| Name | Dialogue |
| カマ~ンお花見!名曲誕生 | |
| ジョニー | うーん、満員御礼、盛り上がってるねぇ。お花見はこうでなくちゃ |
| ジョニー | 桜も見事に満開だ。こいつはいい歌が浮かびそうだぞ |
| ジョニー | …おっ、あそこにいるのは── |
| ルビア | わぁ、綺麗な桜。花弁がひらひら舞って、とっても素敵ね |
| ジョニー | おー、可憐な少女よ~♪満開の桜に見守られ~♪舞い踊れ妖精のように~♪ |
| ルビア | な、何ですか、急に!? |
| ジョニー | 新しいジョニーナンバー…つまり新曲さ。題名は『花の妖精の輪舞曲』 |
| ジョニー | おまえさんを見かけた瞬間、自然と浮かんで来たんだ。今日は調子がよさそうだぜ |
| ルビア | あたしの歌…!?花の妖精、だなんて何だか照れますね |
| ジョニー | おまえさんと桜吹雪の組み合わせ…まだ新たな歌が浮かびそうなんだ。少し同行させてもらってもいいかい? |
| ルビア | あたしはお散歩していただけですからいいですよ |
| ジョニー | それじゃあ、行こうか。新しい歌を求めて |
| リアラ | あっ、ジョニーさん。曲を作ってるんですか? |
| ジョニー | ああ、見事な桜にいい歌が浮かびそうでな。おまえさんはお花見か? |
| リアラ | はい、そんなところです。今日の桜は特別ですから |
| ルビア | 特別…?あ、満開って事? |
| リアラ | ただの満開じゃないわ。今日は歴史に残る出来事が起こる…わたしはそれを見届けに来たのよ |
| ルビア | 歴史に残る出来事…? |
| ジョニー | はは、確かにこれだけ素敵な景色だと何かが起こりそうな気がするな |
| ジョニー | そういう感性、俺は好きだぜ。おっ、いい歌が浮かんできたぞ |
| ジョニー | 花に刻まれし記憶と~♪胸に刻んだ歴史を~♪ |
| ジョニー | 語り継げ~♪その瞳に~♪映るものを信じて~♪ |
| ジョニー | 題名は…そうだな…『儚き少女と歴史の賛歌』 |
| リアラ | わたしの歌ですか…?すごい、こんな短時間で… |
| ジョニー | 今日は調子がいいんだ。それに題材が素敵だからな |
| リアラ | ふふ、素敵だなんて…。あの…ジョニーさん。わたしも一緒に行っていいですか? |
| リアラ | ジョニーさんが作る歌、もっと聞きたいんです |
| ジョニー | そう言われて断る理由なんてないさ。一緒に行こうぜ。なあ、ルビア? |
| ルビア | もちろん。お花はみんなで見た方が楽しいですもんね |
| リアラ | ありがとう |
| リアラ | ジョニーさんについて行けば…わたし達の時代に語り継がれているあの瞬間に出会えるはず… |
| ジョニー | …おや?そこにおられるのは、まさか… |
| リアラ | リチャード…!と、一緒にいるのは、まさか… |
| リチャード | やぁ。君達もお花見かな?よかったら一緒にどうだい? |
| ナタリア | お弁当もたくさんありますわよ |
| エレノア | お茶菓子の用意もありますから是非、皆さんもどうぞ |
| リチャード | 今日は無礼講だからね。国も身分も関係なく、この見事な桜を楽しもうじゃないか |
| ルビア | 国も身分も…って言っても、この組み合わせ、ただ事じゃないですよ |
| ルビア | もしかしてリアラが言うように、本当に歴史的な事件がここで起こるの…!? |
| リチャード | はは、大げさだよ。僕達はただ、お花見を楽しんでいるだけさ |
| ナタリア | ええ。リチャード陛下やエレノアと偶然お会いしただけですわ。特別な意味はありませんのよ |
| エレノア | 私も恐れ多いと思ったんですが、気さくにお誘いくださるのでお言葉に甘えたんです |
| リチャード | 桜を見ていて思ったんだ。花を愛でる間ぐらい、国や身分の事は忘れるべきだってね |
| リチャード | 桜は誰の上にでも平等に美しい姿を見せてくれる |
| リチャード | 風に吹かれて散る時ですら美しさを損なわず、万人に平等であり続ける… |
| リチャード | 僕はそういう王に──いや、そういう人間になりたい。だからみんなでお花見をと思ったんだ |
| ナタリア | 私達も、そのお話に感銘を受けてこうしてご一緒させていただいてるんですのよ |
| リアラ | そうだったんですね |
| ジョニー | 素晴らしい話だ!俺も感銘を受けたぜ |
| ジョニー | 何か…湧き上がってくるぞ!熱い想い…!熱い歌が…! |
| ジョニー | イエーイ!来たぜ!題名は『風と桜のプレリュード』 |
| リアラ | …! |
| ナタリア | 歌ですか?いいですわね、お花見らしくて |
| リチャード | ああ。是非聴かせてほしい |
| ジョニー | 勿論さ!行くぜ! |
| ジョニー | おお、咲き誇れ~♪王も民も魅了して~♪果てなき空~飽くなき桜~♪ |
| ルビア | あはは、こんなに楽しい雰囲気なら歴史的な大事件って感じじゃないわね |
| リアラ | ふふ…でも実は、今まさに、歴史的事件が起こっていたりして |
| ルビア | えっ…? |
| リアラ | 『風と桜のプレリュード』…まだ粗削りだけど、これが完成すれば後世まで語り継がれる名曲になるわ |
| ジョニー | そんなに気に入ってくれたのかい?だが粗削りとは言ってくれるね |
| ジョニー | 確かに俺も、どこか物足りないような気がしていたところだ。おまえさんも、そう感じるんだな? |
| リアラ | ええ。勿論、今の曲も素晴らしいわ。けれど、磨けばもっともっと素晴らしい曲になるはずよ |
| リアラ | (だって未来では… もっと素晴らしい歌詞で 万人を感動させているもの) |
| ジョニー | いいだろう。おまえさんのその期待に応えようじゃないか |
| ジョニー | この桜のように、誰の心にも等しく響く最高の歌を完成させてやるぜ! |
| リアラ | ええ!ジョニーさんなら出来ます! |
| リチャード | 後世まで語り継がれる名曲とはジョニーとはいえ簡単ではなさそうだね |
| ナタリア | ええ。でも是非聴いてみたいですわ |
| エレノア | そうですね!夢のような話ですけど信じたいです |
| ルビア | ジョニーさん、頑張ってください |
| ジョニー | ああ。言っておくけど、夢ってほどあり得ない話でもないぜ |
| ジョニー | この桜は、誰にでも平等に美しい。だったら、みんなのその桜への想いを集めた歌にすればいいんだ |
| リチャード | なるほど。名案だね |
| ジョニー | これだけ花見客がいるんだ。みんなの桜に対する想いを聞いて回れば、歌が出来上がるだろう |
| ジョニー | 必ず歌を完成させるから待っててくれよ |
| リアラ | はい、いつまでも待っています。わたし、その歌が誕生する瞬間を間近で見たくてここに来たんですから |
| ジョニー | 人をその気にさせるのが上手いな。それじゃ、作詞開始だ! |