| Name | Dialogue |
| 練習すれば大丈夫! | scene1 |
| マルタ | ふふふ!もうすぐ待ちに待ったバレンタイン! |
| マルタ | エミルへ渡すチョコレート…どんなのにしようかな?レシピ本を参考にしようっと |
| | ペラペラ… |
| マルタ | こっちのページにあるのもいいけど… |
| マルタ | あっ!これもいいなぁ~♪ |
| マルタ | チョコレートももちろんだけど、ラッピングにもこだわりたいよね! |
| マルタ | ピンクはありきたりだから、エミルの服に合わせてブルーでまとめるとか…? |
| マルタ | あっ!私の服に合わせて白やブラウンもいいかも! |
| マルタ | うう~ん、迷っちゃうな~♪ |
| | |
| マルタ | エミル~! |
| エミル | マルタ! |
| マルタ | エミル!ハッピーバレンタイン! |
| マルタ | 私からのチョコレート、受け取ってくれる…? |
| エミル | もちろんだよ!マルタからのチョコレートを僕が断るわけないじゃないか! |
| マルタ | エミル…! |
| エミル | マルタ… |
| | |
| マルタ | …なんちゃってー!えへへへ! |
| テネブラエ | 果たして、そう上手くいくでしょうかねぇ…? |
| マルタ | テネブラエ! |
| マルタ | それ、どういう意味よ? |
| テネブラエ | マルタさまは、エミルに手作りのチョコレートを渡すつもりなんですよね? |
| マルタ | 当たり前でしょ?愛情をたっぷり込めて作るんだから! |
| テネブラエ | ふむ…。ですが、手作りが必ずしも成功するとは限りませんよ? |
| マルタ | なっ!? |
| テネブラエ | それにラッピングだって綺麗に包めるかどうか… |
| テネブラエ | マルタさま、大雑把ですしねぇ |
| テネブラエ | 大人しく既製品を買われた方がいいのではないですか?クククク… |
| マルタ | むっかー!!何で失敗前提に話を進めるわけ!? |
| マルタ | こうなったら、絶対にすごく美味しくて、可愛いものをエミルに渡すんだから! |
| マルタ | そのためには、今のうちからしっかり練習しなくちゃ |
| マルタ | まずは、チョコレートとラッピングの材料をたっくさん集めないと! |
| マルタ | そういう事だから、留守番よろしくね! |
| テネブラエ | やれやれ…どうなる事やら… |
| 練習すれば大丈夫! | scene2 |
| マルタ | ただいま! |
| テネブラエ | マルタさま、お帰りなさい |
| マルタ | ふー!これだけあればたくさん練習出来そう! |
| マルタ | とりあえず、気になったレシピを色々と試して… |
| マルタ | よし、頑張ろー! |
| マルタ | ふぅ〜。まぁ、こんなもんかな♪ |
| マルタ | たくさん練習した甲斐あって、なかなかの出来栄えね |
| テネブラエ | 確かに、見た目はよさそうです |
| マルタ | 何よ、その言い方!当日までに、もっといいものが出来るように頑張るんだから! |
| マルタ | あっ!そういえば作ったあとの事、考えてなかった… |
| マルタ | んんー…さすがにこの量を一人で食べきるのは無理だよね… |
| マルタ | バレンタイン前にぶくぶく太って、エミルに嫌われたくないし…かといって、捨てるのも勿体ないし |
| マルタ | そうだ!テネブラエ、センチュリオンでもチョコくらい食べられるでしょ? |
| テネブラエ | ええ、まあ… |
| マルタ | だったら、このチョコ食べてよ?採点も兼ねてさ |
| マルタ | あと残したら駄目だからね!! |
| テネブラエ | この量を残さず…ですか?さすがに厳しいかと… |
| マルタ | どうせ失敗する、って私に言ったのはテネブラエでしょ? |
| マルタ | 自分の発言で起きた事に責任持ってよね! |
| テネブラエ | マルタさま、発言内容がめちゃくちゃです |
| マルタ | いいから!手伝う! |
| テネブラエ | あ、し、しっぽ!しっぽを引っ張らないでください!この量は私だけでは無理ですよ! |
| テネブラエ | エ、エミルーー!助けてくださいー!! |
| 気持ちがこもっていれば | scene1 |
| テネブラエ | …うぇっぷ… |
| マルタ | で… |
| マルタ | 出来たぁ~~~~~!! |
| マルタ | 今までで一番、会心の出来栄え! |
| マルタ | バレンタイン当日になっちゃって、どうなるかと思ったけど上手く出来てよかったぁ… |
| マルタ | あとはこれをラッピングして… |
| マルタ | うん!ラッピングも綺麗に出来た! |
| マルタ | あとはエミルに直接渡すだけね |
| マルタ | でも、何だか緊張してきちゃった…。エミル、喜んでくれるかな… |
| マルタ | ううん…きっと喜んでくれるよね! |
| マルタ | よし、気合い十分! |
| マルタ | さっそくエミルのところに渡しに行こうっと! |
| マルタ | テネブラエ!留守番よろしくね! |
| テネブラエ | …うっ…うぇっぷ |
| マルタ | 行ってきまーす! |
| 気持ちがこもっていれば | scene2 |
| マルタ | あっ!いたいた! |
| マルタ | エミル~! |
| エミル | マルタ!どうしたの? |
| マルタ | エミルに渡したいものがあって… |
| エミル | 僕に? |
| マルタ | うん! |
| マルタ | はい、ハッピーバレンタイン!大好きなエミルへ、手作りチョコだよ! |
| エミル | あ、ありがとう! |
| エミル | 実は、僕もマルタにチョコを渡そうと思って持ってきたんだ |
| マルタ | エミルが私に? |
| エミル | うん。バレンタインって、男の人から女の人に渡す事もあるって聞いて… |
| エミル | あまり自信はないんだけど、色々調べながら作ってみたんだ |
| マルタ | エミル…。すっごく嬉しいよ!ありがとう! |
| マルタ | そうだ!せっかくだからお茶しながら食べようよ! |
| エミル | うん! |
| エミル | はい、マルタ。ホットティーだよ |
| マルタ | ありがとう!えへへ、暖か~い! |
| マルタ | ねぇ、お互いのチョコレート、いっせーので一緒に開けようよ! |
| エミル | う、うん。いいよ |
| エミル | いっせーの… |
| | せっ! |
| エミル | わぁ…美味しそう…! |
| マルタ | なっ、なにこれー!すっごい綺麗なチョコ! |
| エミル | マルタの髪飾りをチョコで作ってみたんだ |
| エミル | ペーパークッションを花壇に見立てて花畑っぽくしたんだけど… |
| マルタ | すごいよ、エミル! |
| マルタ | お店で売っててもおかしくないよ |
| エミル | あ、ありがとう… |
| エミル | マルタはトリュフを作ったんだね |
| マルタ | う、うん…。でもエミルみたいに綺麗じゃなくて不格好だから… |
| マルタ | はぁ…何だか恥ずかしくなってきた… |
| エミル | はむっ… |
| エミル | …うん、すごく美味しいよ、マルタ! |
| マルタ | エミル… |
| エミル | 何より、僕のために一生懸命作ったマルタの気持ちが嬉しいよ |
| エミル | …ん、このココアパウダーがかかってるトリュフもすごく美味しい! |
| エミル | ありがとう、マルタ |
| エミル | 僕も一生懸命作ったから、僕のチョコレートも食べてね |
| マルタ | うん! |
| マルタ | えへへ、エミルのチョコレート、本当に美味しそう! |
| マルタ | エミル…大大大大…だーーーい好きっ! |