| Name | Dialogue |
| 【1周年記念】私の願いは── | scene1 |
| ユーリ | 1周年を祝したパーティーか。予想以上に盛大なんだな |
| ソフィ | おいしそうな料理がいっぱい… |
| ミラ | 豪華な料理の数々…さすが1周年記念パーティーだな…じゅるるる… |
| ロイド | おい!ミラ!?皿から料理がはみ出てるけど、それ全部食べるのか!? |
| ミラ | 何をそんなに驚いているのだ?まだ前菜だぞ |
| ルーク | 前菜って…山盛り一杯のマーボーカレーがかよ… |
| ソフィ | …カニタマ…はないの? |
| ユーリ | なんだソフィ、お前、カニタマが好きなのか? |
| ソフィ | うん、カニタマ…好き |
| ソフィ | おっきなカニタマを作ってみんなでカニタマをお腹いっぱい食べたらいいと思うの |
| クレス | はは…そんなにカニタマが好きなんだね |
| ロイド | そういえば、さっきスペシャル料理を用意してるって聞いたぜ |
| ルーク | へー、スペシャル料理か。なんかすごそうだな。一体どんなもんなんだ? |
| ロイド | それはわからないけど…でもそろそろ出てくるころじゃないか? |
| ルーク | …こいつが…スペシャル料理… |
| ソフィ | カニタマ…おっきい!! |
| ロイド | 乗ってる皿も運んでる台車もでかいな! |
| クレス | 「アニバーサリーカニタマ」だって |
| ソフィ | アニバーサリーカニタマ…! |
| ユーリ | へぇ、こりゃすげーな |
| ルーク | なんだ、でかいだけのカニタマかよ… |
| ミラ | ほう…なかなか美味いぞ。ルークも食べてみろ |
| ルーク | へっ、こういうのは、見た目だけで味は大雑把だったりするんだよ。…どれ |
| ルーク | …んぐ…ふ、ふん。まぁまぁだな! |
| クレス | ははは、王族のルークが「まぁまぁ」って事はかなり期待できそうだね |
| ソフィ | カニタマ…カニタマ… |
| ユーリ | おいおい、ソフィ、もうその辺にしとけ。取り皿からカニタマがあふれ出てるぜ? |
| ソフィ | …うん。一度食べてからまた取るね |
| ルーク | はー、食った食った! |
| ユーリ | あのカニタマ、なかなか食べごたえがあったな |
| ミラ | ああ、だが飽きがこないよい味付けだった。いくらでも食べられそうだったな |
| ソフィ | うん。カニタマは世界一偉いと思う |
| クレス | ははは。ソフィは本当にカニタマが好きなんだね |
| ソフィ | うん。カニタマは祝日や記念碑が作られてもいいと思う |
| ロイド | あ、愛がすごいな… |
| ソフィ | みんなとカニタマが食べれて嬉しかったな。また一緒にカニタマ食べたいね |
| クレス | ああ、そうだね!またいつか、みんなを誘ってカニタマパーティーをしよう |
| 【1周年記念】私の願いは── | scene2 |
| クレス | 「カケラを手にし、己に打ち勝った者 だけが、真の選ばれし者として、 神殿に足を踏み入れる資格を得ん」 |
| ルーク | 神殿で試練を乗り越えたら、願い事をかなえてもらえるんだったよな |
| ユーリ | 願い事、か… |
| ミラ | ともかく、先に進もう。ここで話をしていても何も始まらない |
| ソフィ | …うん、そうだね |
| ロイド | みんなで一緒に、最後まで試練を乗り越えようぜ! |
| | |
| ミラ | ここが…神殿の最奥部か |
| ルーク | つー事は、ここで願いを唱えれば… |
| ロイド | ああ!その願い事がかなう! |
| ユーリ | それだったら、もう決まってるよな |
| クレス | ああ!それはもちろん―― |
| ソフィ | カニタマが食べたい! |
| クレス | えっ!? |
| クレス | ちょ、ちょっと待ってくれ!ソフィ! |
| ソフィ | お願い!みんなでまた、カニタマが食べたいの! |
| クレス | ソフィ!ソフィ―― |
| | |
| クレス | 待つんだソフィ!! |
| | |
| クレス | …あ、あれ…?僕の部屋? |
| クレス | ゆ、夢かぁ…よかった… |
| 【1周年記念】花を咲かせよう | scene1 |
| ルーク | ん?おい、ソフィ!何を見てるんだ? |
| ソフィ | あの人… |
| ルーク | …どいつだよ? |
| ソフィ | あの、頭にお花がある人… |
| ルーク | お花?…ああ、マルタか。あいつがどうかしたのかよ? |
| ソフィ | あの人の頭にある、あのお花、大きくて白くて…綺麗 |
| ルーク | ふーん…。お前、花が好きなのか? |
| ソフィ | うん、好き… |
| ソフィ | あんな風に、頭にも綺麗なお花が咲くんだね |
| ソフィ | あのお花、みんなに咲いたらもっと綺麗なのに… |
| ルーク | はあ?咲いたら?おいおい、あれはただのか… |
| ソフィ | ? |
| ルーク | …そ、そうだなあ。花が咲いてない奴らは、きっと水が足りてねぇんじゃないか? |
| ソフィ | お水…? |
| ルーク | 人間も頭の上から水をあげてりゃ、マルタみたいに綺麗な花が育つんだよ |
| ソフィ | 本当? |
| ルーク | 本当本当!…くくっ |
| ソフィ | そっか…。だったらちゃんとお水をあげた方がいいよね |
| ソフィ | そうしたら綺麗な花がみんなの頭にも咲くんだもんね |
| ルーク | おう! |
| ソフィ | ありがとう、ルーク。わたし、じょうろ取ってくるね! |
| ルーク | …ははは!あいつマジで信じちまいやがんの! |
| ルーク | ま、いくらあいつでも、冗談だってすぐに気付くだろ |
| 【1周年記念】花を咲かせよう | scene2 |
| ソフィ | おっきなじょうろがあってよかった…。これで沢山の人にお水をあげられるね |
| ユーリ | お、ソフィ。じょうろなんか持ってどうした? |
| ロイド | なんかデカイじょうろだな…?もしかして、花に水でもやるのか? |
| ソフィ | ううん、違うよ |
| クレス | もしかして、今やってる大道芸人さんの水芸のお手伝いとか? |
| ソフィ | ううん。みんな…ちょっと屈んでもらってもいい? |
| ユーリ | ん?…これでいいか? |
| | ジョロロロロ… |
| ユーリ | うおっ!? |
| ロイド | 冷てぇっ! |
| クレス | うわわわっ!! |
| ソフィ | これでよし… |
| ロイド | ちょ、ちょ!何で、俺達に水を掛けたんだ!? |
| ユーリ | ったく、びしょ濡れになっちまった |
| ソフィ | あのね、ルークが人もお水をあげれば頭にお花が咲くって… |
| クレス | え?頭に…花?どういう事だい?詳しく話を聞いてもいいかな? |
| ソフィ | 頭にね、お花が咲いてる人がいたの。でね、どうしてみんなの頭にはお花が咲かないんだろうって思ってたの |
| ソフィ | そうしたら、ルークがみんなの頭にお水をあげればお花が咲くって教えてくれたんだよ |
| ロイド | 頭に花…? ひょっとして、それ髪飾りか何かじゃないか? |
| ユーリ | 多分それだろ。ルークの奴、知ってて嘘を教えやがったな |
| クレス | 悪いけど、ソフィ。花というものは… |
| ユーリ | まてよ、クレス。…なあ、ソフィ、何でルークが頭の花の事を知ってたと思う? |
| ソフィ | …?どうしてだろう… |
| ユーリ | 実はな、ルークの奴も花が大好きなんだ |
| ユーリ | あいつも頭に大きな花を付けたがってる。で、自分で調べたんだとよ |
| ソフィ | そうだったんだ…! |
| ユーリ | ルークにも水やりに行ってやろうぜ。オレ達も手伝ってやるよ |
| ソフィ | うん!わかった。ユーリ、ありがとう |
| クレス | …いいのかな…? |
| ロイド | ま、嘘をついたのはルークなんだし。このくらいの仕返ししたっていいんじゃないか? |
| ユーリ | 今だ! |
| ルーク | ぶわっ…つめってぇーーー!!! |
| ルーク | お前ら!何しやがる!! |
| ソフィ | ルークにも…お花… |
| ルーク | あ!? |
| ユーリ | 人間にも水をやれば頭に花が咲くんだろ?ルーク? |
| ルーク | うぐっ! |
| ユーリ | ったく。面白がってソフィに嘘を教えやがって |
| クレス | …ソフィ。さっきルークが言ってた事は嘘なんだ |
| ロイド | 人間に水をやっても頭に花は咲かないんだ |
| ソフィ | 嘘なの…?ユーリも…?嘘つき、駄目だよ…!! |
| ユーリ | おっと、オレもそうなるか。んじゃ、おわびにこれやるよ |
| ロイド | お!花の髪飾りか! |
| ユーリ | ほら、こうやって頭につければ… |
| クレス | よく似合ってるよ、ソフィ! |
| ユーリ | 花は頭に咲かせるんじゃなくて、こうやって飾るもんってな |
| ユーリ | だろ、ルーク? |
| ルーク | ちぇ…。わ、悪かったよ! |
| ソフィ | わたしの頭にも綺麗なお花が咲いた…。みんな、ありがとう |