エミルはどうすんだ? |
| エミル | う~ん… |
| エミル | スープパスタも美味しそうだけどお肉の盛り合わせセットも美味しそうだなぁ… |
| エミル | あ、デザートセットもあるんだ…種類も多いし、ますます迷うなあ |
| ルーク | だー!早く決めろっつーの。俺は腹減ってんだ! |
| エミル | う、うん… |
| ルーク | …… |
| エミル | うーん… |
| ルーク | まだかよ!お前悩み過ぎだっつの! |
| ルーク | いつまで経ってもメシを食えねぇだろーが! |
| エミル | でも、こんなに種類があったらなかなか決められないよ… |
| ルーク | だー、うぜぇ!おい!こっちにチキングリルとサラダ、あとフルーツパスタサラダを頼む! |
| エミル | えぇ、フルーツパスタサラダ!?も、もう少し考えさせてよ |
| ルーク | そんなに悩むんならどれ食ったって同じだっつーの! |
| ルーク | もぐもぐもぐ… |
| ルーク | へぇ、まぁまぁイケるじゃん |
| エミル | フルーツパスタサラダも、思ったよりすごく美味しいよ! |
| エミル | 最初はどんな味か不安だったけどさすがルークだね |
| ルーク | そ、そうか…? |
| ルーク | まあ、よかったじゃねえか。…何か調子狂うな… |
| ルーク | 食ったし、茶でも飲むか… |
| ミュウ | ボクは紅茶を飲みたいですの! |
| ルーク | お前も飲むのかよ |
| ルーク | エミルはどうする? |
| エミル | あ、うん。僕も紅茶を飲もうかな |
| エミル | いや、今はやっぱりコーヒーを飲みたい気分かも…うーん、どっちを飲もう… |
| ルーク | …2択しかねぇのにまた迷うのかよ…! |
| エミル | でもコーヒーの飲みすぎはよくないって言うし… |
| ルーク | あーー!俺と一緒で紅茶にしろ! |
| | |
| ミュウ | お腹いっぱいですの~~ |
| ルーク | …メシ食っただけなのに何か疲れたな… |
| エミル | ルーク、あの…今日はありがとう! |
| エミル | ルークに頼んでもらった料理もお茶もすごく美味しかったよ |
| エミル | 僕のために気を遣ってくれてありがとう |
| ルーク | 別にお前のためじゃねーよ。お前に任せたらいつまで経っても食えねえから、注文しただけだ! |
| エミル | ご、ごめん。でも、すごく嬉しかったよ |
| エミル | みんなでわいわい食べるのも楽しかったし |
| エミル | よかったら、また一緒にご飯食べに来ようよ! |
| ルーク | 駄目だ! |
| エミル | ええええ!? |
| ルーク | お前とメシ食ってるとすっげぇイライラして疲れる! |
| ルーク | ちゃんと素早く選べるようになったら、また誘ってやる。じゃあな! |
| ミュウ | ご主人様、待ってですの~! |
| エミル | そ、そんなあ… |
| 誤解しないで! | scene1 |
| マルタ | エミルー!こっちこっちー! |
| エミル | マ、マルタ…待って…。荷物が重くて、早く走れないよ… |
| テネブラエ | また随分と買い込みましたね |
| マルタ | だって、キムラスカでは売ってない物が、たくさん売ってるんだもん |
| マルタ | だからつい、いろいろ買っちゃった |
| マルタ | それにしても、この街はいつ来ても人で賑わってるなあ… |
| マルタ | そうだ!この近くに紅茶の美味しいカフェがあるんだって!そこでひと休みしようよ♪ |
| エミル | あ、待ってマルタ!! |
| テネブラエ | ! |
| テネブラエ | 魔物の気配…!?マルタさま!危ない!! |
| | |
| マルタ | えっ!? |
| | グォオオ! |
| 男性 | ま、魔物だっ!!みんな、逃げろ!! |
| 女性 | いやああっ! |
| | ガアアアッ!! |
| マルタ | きゃぁああっ! |
| エミル | マルタ! |
| エミル | てめえ…! |
| エミル | マルタを襲うとはいい度胸じゃねぇか…! |
| エミル | 俺に切り刻まれる覚悟は出来てんだろうなぁッ!? |
| 誤解しないで! | scene2 |
| エミル | 砕覇双撃衝ッ!! |
| | グアアァァッ…… |
| エミル | はっ!俺とやり合おうなんざ百年早ぇんだよ! |
| | |
| エミル | …マルタ!大丈夫? |
| マルタ | うん…ありがと、エミル… |
| 子ども | あのお兄ちゃん…すごく強いけど怖いね… |
| エミル | …!! |
| 男性 | おい、あいつ、魔物に斬りかかる時別人みたいだったぞ? |
| 男性 | やばい奴なんじゃねぇのか? |
| テネブラエ | …! |
| 男性 | 危険な奴め…この街から出ていけ!! |
| 男性達 | そうだ!出ていけーっ!! |
| マルタ | そんな!エミルは魔物を倒してくれたのに! |
| テネブラエ | …エミル、マルタさま、行きましょう |
| マルタ | でも…! |
| エミル | …マルタ、いいよ。ありがとう |
| マルタ | あ、エミル!待って! |
| | |
| エミル | ごめん…僕のせいで |
| マルタ | エミルが謝る事じゃないよ! |
| マルタ | 大体、あの人達もあの人達だよ。街に入ってきた魔物を倒したのはエミルなのに… |
| テネブラエ | マルタさまの言う通りです。街の方々の反応は少々配慮に欠けますな |
| エミル | でも実際に街のみんな、僕を見て怖がってた… |
| マルタ | 違うよ! |
| エミル | え? |
| マルタ | エミルは優しくて、思いやりがあって、人の気持ちがわかる、私にとって王子様だよ |
| エミル | マルタ…ありがとう! |
| エミル | うん、マルタが一緒なら大丈夫! |
| エミル | 安心して、マルタの事は僕がずっと守るから! |
| テネブラエ | おやおや… |
| マルタ | エミル…! |
| マルタ | 今のって遠回しの告白!?エミルが一生守ってくれるなんて… |
| エミル | えっ?ええっ!? |
| マルタ | 私の気持ちはとっくに決まってるけど…やっぱり嬉しい! |
| エミル | あ、あの、マルタ… |
| テネブラエ | さすがエミル。素晴らしいプロポーズでした |
| エミル | ぷぷぷ、プロポーズ!? |
| テネブラエ | いやあ、おめでとうございます |
| エミル | ちょ、ちょっと!聞いてってば!僕はそういうつもりじゃ… |
| マルタ | ふふふ、エミルからプロポーズされちゃった! |
| エミル | …って聞こえてない… |
| テネブラエ | フフフ…エミル、頑張ってくださいね |
| エミル | はぁ…どうやって誤解を解こう… |