| Name | Dialogue |
| ぼくの成長 | scene1 |
| ジェイ | 最近はぼくも、だいぶ成長したと思うんですが…モーゼスさんの目にはどう映りますか? |
| モーゼス | 成長?どこがじゃ |
| モーゼス | ワイが初めて会うた時からワレの背は全然伸びとらんじゃろが |
| ジェイ | 誰も背の事なんて言ってませんよ。全然別の話です |
| モーゼス | 何じゃ。ならどこの話しとるんじゃ。ああん? |
| ジェイ | 何でそう無駄に喧嘩腰なんですか |
| モーゼス | ワイと男勝負するっちゅうならいつでも受けてやっちゃるぞォ! |
| ジェイ | ちょっと、何やってるんですか!いい加減にしてくださいよ! |
| モーゼス | つまりどういう事じゃ? |
| ジェイ | だから! |
| ジェイ | 何でわからないんですか!こういう事ですよ! |
| モーゼス | どこ行くんじゃ、ジェー坊!そっちには魔物がおるぞォ! |
| ぼくの成長 | scene2 |
| ジェイ | どうです? |
| ジェイ | モーゼスさんの頭がどれほど残念でも、これでさすがにわかったでしょう |
| ジェイ | ぼくが成長したといったのは、自分の戦いぶりの事ですよ |
| モーゼス | 何じゃ、そがあな事か。紛らわしい言い方すんな。頭がこんがらがるわ |
| ジェイ | 単純なくせに、こんがらがる事もあるんですか |
| ジェイ | …まったく、モーゼスさんの頭の中身も全然成長していないようですね |
| モーゼス | それだけワイが、完成されてる男っちゅう事じゃな |
| ジェイ | 嫌味も通じない…駄目だ、この人 |
| モーゼス | クカカカカ! |
| 男の中の男 | scene1 |
| モーゼス | グゴゴ…グオオ… |
| ジェイ | まったくこの人は、昼間から…起きてください、モーゼスさん! |
| モーゼス | …グゴ?オウ、何じゃジェー坊。せっかく気持ちよく寝てたっちゅうに |
| ジェイ | いい加減にしてください。いくら最近は比較的平和だからって、だらけすぎですよ |
| モーゼス | いざっちゅう時に力を出せれば、それでええんじゃ |
| ジェイ | そんなだらしない生活態度で、いざという時に対応できるとは思えませんけどね |
| モーゼス | 何じゃ、疑うんか。だったら試してもええぞォ |
| ジェイ | …わかりました。じゃあ試してみましょう |
| ジェイ | 今からあの木のところまで競争です!ぼくの走りについて来られますか!? |
| モーゼス | 駆けっこ勝負か。望むところじゃ! |
| 男の中の男 | |
| ジェイ | くっ、なかなかやりますね。寝起きのくせに |
| モーゼス | こんくらい余裕じゃ。まだまだいけるぞォ! |
| ジェイ | …!向こうから魔物が! |
| 男の中の男 | scene2 |
| ジェイ | はあ…はあ…結構大変でしたね |
| モーゼス | あんくらい何ともないわ。ジェー坊はもうバテたんか。まだまだ鍛え足りないようじゃの |
| ジェイ | …モーゼスさんの体力が底なしだという事は、わかりました |
| モーゼス | ほうじゃろ?いざっちゅう時は任しとけ。ジェー坊の事も守っちゃる |
| ジェイ | 何でぼくがあなたに守られないといけないんですか |
| モーゼス | ジェー坊もワイにとっちゃ家族みたいなもんじゃ。守るのは当然じゃろが |
| ジェイ | …! |
| ジェイ | …モーゼスさんにかかると、顔見知り程度の間柄でも、みんな家族扱いされそうですね |
| モーゼス | ほうかもしれんの。別にええじゃろ。それはそれじゃ。クカカカカ! |