| Name | Dialogue |
| 争いの理由 | scene1 |
| サレ | …これが、王都バロニアより北にある古代の地下墓地にて星のカケラを捜索した結果ですよ、陛下 |
| リチャード | うん…ご苦労 |
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| ダオス | …この男が、この国の王か |
| ダオス | そして、私が乗っ取ったこの男…確かサレと言ったな |
| ダオス | サレは、この王の命に従って動いているようだが… |
| ダオス | …この人間達が話している、星のカケラとは、一体何だ? |
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| リチャード | やはりそう簡単に星のカケラは見つからないようだな |
| サレ | カケラを揃えれば、何でも願いをかなえてくれる… |
| サレ | そんな夢のような代物、そう簡単には手に入るわけがないじゃないですか |
| サレ | ですが安心してください。僕が必ず見つけ出して、陛下へ献上いたしますよ |
| サレ | ふふふふ… |
| リチャード | 頼もしい発言だな。期待しているよ |
| サレ | ええ、楽しみにしていてください |
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| ダオス | カケラが揃うと願いがかなう…この王はそんな事を本気で信じているのか… |
| ダオス | 馬鹿馬鹿しい、そんな都合の良い物が存在するとは思えん。それこそおとぎ話だ |
| ダオス | そんな事より、私の封印を解く鍵を探さねば… |
| ダオス | この世界のどこかに、封印された私の肉体を解放するためのペンダントがある |
| ダオス | しばらくはそのペンダントを探して貰うぞ、サレ |
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| サレ | 僕達独立騎士団は、次は南方に捜索に行きますよ |
| リチャード | わかった、引き続き頼む |
| リチャード | 君達が捜索している間、戦争を優位に進められるよう手を加えておいた |
| サレ | おや、それではいよいよ |
| リチャード | ああ、楽しみにしておくと―― |
| | ガタガタッ |
| リチャード | 誰だ!? |
| ??? | くそっ! |
| サレ | ネズミ…、いや、ドブネズミの方がお似合いかな? |
| リチャード | まさか…密偵か!? |
| 密偵1 | くっ!見つかったか!撤退するぞ! |
| 密偵2 | ああ!! |
| サレ | あはははは!キミ達は馬鹿だねぇ!逃がすわけがないじゃないか! |
| 争いの理由 | scene2 |
| サレ | ウィンドエッジ!! |
| 密偵の男達 | ぐわぁぁああっ! |
| リチャード | よくやった、サレ |
| サレ | お怪我がなくて何よりですよ、陛下 |
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| ダオス | やはり…サレは、心から争いを楽しんでいる |
| ダオス | 救いようのない愚劣な人間だが、腕だけは確かなようだ |
| ダオス | ペンダントを探すためにも貴様は利用させてもらう |
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| リチャード | おい!この者達を牢に囚え、情報を全て吐かせろ。手段は問わない |
| 兵士 | はっ! |
| 密偵1 | ううう…くそ…っ… |
| リチャード | まさかここまで密偵が入り込んでくるとは予想外だったな |
| サレ | あの密偵、交戦中のア・ジュールの者でしょう |
| リチャード | なんだと… |
| サレ | おそらくア・ジュールも星のカケラを探しているのでは? |
| リチャード | …その可能性は大いにあり得るな |
| サレ | 先を越される前に何か策を講じた方が良いんじゃないですかねぇ? |
| リチャード | ああ、そのとおりだ |
| リチャード | これから緊急会議を開く!ア・ジュールへの対策を早急に決定するぞ! |
| 兵士 | はっ! |
| サレ | ふふふふ… |
| サレ | さて、これでもっと楽しめそうだ… |
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| ダオス | …愚かな… |
| ダオス | ただ「星のカケラ」とやらを欲しているというだけで戦争を起こしているというのか |
| ダオス | 争えば争うほどこの星にあるエネルギーが失われていくというのに… |
| ダオス | 一刻も早く人間どもを滅し、我が星を救うため、エネルギーを回収せねば… |
| 思惑 | scene1 |
| サレ | やれやれ… |
| サレ | 同じ風景ばかりで、さすがに飽きてきたよ |
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| ダオス | 私の封印を解く鍵だ。簡単には、手に入らないように隠されているのだろう |
| ダオス | だが、残念ながら悠長に構えてる暇もない |
| ダオス | こうしている間にもこの星のエネルギーが人間達の争いによって減っていくのだからな |
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| 騎士団員 | サレ様、おそらくあと二日ほどで村に着くと思われます |
| サレ | ああ、そう。そこでペンダントが見つかればいいんだけどね |
| 騎士団員 | ペンダント…?星のカケラではなくてですか? |
| サレ | おっと、そうだったね。僕達が探しているのは星の―― |
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| ??? | オラァッ!ここから先は通せねぇぜ? |
| 騎士団員 | 何だお前は!?そこをどけっ! |
| ??? | ごちゃごちゃうるせぇっ!持ってる荷物と金目の物を全部置いて行きな! |
| 騎士団員 | なっ、盗賊か!? |
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| ダオス | …金ごときで命を奪い合う程に争おうと言うのか |
| ダオス | 相も変わらず人間は卑小な存在だな |
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| 盗賊 | 随分いいナリしてるじゃねぇか!服も高く売れそうだなぁ? |
| サレ | クククク…。僕を襲おうだなんて、身の程知らずがいるものだね |
| 騎士団員 | サレ様、こんな命知らずの盗賊どもは我々が処しますので、サレ様は、安全な場所で―― |
| サレ | いや、ちょうど良い気晴しになりそうだし僕が相手してあげるよ |
| サレ | 少しは楽しませてくれよ!! |
| 思惑 | scene2 |
| サレ | フィアフルストーム!! |
| 盗賊 | ぐぁぁぁあああっ! |
| サレ | まったく…口ほどにもなかったね |
| サレ | まぁ、暇つぶしにはなったかな |
| 騎士団員 | サレ様、この者達はいかが致しましょう? |
| サレ | 放っておけばいいさ。これ以上こいつらと遊ぶ程僕達も暇じゃないしね |
| 騎士団員 | で、ですが。このままというのは… |
| サレ | くどいね。僕に意見するのかい? |
| 騎士団員 | い、いえ。大変失礼致しました… |
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| ダオス | ふん… |
| ダオス | このような者達に構っている時間などない |
| ダオス | 一刻も早く封印のペンダントを回収し、自らの力を取り戻さねば… |
| ダオス | 我が母なる星、我が民達のためにも… |
| 騎士団員 | サレ…様?何かご様子が変わられたような… |
| サレ | へえ?それはどういう事かな? |
| 騎士団員 | あ、あれ?失礼いたしました!自分の気のせいだったようです! |
| サレ | … |
| サレ | 操られたままっていうのもちょっと癪に障るけど… |
| サレ | ふふふ。まぁ、好きにするといいよ |
| サレ | 操られてる振りをして無抵抗な人間を殺す事だってできるわけだしね |
| サレ | しばらくは、今の関係を続けさせてあげるよ |
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| ダオス | ふん…人間風情が偉そうに |
| ダオス | お前の肉体の主導権は私にあるという事を自覚しておくがいい |
| ダオス | 私の肉体を封印から解放した時その時は、お前もろとも人間達を殲滅してやる |