Event | Name | Dialogue |
| エピローグ | scene1 |
| オリエ | ──ティルグさんの声は、会場中のみなさんに聞こえているみたいですね |
| ミラ | 精霊同士、このように話す事はあるが慣れない者は驚いているようだな |
| パスカル | あははは、面白い!何これー |
| スタン | よかった、みんな聞こえてるのか!夢かと思ったよ |
| ルーク | そんで、ティルグよ!さっき言ってた、安心出来ねぇってどういう事だよ!? |
| ティルグ | 今、この平和な世界を実現した人間の力は見事なものだ |
| ティルグ | だが同時に、ここに至るまでそれほどの事件が何度も起きていたとは… |
| オリエ | 聞いていたんですか!?内緒で本にまとめて驚かせるつもりだったんですが… |
| ティルグ | …悪い事をした。だが、汝らの旅の話を聞く貴重な機会でもあったのだ |
| ティルグ | だが話を聞く限り、この世界は幾度も危機に陥りその度に汝らが苦労をしてきた |
| ティルグ | この先、何が起こるやもわからぬ。我が力を必要とする時が再び訪れるのではないか? |
| アイゼン | …ふ。甘く見られたものだ。サフィアを破壊した俺達にまだ願いをかなえる力が必要かと問うか |
| ルカ | …それにサフィアは願いをかなえる力じゃなく僕達の可能性を実現する力だった |
| ルカ | 裏を返せば、僕達がしっかり頑張れば何だって出来るって事なんだ。だから…大丈夫 |
| スレイ | オレも同じ意見だ。確かに時にはぶつかり合って、それで大きな事件になる時もあるけど… |
| スレイ | 人が人を思いやる気持ちはいつだってオレ達に困難を乗り越える力をくれる |
| スレイ | だからオレ達は、挫ける事なく、前に進めるんだ |
| ベルベット | …それに、この手で掴み取ってこそ意味が生まれる結末もある |
| ベルベット | 願いを叶えて結果だけ得ても意味なんてないわ。少なくともあたしにはね |
| カノンノ | 時には超常的な力が必要になる事もあるのかもしれないけど… |
| ミクリオ | 今はあらゆる世界から知恵と力を借りる事が出来る。解決出来ない問題はないさ |
| ユーリ | …って事だぜ、ティルグ。この世界ではお役御免だとさ。安心して旅立てよ |
| ティルグ | …汝らならそう言うだろうとは思っていた。故に、心配なのだ |
| ティルグ | その優しさと強さの限界を超える難関に立ち向かう時、我の力が役に立つだろうと… |
| ミラ | ふむ…。話が平行線だな。ならば、こうするのはどうだ? |
| ミラ | 精霊は時に、人に試練を課し乗り越えた者の力を認め、信頼する |
| ミラ | ならば、ティルグ。お前も試してみないか、私達を |
| ティルグ | …… |
| ティルグ | よかろう。ならば汝らの中から代表者を数名選ぶがいい |
| ティルグ | 全力の我と戦い、勝利を収める事が出来れば、汝らの力は我を超えたと認めよう |
| ロイド | ティルグを超えろって事か… |
| ロイド | いいな、それ!何だか燃えてきたぜ! |
| ルーク | おう!俺達の実力、見せてやろうぜ! |
| ユーリ | 何、行く気になってんだ。代表者を選べって言われただろ |
| ジュード | それなんだけど…代表者は星のカケラに選ばれた6人がいいんじゃないかな |
| ルドガー | 俺も賛成だ。元々ティルグに選ばれたみんなが適任だと思う |
| ベルベット | 妥当ね。一度はティルグに勝ってるわけだし |
| クレス | みんながいいなら、僕も賛成だ。ティルグに、僕達の成長を感じてもらえる、いい機会だからね |
| ミラ | なるほど。私も異存はない |
| ソフィ | これでティルグが安心してくれるなら…うん、頑張る |
| コレット | ロイドー!頑張ってー! |
| ゼロス | いいとこ見せてくれよ、ハニー! |
| ロイド | おう、任せとけ! |
| ルーク | つーわけで、俺らで行く事になったみたいだぜ、ユーリ |
| ユーリ | わかったよ。んじゃ、餞別代わりにオレ達の実力を見せつけてやりますか |
| ティルグ | …決まったようだな。では、我の元へ… |
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| ティルグ | …さぁ、覚悟はよいか |
| ティルグ | 全ての知と勇をもって我に力を示すがよい! |
Event | Name | Dialogue |
| エピローグ | scene2 |
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| ティルグ | グォォッ…! |
| ルーク | へへ、どうだ! |
| ユーリ | もうへばっちまったか? |
| クレス | 僕はまだまだ行けるよ! |
| ソフィ | わたしも、いける |
| ロイド | ああ。余裕だぜ |
| ミラ | ティルグが納得するまで…何時間でも相手をしよう |
| ティルグ | ふっ…強がりを言う。汝らも、もうほとんど力が残っていない事ぐらいわかる |
| クレス | …バレてるか。でも、だからって諦めたりしないよ |
| ルーク | おうよ!何時間だって相手してやるぜ! |
| ユーリ | お前がへばるまで、俺達が先に倒れるわけにいかねぇからな |
| ソフィ | まだ来るなら…戦う |
| ロイド | ああ。そんで、最後まで余裕で笑っててやるぜ! |
| ティルグ | …見事だ |
| ティルグ | …汝らの力を認めよう |
| ティルグ | そして…我を想い、苦しくとも凛と笑顔を見せるその心は何よりも強い |
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| ミラ | では… |
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| ティルグ | 試練は合格だ。汝らになら…この世界を託せる。一片の憂いもない |
| ソフィ | よかった… |
| クレス | ああ。僕、あと一撃喰らってたら危なかったかも |
| ロイド | さすがティルグだよなー |
| ルーク | でも、勝ちは勝ちだぜ |
| ユーリ | …ったく。終わった途端に気ぃ抜きすぎだろ |
| ユーリ | といっても、オレもとっくに限界超えてるけどな |
| ティルグ | …変則的な形ではあるが我の試練を乗り越えた事になる |
| ティルグ | 汝らが望むのであれば伝承になぞらえ最後に一つ、願いをかなえよう |
| ユーリ | 願い?そういうのはいらねぇって言ったばかりだろ |
| ロイド | いや…一つ、あるぞ |
| ティルグ | …言ってみろ |
| ロイド | これから、別の世界に行くんだろ?そこがどんなとこかわかんないけど… |
| ロイド | 俺達の事、忘れないでくれよな |
| クレス | …そうだね。この世界の事もたまには思い出してほしい |
| ミラ | オリエが作った本を時々目にするだけでもいい |
| ユーリ | じゃあオレからは…向うでも楽しくやってくれ…ってとこだな |
| ソフィ | ティルグ、元気でいてね |
| ティルグ | ………… |
| ティルグ | …その願い、かなえよう |
| ティルグ | 汝らとの記憶…その想い、わが胸に── |
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| ティルグ | 願わくば、新たな世界でも汝らのような者に出会えん事を── |
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| オリエ | …よし、と。これでみなさんから聞いたお話を本にまとめる事が出来ました |
| オリエ | 本の題は…交差する想いが繋いだ星の物語──「テイルズ オブ アスタリア」 |
| オリエ | ティルグさん。この本、受けとっていただけますか? |
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| オリエ | 本が…光って、消えて… |
| オリエ | 受けとっていただけたのですね。ありがとうございます |
| オリエ | では…これで本当にお別れですね |
| オリエ | 今までこの世界に生きるみなさんの冒険を長い間、見守っていてくださり… |
| オリエ | 本当にありがとうございました |
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