NameDialogue
どっちがお好み?scene1
ジュディス…こんなものかしら
ジュディス柔らかいし、型崩れもしていない。ふふ、我ながら上出来ね
ジュディスこれならみんなも喜んでくれるかしら
ジュディスエステル、待たせたわね。あなたの方はどうかしら?
エステルはい、わたしの方もちょうど準備できたところです
エステル今日は自信あるんですよ
レイヴンふんふふ~ん♪ジュディスちゃんからのお誘い、楽しみだなーっと
レイヴンそういえば何をするのか聞きそびれちゃったけど
レイヴン何だって嬉しい~♪
レイヴンもしかしてすんごくいい事?それともまさかのイケナイ事?
レイヴンいやん、おっさん困っちゃう~
レイヴンおろ、話し声…何よ、俺様とジュディスちゃんだけじゃないの?
レイヴンって、はてこの声は…
ジュディスどうかしら、形も柔らかさも申し分ないと思うのだけれど
エステル…すごいです、ジュディス。こんなにきれいな形なんて…
エステルそれに…本当に柔らかい。うらやましいです…
レイヴンジュディスちゃんのが…きれいな形で…
レイヴン…柔らか…い!?
ジュディスあなたの方はどうかしら、エステル?
エステルジュディスのに比べたら…自信なくなっちゃいました…
ジュディスあら、謙遜することはないわ。形も艶もとってもそそるもの
ジュディスでも弾力はどうかしら…?
エステルあっ、ジュディス…
エステルそんなに触ると…
レイヴンちょ、ちょっと何よ、一体、何事が進行しちゃってるっていうのよ!?
レイヴン麗しいご婦人が二人して何をなさっておられるというのよ?
レイヴン気になる。気になりすぎる
レイヴンけども、これ出てっていいの!?
レイヴンいや呼ばれたんだし、ここは堂々と…
ジュディス…待って。今、外で何か聞こえた気がするわ
レイヴンげっ!ヤバ!
ガチャ
ジュディス…確かに何か聞こえたと思ったのだけれど
ジュディス気のせいだったのかしらね
ガサガサ
グオオオオ!
ジュディスあら、やっぱりいたのね
ジュディスせっかくだけど、今取り込み中なの。お引き取り願おうかしら
どっちがお好み?scene2
ジュディスこれでまたしばらくは安全ね
ジュディスありがとうエステル、助かったわ
エステルびっくりしました。本当に魔物がいただなんて
ジュディスさ、中に戻りましょ。エステルのをまだいただいていないもの
エステルはい!
エステルあ、待ってください
エステルあそこにいるのは…ユーリ!
ユーリ来いっていうから何かと思えば、何だ、魔物退治かよ
ジュディス安心して。そっちはもう終わったから
ジュディス呼んだのはもっといい事のためよ
レイヴンふぅ~、危ない危ない。危うく見つかるところだった…
レイヴンって俺様、呼ばれた身なのに何でこんなコソコソしなきゃならんのよ
レイヴンにしても、あの小屋の中で一体何が…
ジュディス…いい仕上がりだと思うわ、エステル。頑張ったのね
エステル本当ですか?うれしいです!
ジュディスふふ、せっかくだからユーリに判定をお願いしようかしら
ユーリオレが?
ユーリおいおい、別に優劣つけるようなもんじゃねえだろ
ジュディスそうかしら?正当な評価がまた新たな切磋琢磨につながるものよ?
エステルわたしも知りたいです。ユーリ、お願いします
ユーリったく、これなら魔物退治の方がよっぽど楽だったかもな
ユーリどれ…
レイヴンん、んなっ!?青年!?い、一体いつの間に混ざってんの!?
ユーリ…ん。ジュディのは大きさも柔らかさも申し分なし、だ。ダイナミックな繊細さって感じだな
ユーリエステルの方は、やや小ぶりだが手頃な大きさだ
ユーリこんなところにもお姫様らしい上品さがよく出てると思うぜ
レイヴンななな何やってんの、青年!一人であんな事やこんな事…!
レイヴンんがー、おっさん、もう限界!!
ジュディスで、どっちが上かしら?
ユーリやっぱ優劣はつけらんねぇよ。どちらもそれぞれの良さがある。それでいいじゃねぇか
レイヴンはいはい、おっさん、参上しました!混ぜて混ぜて~!
レイヴンって…あ、あれ?
ジュディスあら、おじさま、いらっしゃい。遅かったから始めちゃってたわ
レイヴン始めちゃってるって…
レイヴンあのー、何…を?
ユーリ見りゃわかんだろ、飯食ってんだよ
ユーリほら、これ。豚の角煮。食えよ、美味いぞ
レイヴン…へ?何?か、角煮?
レイヴン角煮って食べ物の角煮?
ジュディス他にどんな角煮があるのか知らないけど、私とエステルの作ったのを食べ比べしてもらってたの
ジュディスどちらも自信作よ。角煮以外にも色々作ったから、どうぞ、召し上がれ
レイヴンかっ、かく…か、かか…
レイヴンあ、あはは…
レイヴン…はい、いただかせていただきます…
ユーリやれやれ、どうやらおっさんの思い描いてたもんとはちっとばかし違ってたようだな
エステル…?
ウズウズしちゃう♪scene1
ジュディス気持ちのいい天気ね。木陰でお昼寝したくなりそう
ユーリだな。平和そのものって感じだが、けど、ここに例の強力な魔物がいんだろ?
ジュディスええ、街の人達はそう言ってたわ。あと懸賞金も出てるから、賞金稼ぎも狙っているそうよ
ユーリそれはそれは、ご苦労なこった
ジュディスあら、おじさま、随分ご機嫌ね。何かいい事でもあったのかしら?
レイヴンいい事も何も、まさに今よ!今!
レイヴンこうやってジュディスちゃんと一緒にいられるなんておっさんこの上なく幸せ~!
ジュディスふふ、そんな事で喜んでもらえるなんて、光栄ね
レイヴンまあ、約一名、お邪魔な青年がいるけどね
ユーリってオレかよ。お邪魔で悪かったな
ユーリしっかし、本当にうれしそうだな
ユーリいつもの事とは言え、さすがにちょっと気味が悪いぜ
レイヴンだってジュディスちゃんってば、スタイル抜群だし~、美人だし~スタイル抜群だし~
レイヴンどこかの天才魔導少女とは大違いよ
ユーリ何で二度も言うんだよ…
ユーリっていうか、リタのやつに聞かれて消し炭にされても知らねえぞ
ユーリ調子に乗んのもいいが、ジュディの槍で串刺しにされないようせいぜい気をつけるんだな、おっさん
レイヴンあ~ん、もう、おっさん、ジュディスちゃんの槍で貫かれた~い!
レイヴンそんでそんで~、ジュディスちゃんの愛の雷に撃たれ、愛の炎に包まれたい!
ジュディスふふ、楽しそうね
ユーリったく…
ユーリま、きっちり働いてくれりゃ、こっちは文句はねえけどな
ジュディス待って。何か聞こえるわ
ユーリ…ああ。向こうの方からだな
ジュディス例の魔物さんとご対面かしらね
ユーリだったら話が早くて助かるんだがな、さすがに早過ぎんだろ
ジュディスあら、出会いはいつだって思いがけないものでしょ?
ジュディスどれほど強いのか楽しみだわ
レイヴンおっさんも楽しみ~
ユーリちったあ落ち着いたらどうなんだ、おっさん
ジュディス早く行きましょ。おじさまはどうするのかしら?
レイヴン行く行く!おっさん、ジュディスちゃんについていきまーす!
ジュディスあら、先客がいたようね。あれが噂の賞金稼ぎ達かしら?
ユーリみたいだな
ユーリ連中の獲物…あれが例の魔物か?確かになかなかの迫力だな
ジュディスええ。でも賞金がかかっている魔物とは違うわね。聞いていた姿とは違うもの
レイヴンそう言えば、その魔物以外にも、ここには普段お目にかかれないすんごく強力な魔物がいるらしいよ
ジュディスそれはそれで楽しみね。期待で胸が膨らむわ
レイヴン何と、今よりさらに膨らむの?
レイヴンそりゃ大変だ、どれどれ、おっさんが確認を…
レイヴンぐぼぁ!
ジュディスあら、ごめんなさい。大きな虫が寄ってきたのかと思ったわ
ジュディスそれにしても…強そうな魔物に比べて魔物と戦う人達はちょっと頼りない気もするわね
ユーリそう言われりゃそんな気もするが、賞金稼ぎっていうぐらいだ。それなりの腕を持ってんだろうよ
ジュディスだといいけど…。何だか、胸騒ぎがするわね
レイヴンなになに?胸騒ぎ?
レイヴンどれぐらい騒いでるのかおっさんが胸の音を聞いてあげま──
レイヴンぼべぇ!
レイヴンあたた…
レイヴン他愛のない冗談じゃないの、ジュディスちゃん…
ジュディスごめんなさい。冗談に聞こえなかったものだから
ユーリちょっと待った。何か様子がおかしい
賞金稼ぎぐわああーっ!
レイヴンありゃま、賞金稼ぎ連中まとめて吹っ飛ばされちゃった。こりゃちょっと洒落になってないわ
ジュディス魔物がこっちに向かってくるわ。随分ご機嫌ななめのようね
ユーリんじゃま、ちょいとひと暴れと──
ジュディス待って。先に賞金稼ぎ達を避難させた方がいいわ
ジュディス魔物は私が引き付けるから、その間にお願い
ユーリおいおい、一人でやる気か?
ユーリ…しょうがねえな、すぐ戻るから無茶すんじゃねえぞ!
ウズウズしちゃう♪scene2
ジュディスふふ、いい汗かかせてもらったわ
ジュディスそれにしても…賞金稼ぎってあんな弱くてもなれるものなのかしらね
ユーリったくジュディのやつ、本当に一人で片付けちまいやがった
レイヴンあ、あんなに強かったかね…?
レイヴンそれに、何だか鬼気迫るものがあったような気がするんだけど
ユーリご苦労さん。まさか一人で倒しちまうとはな。無茶すんなって言わなかったか
ジュディスつい熱くなって最後までいってしまったのよね
ジュディスあなたの分を取っておくのを忘れていたわ、ごめんなさい
ユーリ歯応えのある相手に出会えて満足ってとこか
ユーリま、賞金稼ぎ連中も無事だったし、よしとするさ
ジュディスでも、何だかまだ物足りない気もするわね
レイヴンあれだけ暴れておいて、まだ物足りないなんて、ジュディスちゃん血の気が多いねえ
ジュディス…そう言えば、おじさま、さっき、私の槍で貫かれたいって言ってたわよね?
レイヴンえ?
ユーリああ、そういや言ってたな
ジュディス雷にも撃たれたいとか──
ユーリ炎で焼かれたい…とも言ってたぜ
レイヴンえ?
レイヴンいやその確かに言いましたけど、それはその言葉のあやというか、その、何と申しますか
ジュディスおじさま、私を満足させてくれるかしら…?
レイヴンジュ、ジュディスちゃん、目が笑ってないんだけど…って、
レイヴンごめんなさい、ゆーるーしーてー!