| Name | Dialogue |
| 合格発表に行こう! | scene1 |
| シング | コハク!こっちの作業終わったよ! |
| コハク | わたしも終わったよ!これで頼まれてた漁の片付けは終わりかな? |
| シング | うん、これで全部―― |
| ??? | コハクお姉ちゃんー、シングお兄ちゃんー!! |
| 村の女の子 | はぁはぁっ…二人とも…!見つかってよかったぁ… |
| コハク | ど、どうしたの?何かあった? |
| 村の女の子 | お願い!私の合格発表に一緒に来て! |
| コハク | えっ、合格発表? |
| 村の女の子 | この前、街の学校に入るために試験を受けたの知ってるよね…? |
| シング | ああ!勉強頑張ってたもんな! |
| 村の女の子 | 実はね…今日がその合格発表の日なの! |
| コハク | ええ!?そうなの? |
| 村の女の子 | 一人じゃ心細くて…その……二人に付いて来て欲しいんだけど…だめ? |
| コハク | …わかった、一緒に行くよ!シングも行くよね? |
| シング | もちろん!合格してるといいね |
| 村の女の子 | ううう~!ありがとう二人とも…! |
| シング | お礼なんて水くさいよ!さ、日が暮れる前に出発しよう! |
| 合格発表に行こう! | scene2 |
| シング | うわぁ…!ずいぶん大勢の人がいるなぁ! |
| コハク | みんな、あそこに立ってる看板をじっと見てるよ |
| コハク | あの看板に合格した人が貼りだされてるの? |
| 村の女の子 | う…うん… |
| コハク | て事は、ここにいる人達ってみんな試験を受けた人なのかな? |
| 村の女の子 | た、たぶん…付き添いの人もいるけどほとんどが受験した人だと思う |
| コハク | 泣いてる人もいるね… |
| 村の女の子 | ほんとだ…あの子、受かったのかな…落ちちゃったのかな… |
| 村の女の子 | 私も、手とか震えちゃって、泣きそうだよ… |
| シング | だ、大丈夫だって!絶対合格してるからさ! |
| コハク | そうだよ!絶対大丈夫! |
| 村の女の子 | …う、うん、ありがとう!お姉ちゃん達のお蔭で少し勇気出てきたかも |
| 村の女の子 | えっと…私の番号は… |
| コハク | 何だかドキドキするね…! |
| シング | …オレまで緊張してきたかも… |
| 村の女の子 | あ… |
| コハク | ゴクリ… |
| 村の女の子 | あったーーーー!! |
| シング | やったな!! |
| コハク | おめでとう! |
| 村の女の子 | ありがとう!本当にありがとう!二人とも! |
| 係員 | ――合格者の方は、制服の採寸をするのであちらへ移動をお願いいたします! |
| コハク | だって。行こう! |
| 村の女の子 | うん! |
| | |
| 村の女の子 | じゃあ、二人ともちょっと行ってくるね! |
| コハク | うん。ゆっくりで良いよ |
| シング | 制服かぁ…。みんなでお揃いの服装って何だか面白いな! |
| コハク | 女の子は可愛くて、男の子はカッコイイって人気の制服みたいだよ |
| シング | へえ~。…ん?あそこに飾ってある服がそうなのかな? |
| コハク | あ、本当だ!すごく可愛い! |
| コハク | こんな制服、わたしも着てみたいなー |
| 係員 | お気に召しましたか? |
| コハク | あ…係員さん!とっても可愛い制服ですね! |
| 係員 | ありがとうございます。もし、ご興味がありましたら試着されてもかまいませんよ? |
| コハク | え?でも… |
| シング | きっとコハクなら似合うと思うよ!着てみなよ! |
| コハク | う、うん…。それじゃ、試着お願いします |
| 係員 | ではこちらへどうぞ! |
| コハク | ど、どうかな…? |
| シング | わわっ!コハク、すっごく可愛いよ! |
| 係員 | ええ、とてもお似合いですよ! |
| コハク | ほんとに…? |
| シング | ほんとにほんとだよ! |
| シング | もちろん、いつもの服装もすらっとした白い足が映えて素敵なんだけど |
| シング | この制服姿は、スカートによっていつもより露出控えめと思わせながら |
| シング | 実際はスカートの揺れによりコハクの美脚をより美しく演出…そんな気がするよ! |
| コハク | そ、そう?なんだか、ちょっと恥ずかしいかも |
| シング | 恥ずかしがる事ないさ!とっても似合ってるんだから、自信持ってよ! |
| コハク | あ、ありがとう… |
| コハク | 係員さん、ありがとうございました! |
| 係員 | いえいえ。喜んで貰えたようで、よかったです |
| シング | もうちょっと、コハクの制服姿見たかったなー。すっごく似合ってたのに |
| コハク | ほ、褒めすぎだよ、シング |
| シング | そんな事ないさ!もし、コハクが入学したら学校で一番の人気者間違いなしだよ! |
| コハク | もうっ!シングったら!! |
| | ズダンッ!!! |
| シング | ぐはっ!! |
| コハク | そったら風に褒めたって何も出ねぇべさ~~~~!! |
| 係員 | お、男の人が吹き飛んだ!?しかも、壁にぶつかった衝撃で壁にヒビが… |
| シング | ううう…重い蹴り……さすが、コハク… |
| シング | がくっ |
| コハク | あ…シング!?だっ、大丈夫!? |
| 制服姿、再び | scene1 |
| コハク | そういえば、そろそろあの子の制服が届く予定だよね |
| ヒスイ | 制服?何の話だ? |
| シング | 街の学校に入学が決まった年下の友達の話だよ |
| ヒスイ | ああ、思い出した |
| ヒスイ | 確か、合格したって大喜びしてたやつだな? |
| コハク | その子の制服、採寸してからだいぶ経つから、そろそろ届いてる頃だと思うんだよね |
| コハク | すごく可愛い制服なんだよ! |
| シング | そういえば、コハクの制服姿も可愛くて似合ってたよね |
| シング | はぁ、また見たいなぁ… |
| ヒスイ | あァ!?シング!てめぇコハクの制服姿を見たっていうのかよ! |
| シング | み、見たは見たけど… |
| シング | そのあと蹴られた衝撃であまり覚えてないんだよなぁ… |
| ヒスイ | くそっ!こんなケダモノヤローにコハクの制服姿を見られるとはな… |
| コハク | もう!お兄ちゃん! |
| ヒスイ | だってよ、コハク―― |
| 村人 | 大変だ!! |
| 村人 | 村への荷物を運んでた荷馬車が盗賊に奪われちまった!! |
| コハク | ええっ!?大変! |
| シング | おじさん!どの辺で襲われたかわかる!? |
| 村人 | ああ!ここから北にある森の辺りだ! |
| ヒスイ | 急げば捕まえられるかもしれねぇな |
| コハク | シング、お兄ちゃん!取り戻しに行こう! |
| 制服姿、再び | scene2 |
| コハク | 砕心脚っ!! |
| コハク | …これで全員かな…? |
| ヒスイ | コハク、無事か? |
| コハク | うん、大丈夫だよ!荷馬車は大丈夫だった? |
| シング | うん。幸い、荷物に手をつけられる前だったみたい |
| コハク | よかった!それじゃ村に戻ろ―― |
| シング | あ!これって…ねえ、コハク! |
| コハク | どうしたのシング? |
| シング | この制服って、あの子のじゃないかな? |
| コハク | あ…きっとそうだよ!早く届けてあげよう! |
| | |
| 村の女の子 | コハクお姉ちゃんーー!!制服を取り戻してくれてありがとう…!! |
| コハク | 偶然荷物の中に制服があったんだ |
| コハク | 無事でよかったよ! |
| ヒスイ | へぇ、それがお前らの話してた制服か |
| 村の女の子 | えへへ、可愛いでしょ。コハクお姉ちゃんもすごく似合ってたよね! |
| コハク | そ、そんな事ないよ? |
| ヒスイ | なんだ、見てないのは俺だけかよ。ケダモノが見て俺が見てないなんて… |
| コハク | も、もう…お兄ちゃん…! |
| 村の女の子 | コハクお姉ちゃん、よかったらこれ着てみる? |
| ヒスイ | お!いいな! |
| 村の女の子 | そこのお兄ちゃんが見たがってるみたいだし、見せてあげようよ |
| コハク | で、でも…せっかくの卸したてなのに |
| 村の女の子 | 私は学校が始まったら毎日着るんだし、気にしなくても平気だよ! |
| シング | だって!せっかくだし、着てみたら? |
| コハク | う、うん。それじゃ、着替えてくるね |
| ヒスイ | おおおー!さすがコハク!可愛いぞ!! |
| シング | うん!やっぱりすごく似合ってるよ! |
| コハク | そ…そうかな? |
| 村の女の子 | コハクお姉ちゃん、スタイルいいもんね! |
| シング | 俺もそう思う!スラっとして、身体のラインが綺麗だから、どんな服を着ても似合うよなぁ! |
| コハク | シング…ありが―― |
| ヒスイ | 身体のラインだァ…!? |
| ヒスイ | シング!そんなエロいケダモノの目でコハクを見るんじゃねぇ!! |
| シング | えっ…!!そ、そんな目で見てないよ!! |
| ヒスイ | いいや!見てるね!見てなきゃ、さっきみてぇな言葉は出てこねぇはずだ!! |
| シング | 俺は褒めただけだろ!! |
| ヒスイ | しかも、スラっとしたラインとか、お前は何にもわかっちゃいねェ! |
| ヒスイ | 見ろ、この安産型のしっかりした尻を! |
| コハク | ! |
| | ドカッ!! |
| コハク | もう…、お兄ちゃんのバカっ!! |
| ヒスイ | う…うう… |
| シング | あんなに短いスカートを履いてるのに、蹴りが速すぎてスカートの中が見えなかった… |
| シング | やっぱりコハクはすごいや…! |