| Name | Dialogue |
| 先生にふさわしい服を選ぼう! | scene1 |
| ベリル | ふふふ~ん♪ |
| コハク | ベリル!今日もスケッチ? |
| ベリル | やぁ、シング、コハク! |
| ベリル | 今日は絶好のスケッチ日和だよ |
| ベリル | 天気がいいとこんな何気ない風景でも絵になるねぇ~♪ |
| コハク | わ!すごく綺麗に描けてるね。さすがベリル! |
| ベリル | ぐふふ。でしょでしょ~♪ |
| ベリル | 今のボクなら何でも描ける気がするよ! |
| シング | そういえば今日のベリル、特別嬉しそうだね |
| シング | 何かいい事でもあった? |
| ベリル | んふふ~、まあね!! |
| ベリル | 実はボク、隣町の大きな学校に絵の講師として呼ばれる事になったんだ~♪ |
| シング | 絵の講師!? |
| コハク | 講師って…先生って事だよね? |
| コハク | すごいよベリル! |
| ベリル | 外でスケッチしてたら、たまたま学校の先生が通りかかってボクの絵を覗き込んできたんだ |
| ベリル | そしたら、もう大絶賛!ぜひ、生徒達に絵を教えてくれって頼まれたんだよねー |
| ベリル | ぐふふ…ようやく時代がボクを認め始めたって事かな~♪ |
| シング | すごいじゃないか!どんな授業をするとかもう決まってるの? |
| ベリル | んー…。講師っていっても一日だけだからね |
| ベリル | とにかくみんなが絵を描くのは楽しいって思える授業にするよ! |
| シング | そうだね、ベリルならきっと楽しい授業に出来ると思うな |
| ベリル | うん!二人ともありがとう! |
| ベリル | あ、でも…一つ悩んでてね… |
| ベリル | 先生として呼ばれてるからおしゃれな服装で生徒の前に立ちたいなって思ってるんだ |
| ベリル | コハク、服選び…手伝ってくれる? |
| ベリル | ほら、ボクの感性だとフツーの子には刺激が強すぎるからさ |
| コハク | もちろん!ベリル先生のデビューだもんね! |
| シング | よし、それじゃあベリルに合う服を探しに行こうか |
| ベリル | うん! |
| 先生にふさわしい服を選ぼう! | scene2 |
| コハク | どんな雰囲気の服がいいかなぁ? |
| シング | ベリルの服だから、元気な雰囲気がいいんじゃないかな? |
| ベリル | ストーーップ!! |
| シング | へっ? |
| ベリル | ここからはシングは立入禁止! |
| シング | な、何でだよ! |
| ベリル | 今からボクは色んな服を試着するんだよ!? |
| ベリル | そこに男のシングがいたら着替えづらいじゃないか! |
| シング | え、あ、そっか…。ごめん! |
| シング | それじゃ、俺はお店の外で待ってるよ |
| コハク | ごめんね、シング。ちょっと待っててね! |
| ベリル | ま、ボクの新しい服を楽しみにしててよ! |
| シング | なかなか出てこないなベリル達… |
| ??? | お待たせー! |
| ベリル | へへ、どうどう?似合うでしょ! |
| シング | おおー…!!すごく似合ってるよ! |
| ベリル | えへへ… |
| コハク | 可愛い服があってよかったね! |
| ベリル | うん、ありがと!この服、さっそく買って来るね |
| ベリル | いい服が見つかってよかったぁ…。コハクに相談して大正解だったよ! |
| コハク | ふふ、気に入った物が見つかってよかったね! |
| ベリル | うん!これで講師の準備もばっちりだよ! |
| シング | ベリルが先生かぁ… |
| コハク | どうしたのシング? |
| シング | さっきのベリルの服、似合いすぎてて言い忘れたんだけど… |
| シング | あの服、先生って言うよりは、可愛いチビッコ生徒って感じだよな! |
| ベリル | なっ…!! |
| コハク | シ、シング!! |
| シング | え? |
| ベリル | シ、シングのバカバカバカバーーーーカ!!! |
| シング | ベ、ベリル!? |
| コハク | もう!シングがあんな事言うから! |
| コハク | ベリル!待ってー! |
| シング | あ、あれ…? |
| シング | 元気があって、いい感じだって褒めたつもりだったんだけど… |
| シング | 女の子って難しいな… |
| スケッチ日和? | scene1 |
| ベリル | んんん~~~~!!よく寝たぁ… |
| ベリル | わぁ~すっごくいい天気!絶好のスケッチ日和だねぇ |
| ベリル | よ~し、朝ご飯を食べたらロケーション探しに出かけようかな~♪ |
| | |
| ベリル | ふむふむ…白い砂浜に青い海。奥には建物と山も見えるし絶好のスケッチポイント! |
| ベリル | よぉーし!ここに決めた! |
| ベリル | イメージが崩れないうちにさっさと描いちゃおう |
| ベリル | ん~~?何か物足りないなぁ… |
| ベリル | 結構上手く描けたと思うんだけど…何が足りないんだろ…? |
| | ガサガサッ |
| ベリル | うわわっ! |
| ??? | …ベリル? |
| ベリル | 何だ、クンツァイトかぁ… |
| ベリル | 驚かさないでよね!まったく! |
| クンツァイト | 周辺生物の生息データを集めるためこの辺りを探索していた。何をそんなに驚いている? |
| ベリル | 急に草陰から出てきたら、誰だって驚くよっ!! |
| ベリル | …あ! |
| ベリル | ボクの絵に何が物足りないのかわかっちゃった! |
| ベリル | クンツァイト、絵のモデルをやってよ! |
| クンツァイト | モデル…つまり、絵の被写体になれという事か? |
| ベリル | うん、そうだよ! |
| ベリル | いい感じの風景を見つけたからスケッチしてたんだけど何だか物足りなくてね! |
| ベリル | そこであんたを見て気付いたんだ、この絵には紫色が必要だって! |
| クンツァイト | …そうか |
| ベリル | それじゃあ、ええと…そっち側で空を仰ぐ感じで立ってよ! |
| クンツァイト | …モデルについての許可は出していない |
| ベリル | お願いクンツァイト! |
| ベリル | クンツァイトなら背が高いし、絶対見栄えもいいと思うんだよ! |
| クンツァイト | …了解した |
| クンツァイト | …こんな感じでいいのか? |
| ベリル | ぐふふ…いい感じだよ!ボクの感性を刺激する絵になりそ―― |
| | ガサガサッ |
| ベリル | もう!次は誰だよー! |
| | ガァァァアアアア!!! |
| ベリル | ぎゃーーーー魔物!!! |
| クンツァイト | ベリル!戦闘態勢に移れ! |
| スケッチ日和? | scene2 |
| ベリル | でぃじータイフーン!! |
| ベリル | はあ…これで、魔物は全部倒したかな? |
| ベリル | あ~あ、魔物達と戦ってるうちに波際まで来ちゃった… |
| ベリル | さっさと戻ってスケッチを再開し―― |
| ベリル | うわぁあっ!? |
| | バシャーーーン!! |
| ベリル | いたたた…うう…びしょ濡れだよ… |
| クンツァイト | ベリル、今度は海水浴か? |
| クンツァイト | だが、この気温での海水浴は人体に影響が―― |
| ベリル | ちっがーーう!ただバランス崩して海に尻をついただけだよっ! |
| ベリル | もーー!!何なんだよー!! |
| ベリル | クンツァイトには驚かされるし魔物は出てくるし! |
| クンツァイト | ベリル。感情の発散を優先せず、身体に影響が出る前に冷たい海から上がるべきだ |
| ベリル | どうせ海から出たって服がびしょびしょじゃ意味ないよぉ… |
| ベリル | …あ、そういえば… |
| クンツァイト | …その服装は… |
| ベリル | ふふふ、可愛いだろ~?この前買った服なんだ |
| クンツァイト | ………… |
| ベリル | 鞄に入れっぱなしだったみたいで助かったよ~ |
| ベリル | ん~~~!着替えたら何だかすっきりしたよ! |
| ベリル | たまには服を変えてスケッチするのもいいかもね! |
| ベリル | よっし!それじゃ再開再開~!クンツァイトは元の位置に立って! |
| クンツァイト | 了解した |
| クンツァイト | …ベリルの服装をスキャン… |
| クンツァイト | あの服装を分析した結果、十代前半の女性が着る服装だと判明… |
| クンツァイト | …だが、ベリルは子どもとして扱われる事を嫌がる傾向がある |
| クンツァイト | 分析結果は、黙秘すべきだろう |
| ベリル | クンツァイト、何か言ったー? |
| クンツァイト | 異常はない。スケッチの続行を提案する |
| ベリル | …?まぁいいや |