| Name | Dialogue |
| 目覚まし時計 | scene1 |
| カイル | う~ん… |
| ??? | カイル、そこにいたのね |
| ジューダス | おい、カイル。お前担当の買い出しは終わったんだろうな? |
| カイル | どうしよう…買っちゃおうかな |
| リアラ | …カイル?どうかしたの? |
| カイル | 見てよ、これ!最新式目覚まし時計だって |
| ジューダス | それがどうかしたか? |
| カイル | オレ、最近寝坊が多いだろ? |
| カイル | だから、早起き出来るように目覚まし時計を買おうか迷ってたんだ |
| ジューダス | お前の寝坊は最近ではなく前からだろう… |
| ジューダス | 目覚まし時計くらいで、そう簡単に寝坊を克服出来るとは思えん |
| カイル | だいじょうぶだよ!この目覚まし時計は、その辺のよりすごく大きな音が出るみたいなんだ |
| カイル | これなら、たぶん起きれるんじゃないかな? |
| カイル | せっかくだし、買ったら二人にも使わせてあげるよ! |
| ジューダス | 僕には必要ない |
| リアラ | わたしも起きられるから、目覚まし時計は必要ないと思うわ |
| カイル | そっか… |
| リアラ | でも、カイルが欲しいなら、買ってみたらどうかしら? |
| カイル | うん、そうだね!ありがとう、リアラ! |
| カイル | すみませーん!この目覚まし時計ください! |
| | |
| ジューダス | …だいぶ、歩いたな |
| カイル | ねえ、この辺で休憩にしない? |
| リアラ | そうね。ここなら静かで見晴らしもいいし、ゆっくり休めそう |
| ジューダス | おい、休憩をする暇など… |
| カイル | いいじゃん!ちょっとだけだからさ!それじゃ、さっそく… |
| リアラ | あ、さっき買った目覚まし時計を使ってみるのね |
| カイル | 昼寝で試してみようかと思ってさ。とりあえず1時間設定してみるよ |
| カイル | …これで準備OK!それじゃ、おやすみ! |
| | ジリリリリリ!!! |
| リアラ | きゃっ…!す、すごい音… |
| ジューダス | 確かに普通の目覚まし時計より音が大きいようだな…。うるさくてかなわん… |
| ジューダス | で、カイルは起きたのか? |
| カイル | ……ぐー… |
| | |
| | ジリリリリリリリリリ!!! |
| リアラ | カ、カイル…!起きて…!時間よ! |
| ジューダス | これでも起きないとは、呆れて物も言えないな。何のために買ったんだ… |
| | グアアアアッ!!! |
| ジューダス | 魔物か…!? |
| リアラ | 大変、カイルが狙われてしまうわ |
| ジューダス | この音で集まってきたのか…!おい、カイル!起きろ! |
| リアラ | カイル、危ないっ!! |
| カイル | ……う~ん… |
| カイル | ん!? |
| | シャアアアッ!! |
| カイル | うわあっ!! |
| カイル | な、なんで魔物が!! |
| ジューダス | お前が買った、その目覚まし時計のせいだ |
| カイル | え、目覚まし時計?目覚まし時計って魔物を呼ぶの!? |
| リアラ | そ、そんな事より今は魔物を倒さないと…! |
| 目覚まし時計 | scene2 |
| カイル | ふー…びっくりしたぁ… |
| ジューダス | それはこっちのセリフだ |
| ジューダス | まったく…これじゃ目覚まし時計じゃなくて魔物呼び出し装置だ |
| リアラ | で、でも、みんな無事でよかったわ |
| カイル | うーん…。この目覚まし時計じゃ起きられなかったか… |
| リアラ | すごく大きな音がしたのよ |
| ジューダス | ああ。魔物を遠くから呼び寄せるくらいな… |
| カイル | ええっ!?全然聞こえなかったよ!? |
| リアラ | よほど、眠りが深いのね… |
| カイル | 目覚まし時計は駄目か…他に何か方法はないかな? |
| ジューダス | あの大音量でも起きられなかったんだ。諦めた方が賢明だろう |
| カイル | そんな!? |
| どんなデザインが好き? | scene1 |
| カイル | えっと…あとはグミと食べ物を買えば、買い出しは終わりかな… |
| カイル | それ以外に何かやっておく事あったっけ? |
| リアラ | あとは…そうね。装備品の点検はどうかしら |
| カイル | 装備品の点検? |
| リアラ | うん。例えば武器や防具が壊れそうになってないか…とか |
| カイル | そういえば最近オレの剣、切れ味悪いんだよな… |
| リアラ | それなら、鍛冶屋に行って手入れして貰った方がいいかも |
| カイル | 他の装備品も… |
| カイル | あ! |
| リアラ | どうしたの、カイル? |
| カイル | ジューダスの仮面、大丈夫かなって思ってさ |
| リアラ | ジューダスの仮面…?特に壊れていたところはなかったと思うけど… |
| カイル | うん。見た目はそうだけどさ |
| カイル | 戦ってる時も仮面を被ってるし。もしかしたら、仮面の内側にヒビが入ったりとか…ありそうだろ? |
| リアラ | 確かに…そうかも知れないわね |
| カイル | だろ?だからさ、予備の仮面を買ってプレゼントするのはどうかな? |
| リアラ | う、うん…。喜んでもらえるといいわね。…でも、大丈夫かしら… |
| | |
| カイル | これなんかどうかな? |
| リアラ | いいけど…大きすぎない?それに、派手だと思うわ |
| リアラ | 毎日身に付けるものだもの。ジューダスが好きそうなものを選んであげましょう? |
| カイル | ジューダスが好きそうなもの、かぁ… |
| カイル | ジューダス、どういうデザインが好きなんだろう…? |
| リアラ | うーん…そうね… |
| リアラ | やっぱり本人に聞くのが一番じゃないかしら |
| カイル | うん、そうだね! |
| カイル | よし!どんな仮面が欲しいか、ジューダスに聞きに行こう! |
| どんなデザインが好き? | scene2 |
| カイル | ジューダスー! |
| ジューダス | 戻ってきたか。買い出しは終わったのか? |
| リアラ | ええ、あとは装備品の点検だけよ |
| ジューダス | そうか |
| カイル | ねえねえ!ジューダスはどんなデザインが好きなの? |
| ジューダス | …突然、何の話だ |
| カイル | あ…ごめん!えっと… |
| リアラ | カイルと装備品の点検の話をしていたら、ジューダスの仮面の話になったの |
| リアラ | それでジューダスの付けてる仮面がいつも同じ物だったから、カイルが新しいのを買おうって |
| カイル | 予備があれば、壊れても安心でしょ? |
| ジューダス | また、余計な事を… |
| ジューダス | 僕の仮面はこれ一つあれば十分だ、予備の仮面なんて必要ない |
| カイル | でもさっき、あっちの店にカッコイイ仮面がたくさんあったんだよ! |
| カイル | 超強そうで超コワ~イ鉄製のライオンマスクとか! |
| ジューダス | 鉄製…ライオンマスク? |
| リアラ | え、ええ…。カイルが気に入ったみたい |
| ジューダス | そんな重い物を被って戦えるのかお前は… |
| カイル | うーん、駄目かあ…。カッコいいとと思ったんだけどなぁ |
| カイル | じゃあ、レインボーマスクは!? |
| カイル | 光の当たり方で仮面の輝き方が違うんだってさ! |
| ジューダス | 輝いてどうするんだ…!魔物に見つかりやすくなるだろう! |
| ジューダス | まったく…なぜそうお前はおかしな仮面ばかり勧めるんだ… |
| リアラ | …カイル、やっぱりジューダスにしっかり話を聞いてから仮面を見に行くべきよ |
| カイル | えー、オレは似合うと思ったんだけどな… |
| ジューダス | 本気でそう思ってるなら、お前のセンスは最悪だな… |
| カイル | そんな事ないよ!ほら!あそこのお店!仮面が飾ってあるでしょ! |
| カイル | お店に並んでいる仮面を見たら欲しくなるかもしれないよ? |
| カイル | あ、ほら!あそこにあるやつとか一緒に見てみようよ!! |
| リアラ | あっ!カイル!! |
| ジューダス | まったく…落ち着きのない奴だな… |
| リアラ | でも、そこがカイルらしいわ。行きましょう、ジューダス |
| | |
| ジューダス | おい、カイル… |
| カイル | あ、ジューダス!これはどうかな!? |
| カイル | 果物の盛り合わせ風の仮面!女の人にも人気なんだって! |
| ジューダス | おいカイル、何度も言うが、僕は予備の仮面なんて── |
| カイル | これも駄目かあ… |
| カイル | じゃあ、もっとジューダスが好きそうな仮面を探してくるよ! |
| ジューダス | おい!人の話を── |
| リアラ | ふふっ、大変ねジューダス |
| ジューダス | そう思うなら、あいつの暴走を止めて来てくれ… |